冬の始まり(冬季閉鎖前の美ヶ原)

偶然にも仕事の都合で3連休となった週末。

地上では紅葉が盛り上がっているようですが、標高の高いここ八ヶ岳南麓では既に冬の足音が聞こえてきます。

そして、この時期を境に山に向かう観光道路は徐々に本格的な冬シーズン「冬季閉鎖」となっていきます。

冬季閉鎖を翌日に控えた日曜日。今年も一足早く冬を迎えにビーナスラインの終点、美ヶ原に行ってみました。

初冬の霧ヶ峰スタートは何時もの霧ヶ峰より。

すっかり枯野の風景です。遠くに雪を戴いた北アルプスが望めます。この時期にしては6℃という、例外的な暖かさ。八ヶ岳ブルーも心なしかキレがありません(Lumia1020)。

三峰展望台から蓼科山ビーナスラインを霧ヶ峰から和田峠を抜けて美ヶ原方面に下っていきます。

和田峠を抜けて最初に眺望の開ける三峰展望台付近。峠の茶屋は既に店じまい。シーズン中の週末であれば本線上まで駐車する車が溢れるこの界隈も、今日はとても静かです。

遠くに蓼科山を望みます(Lumia1020)。

ビーナスラインの積雪2013/11/24ビーナスラインは霧ヶ峰までは完全ドライですが、その先は山影毎に凍結路が顔を見せ始めます。

特に霧ヶ峰駐車場から八島駐車場の間にある沢渡は、この時期になると完全凍結路になります。途中にヒュッテがある関係で八島駐車場までは冬季閉鎖にならないため、この時期になると必ずノーマルで侵入してスリップしたり、スタックする車が何台も現れます。

※たとえ凍結部分を通過できても、八島駐車場から先はどの方向も冬季閉鎖になっているので再び霧ヶ峰に戻る事になります。霧ヶ峰まではドライだからと、スタッドレスやチェーンをお持ちでない車は八島方面には進入しないように心がけてくださいね。

落合大橋から美ヶ原台地を凍結路を幾度か越えながらビーナスラインを北上していくと、美ヶ原台地の足元に架けられた落合大橋に到着します。

橋から見上げる美ヶ原は冬の青空。標高1600m程のこの場所では、木々はすっかり葉を落としています(1.Lumina1020)。

さて、ここから一気に300mの標高をつづら折りでよじ登っていきます。馬力の弱い我が愛車SX-4にはキツイ登りです。

山本小屋からのアプローチキツイ上り坂を上り詰めると、標高約1900m。小さな駐車場を備えた山本小屋の売店前に到着します。

一般車はここで終点。車を降りて、後は徒歩で美ヶ原台地を進んでいきます。

この季節にしては異様な程の暖かさ。それでも足元の雪を踏みしめながら台地の上の遊歩道を進んでいきます(2.Lumia1020)。

雪の美ヶ原台地遊歩道山本小屋を通過すると、景色が一気に開けてきます。雪原の美ヶ原です。

右手には美ヶ原の主峰、王ヶ頭に林立する電波塔群が見えてきます(3.Lumia1020)。

王ヶ頭電波塔群と北アルプス連峰柵越しには遠く、北アルプスの峰々の連なりが見えていきます(4.Lumia1020)。

美しの塔と王ヶ頭電波塔群駐車場から15分ほど、雪に足を取られながら台地の遊歩道を進んでいくと、美ヶ原のメインステージ、美しの塔に到着です(5.Lumia1020)。

美しの塔1もはや冬晴れと言っていいでしょう。青空の下、起立する美しの塔です(6.Lumia1020)。

美しの塔2もうワンカット、美しの塔の先には天空までも抜けていく青空が広がります(7.Lumia1020)。

美しの塔から北アルプス美しの塔から北アルプスの山々を遠望。もうすっかり冬山の装いです(8.E420)。

美ヶ原台地の雪原風景美しの塔から望む美ヶ原台地の雪原風景。シーズン中とは全く異なった装いを魅せてくれます(9.E420)。

登山客がしばし途絶えると、広大な草原を抜けていく僅かな風の音以外、何も聞こえなくなってしまいます。遮るもののない、眩しい光だけが単調に降り注ぐ美ヶ原の雪原には日常と隔絶した世界が広がっています。

王ヶ頭電波塔群遠望もう少し台地を進んで塩舐め場にて、王ヶ頭の電波塔とホテルが間近に見えてきます(10.E420)。

冬山装備を持っている訳でもなく、日の傾くのが早いこのシーズン。王ヶ頭まであと半分といったところですが、ここで引き返します。

塩舐め場の看板塩舐め場の柵に取り付けられた牛さんの看板(11.Lumia1020)。

電波塔を所有する各社のスポンサードによってこの牧場が維持されている事が判ります。美ヶ原は霧ヶ峰同様に、長年人の手によって作り出されてきた景観なのです。霧ヶ峰の焼き入れで問題となっている事(森林化)と同じ事が此処、美ヶ原でも大きな問題となっているのですが、このような形で企業を含めた観光対策として、美ヶ原の景観が維持されている事を忘れないようにしたいですね。

