ちょっと古い小物達(Compaq iPAQ)

古い小物達の棚卸し、今夜は非常に懐かしい、PDAの中ではPalmについで?売れたかもしれない今は無きCompaqの初代iPAQを。

iPAQ

所謂windowsCE(厳密にはpocket PC)の極初期の世代に相当するPDAのうち、国内でもかなり出回っていたと思われます。

まだPDAがモノクロ液晶全盛の時代にカラーTFTで表示されるPIM画面は非常に美しく、予定表などの表示がモノクロと比べるととても見やすかったのが印象的ですね。

しかしながら当時のwindowsCEは全盛であったwindows95より以前のwindows3.1を連想させるUI(window上部が青地のバーに単色白地の文字とアイコン)であったため、見た目の美しさとは裏腹にとても古臭く感じたのも事実でした(このMS製Embedded系OSのUI軽視の悪しき風潮は最新のwindows phone8でようやく解消されましたね)。実際に併用していたPalmの方がモノクロでかつ、タスクスイッチ式にも関わらずUIが良いように感じたくらいです(mac的だったとも言えますね)。

UIには不満がありましたが、windowsとの連携はもちろん良好で、自動syncによるoffice(特にoutlook)との連携は当時から快適に使用することが出来ました。

デザインは全盛期のCompaqらしいボリューム感と曲線を多用した流麗なデザイン。ボタンの造形にも意を凝らしており、十字カーソルボタンの隙間がスピーカーとなっており、wav音を鳴らすことが出来たりします。

最大の弱点はカラー液晶故の消費電力の大きさから来るバッテリー寿命の短さとそれをカバーしようとしたために生じたボディ重量の増加です。このため、Pocket PCとは名ばかりの「ポケットに入れると破れてしまうPDA」に甘んじる結果となっています。

色々不満もありましたが、変態蛍光灯(真っ黄色)に染まるクリーンルームではカラー液晶の見やすさとバックライトの明るさのおかげで作業の供としては大活躍(おかげで液晶ちょっと割れてます)でした。

Pocket PCはこれまでのPDAと異なり、ゲームやアプリも若干ながらパッケージとして販売されており、PCショップにはPDAコーナーが出来る位に普及の兆しを見せましたが、前述のようなUIの貧弱さとCPUごとにバイナリが異なるという当時としてはやむを得ない事情(ARM/MIPS/SHと3種類のコードが存在し、アプリによってはCPUが限定された)が開発者を混乱させたのか、Palmの衰退と軌を一にして消滅の道を進んでいきました(その間に携帯電話とi-modeの爆発的な普及があります)。

その後のPDA遍歴はこれまで紹介してきた3台から(ほかには、HP LX200、カシオペアとPalm pilotも使ってましたが)依然としてベストPDAであるhandspring treoにスイッチするのですが、PDAと呼ばれる端末が多機能化して恐竜化し始めてたきっかけとなった一台ではないでしょうか。

<ちょっと気になる点>

  • Palmもそうですが、この時代のPDAになると、現代まで続く4個ボタンとカーソル操作用の十字キーを備えているんですよね。appleはこれが非常に気に入らないのか(部品代を圧縮するためも)タッチパネルに邁進したわけですが、ハードキーの良さもあるかと思います(Blackberry 10もメニューキーが無くなるらしいので余計に…)
  • バッテリーが持たないと書きましたが、実際には1日くらいは充分に持つので現代のスマートフォンとそんなに変わらないのです。写真のiPAQはオプションのcompact flashスロット付カバーを付けていますが、同じサイズで拡張バッテリーも売られており、こちらを付ければ1~2日くらいは平気で使えたと思います(もはやコートのポケットくらいにしか入りませんが)
広告

コメントを残す

以下に詳細を記入するか、アイコンをクリックしてログインしてください。

WordPress.com ロゴ

WordPress.com アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Twitter 画像

Twitter アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Facebook の写真

Facebook アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Google+ フォト

Google+ アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

%s と連携中