身近な小物達(Hamilton khaki automatic)

オーバーホールから無事に帰還したので、記念にちょっと掲載。

今から10年ほど前、当時の収入からしたら大した金額な訳でもないにも拘らず、さんざん迷った挙句に購入した一品。それ以来ずっと自分の左腕を占め続けています。Hamilton khaki automaticです【クリックでフルサイズ】。

Hamilton khaki automatic1

丁度前職で大変お世話になった、私にとって数少ない師匠と呼べる存在の方が突然、会社を辞められたのとほぼ同じタイミングで購入したので、この時計を見る度にそのときの思い出がよみがえる事があります。

学生のころから電車通学だったため腕時計は必須であり、長らく学生時代に姉から贈られた多針式(シチズンの3針式に針式の月、曜日表示、外周にカレンダーという6針式クオーツというレアな一品)時計を使っていたのですが、度々電池切れに遭遇するようになり、その都度電池交換費用を請求されるのに少々嫌気がさしていたため「買うなら自動巻き」と決めた後、半年近く迷った末に購入しました。

まず、ハミルトンを買おうと思ったのはAutomaticではなく「本当の」Khakiの文字盤に惹かれたからです。

何とも言えないアースカラー(カーキ色)の文字盤に極めてシンプルでくっきりと描かれた白の時刻表示、何も足す必要も、何も引く必要もないそのシンプルさに心打たれたのでした。

当時、Khaki(現在でいえばfieldかmechaに相当)には手動巻きとクオーツがあったのですが、残念ながら自動巻きはありませんでした。

どうしても自動巻きが欲しかったので、Khakiのシリーズを色々調べた結果、辿り着いたのがAutomatic、しかも腕の細い自分に丁度ピッタリの38mmモデルだったのです。

最後にえらく悩んだのが文字盤の色です。現行では(こちらも欲しいのですが)緑の文字盤もあるようですが、当時は白と黒の2種類でした。

明らかに白の文字盤の方が時刻の文字も外周の秒刻みの目盛も上品な感じでとても良い雰囲気なのですが、どうしても許せなかったのが「秒針」だったのです。

現行の白文字盤の秒針はちょっと異なりますが、当時の秒針は所謂スポーツウォッチの針みたいに針の中間部分が膨らんでY字のような模様が入っていました。

Khakiのシンプルな造形が気に入っていた自分にはそのデザインされた秒針がどうしても納得することが出来ず、悩みに悩んだ末に現在の黒文字盤の方を購入した次第だったのでした。

上の写真(大分使用感がありますね)のとおり、何処までもシンプルな文字盤と3針のデザインは長年使い続けても全く飽きることなく、目障りになる事もない優れた造形だと思います。

今では少なくなりましたが、航空機のコックピットにあるアナログ計器の文字盤は見易さが絶対であり、常に同じ表示を求められるため易々とデザインを変更することも許されません。

Khaki Automaticはこの航空機用計器盤をデザインモチーフにしており、文字盤に刻まれたあくまでも見やすい時刻の数字、何の飾り気も無いけれと、正確に時刻を指し示す3本の針。そして文字と針を見やすく浮かび上がらせる漆黒の文字盤。

どれを取っても見易さを最大限に追求したデザインが貫かれています。

Hamilton khaki automatic2

もちろん、他の自動巻きのハミルトン同様、裏面を見ればガラス越しにメカが覗けるため、自動巻きならではのメカニカル感を楽しむこともできます【クリックでフルサイズ】。

自動巻きの割には薄めのケース幅と38mm径という、ちょっと小さめなサイズ、フォーマルでもアウトドアでも違和感がない落ち着いたベージュのバンドという組み合わせは何時でも無理無く使えるため、ここまで長くの間、飽きることなく使い続けられたのかと思います(おかげでこれまでベルトは4回交換しています。次は買えないかも)、

流石に購入して幾年月、ここ数年では厳冬のシーズンになるとゼンマイを巻き上げた状態でも動かなくなることが多々あり、グリスの古くなった竜頭はがちがちに固く、手巻きが困難な程になったために、購入して初めてオーバーホールに出したのでした。

今回はベルトも交換して心機一転。これからも、しばらくは私の左腕で時を刻み続けてくれそうです。

P3123839a

ベージュのベルトはオリジナルとちょっと異なりますが、ハミルトンの純正交換部品。

18mm幅というちょっと細めなので、探すのに苦労します。

今回のオーバーホールとベルトの調達先はこちらのお店です。

広告

身近な小物達(Hamilton khaki automatic)」への1件のフィードバック

  1. ピンバック: ブログ開設1周年の記録 | 八ヶ岳の南麓を彷徨って

コメントを残す

以下に詳細を記入するか、アイコンをクリックしてログインしてください。

WordPress.com ロゴ

WordPress.com アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Twitter 画像

Twitter アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Facebook の写真

Facebook アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Google+ フォト

Google+ アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

%s と連携中