美しの塔3日が西に傾き始めた午後。静かに佇む美しの塔(12.Lumia1020)。

明日からは観光客がぐっと減ってしまう、静かな冬シーズン。美しの塔は次の春を待ちながら此の場所で佇み続けます。

夕暮れの八ヶ岳を池のくるみより再び何時もの霧ヶ峰、池のくるみに戻ってきました。

夕暮れを迎えて枯野に広がるススキの先には雪を戴く八ヶ岳連峰のたおやかな裾野が広がっています。

春の野焼き延焼で丸坊主になってしまったガボッチョがちょっと寒そうにも感じます。上空では今シーズンの終わりを惜しむように夕暮れまでグライダーの風切音が響いていました(Lumia1020)。

赤色立体地形図コンビニで山っぷによる美ヶ原散策路赤色立体地形図(コンビニで山っぷ)による、本日の美ヶ原散策路と撮影場所です。

来シーズンまで約半年、美術館のTV-CMのように春を待つ美ヶ原は静かで厳しい冬のシーズンを迎えます。

御射鹿池の鏡像(Mirroring lake)

御射鹿池の鏡像昨日(11/23)の夕方に撮影した御射鹿池。

もう落葉松は落葉を迎えています。夕暮れの静かな湖面に綺麗に落葉松が映りこんでいます(Lumia1020本体によるデジタルスムージング画像)

画像をクリックして頂くとデジタルスムージング後の等倍(3072 x 1728)画像になりますが、デジタルスムージングで画素数が減っているのが全く気にならない画質です。むしろ周囲を切っている分、キレのある画像が得られています。

夕日の反射が抑え込まれた湖面に映る木々の枝一本一本が美しく表現されています。

>御射鹿池の四季の彩りはこちらにて。

Nokia Refocusはデジカメを越える面白いアプローチ

Nokia Lumia1020を使い始めて早一ヶ月。カメラにつぶやきに大活躍の日々です。

スマートフォンを越えるカメラ機能を全面に打ち出したLumia1020には、Nokiaから提供される様々な撮影支援アプリが用意されていますがその中でも面白いのが、最近公開されたNokia Refocusです。

機能自体はブラケッティング撮影の際に通常であれば露出を振る所をフォーカスを振って複数の焦点距離の画像を同時に取り込むだけなのですが、ここから先がNokia Refocusの凄いところ、非常に高度に制御された手振れ補正機能と画像処理を組み合わせて累進焦点画像を作り出そうという野心的なアプリケーションなのです。

論より証拠、こちらの画像を見て頂きましょう。

Created with Nokia Refocusデスクの上に置いた、モデルプレーン達。この画像では一番手前のANAのB747にフォーカスが合っています。

Created with Nokia Refocusそして、、画面内でフォーカスを合わせたい位置でタップすると、タップした位置にフォーカスが合った画像が「撮影後」に観ることが出来ます。どんなカメラでもフォーカスは撮影前に合わせるもの、といった常識を打ち破る操作です。

上の画像のように、撮影後に一番後ろ側のカーテンにフォーカスを移す事が可能です。

Created with Nokia Refocusそして、こちらが多点フォーカスで撮影された画像(多分6焦点くらい)を一枚の画像に合成した画像です。この画像は撮影後に僅かにワンクリックで得ることが出来ます。

フォーカス段階の中位に存在する部分などはどうしてもボケてしまうのですが、それでも前に載せた2枚の画像と比べると圧倒的に全体のフォーカスが合っている画像に見えるのではないでしょうか。

これはF2.2と極めて解放値が大きい代わりに被写界深度の浅いLumia1020にとって、絞り込み撮影と同じ効果が得られる事になります。前述のように合成画像故の弱点もありますが使い方次第では、新たな表現も可能となります。

Created with Nokia Refocus機能としては更にフォーカスが合った場所だけカラーを残して、それ以外の部分をモノクロに仕上げる機能もあるのですが、こちらはちょっと使い勝手が難しそうですね。

これ以外にもクラウド上に多焦点画像を公開する機能もあるのですが、個人情報を開示する必要があるので…まあ、必要ないかな、と。

Nokia、そしてLumiaシリーズはPure Viewというコンパクトデジカメを凌駕するほどの高画質な撮像系を得て、スマートフォン、ビデオ、そしてデジタルカメラの枠組みを超えていくアプリケーションを次々と登場させています。今後もどんどん楽しそうなアプリケーションを繰り出してきそうでわくわくさせられますね。

特にアプリケーションの変更/追加で全てのLumiaシリーズにも同一の機能を提供していく点は、実にPC的でスマートフォンとPCの中間を狙っているwindowsphoneらしいアプローチだと感じます。

Lumia1020 camera test(Yellow Acer)カエデの黄葉

WP_20131121_09_17_50_Pro__highres抜けるような朝の空の下、盛りを過ぎつつあった街路のカエデを。

中心部の素晴らしい画像のキレは、携帯カメラである事を忘れさせます。

このカメラ特有の柔らかな青空の色合いも気持ちいいですね。

【クリックでフルサイズ:大容量注意です!】