中央構造線を北上する旅(1)始まりは木崎湖

海が身近な場所で育つと、どうしても夏になると海辺に行きたくなるものです。

山奥暮らしもなかなか良いのですが、子供の頃から夏場は湘南で過ごし、大人になってからは海釣りを好み、昔の職場ではレクレーションでモーターボートの操船をしていた身としては年に一度くらいは海が見たくなってしまいます。

夏が暑くなればなるほど、波の音と潮の香り、ミネラルたっぷりの暑い風を受けたくなるのはどうやら根っこの方にそんな海好きな自分の密かな想いが潜んでいるようです。

だったら、すぐにでも行けばいいじゃないかと言われそうですが、日本で最も海から遠いとも云われるここ八ヶ岳界隈(湿度の低さは海からの距離に比例するそうです、海から隔絶した茅野が寒天の名産地である理由)、海に行くのは北に行くにも南に行くにも結構しんどいんです。

そうはいっても行きたいものは行きたい!と、いう訳で変態さんのルールとしてわざわざ苦労するルートを取って海を目指す訳です。

諏訪湖の花火大会で混雑する諏訪地方を横目に高速道路で一路北へ、そのまま長野道を直江津まで抜ければすぐじゃん、なのですが、どうにも野尻湖の辺りを走るルートが遠回りっぽくて気に入らないんです(実際に距離も長い)。

そんな訳で、いつも日本海を目指すときは長野より遥か手前、名称も改まった安曇野ICから中央構造線沿いに北上を開始します。

梓川河畔の暑さを避けるように西に高度を取りながら穂高の山麓を北上すると、徐々に山並みに押し出されるように再び東に下っていきます。

信濃大町を越えて、谷沿いを抜ける国道と合流すると、すぐに美しい湖が左手に広がってきます。

稲尾駅前の踏切と木崎湖稲尾駅の踏切と木崎湖【クリックでフルサイズ】

某作品や、某作品や、某作品で一部ではすっかり有名になってしまった木崎湖です。

大糸線稲尾駅当日も花火大会だったようで、所謂そちらのファンの皆様がそちら系の車で大挙していらっしゃっていたのを見かけましたが、本当はこんな2両編成の列車が時折ゆっくり行き来する鄙びた場所だったりするのです。

木崎湖自体は中央構造線に成立した構造湖であり、ここから北へ伸びてい行く仁科三湖の最上流に位置します。

三湖のうち、もっとも観光地化が進んでいる木崎湖ですが、此処の魅力は湖面ぎりぎりまで広がるこの水田風景です。

木崎湖と稲穂1もう少し条件が良ければ北アルプスの山々をバックに入れることもできるのですが、夏場のシーズンは少々厳しいですね。【クリックでフルサイズ】

湖畔に広がる水田の稲穂はもう頭を垂れ始めています。標高の高いこの辺りだと、平地より一月ほど早い9月の末頃には刈り入れを迎えてしまいます。

木崎湖と稲穂2涼しげな波しぶきを上げてモーターボートが遠くの湖面を進んでいきます。【クリックでフルサイズ】

気温は高いのですが、山から吹き下ろす風が水辺や水田を抜けていくとちょっと涼しさを感じることが出来ますね。

広告

コメントを残す

以下に詳細を記入するか、アイコンをクリックしてログインしてください。

WordPress.com ロゴ

WordPress.com アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Twitter 画像

Twitter アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Facebook の写真

Facebook アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Google+ フォト

Google+ アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

%s と連携中