>御射鹿池の四季の彩りはこちらにて。
新年早々の3連休。仕事が入ったので、最終日だけのお散歩でしたが、年末から借りていたDP1 Merrillをそろそろ返すタイミング。最初で最後の八ヶ岳界隈での撮影は、冬場に行くにはちょいとキツイ、奥蓼科へ。
なお、掲載した写真は特記無き場合、DP1 Merrillの内臓JPEGによる撮って出しです。すべての画像は、クリックして頂くとフルサイズ表示に切り替わります。
この時期は一応、冬季閉鎖なのですが、牧場関係者が出入りするため、軽く除雪は入っています(進入はあくまでも自己責任で)。
気持ちの良い冬の青空が広がります。
こちらは八ヶ岳実践大学校の上側にある牧草地から八ヶ岳を正面に捉えて。
八ヶ岳実践大学校まで下がってきてびっくり、なんと雪の中で乳牛が放たれています。
日光浴が目的かと思いますが、外の気温は氷点下1℃。流石に雪が残っている場所は寒いらしく、地表が見えている場所に固まっていますが、それでも寒いんだろうな…と。
八ヶ岳実践大学校を後にして、エコーラインを西に進んでいきます。
途中、谷戸に広がる雪原の向こうに、白銀の八ヶ岳を望むことができます。
エコーラインから八ヶ岳の懐に再び進路を取り、一路、奥蓼科へ。
路面に雪が残る、傾斜12%の急こう配を標高差300m程登っていくと(実は路線バスも走っています)御射鹿池に到着しますが、今日はここに車を置いて、雪に足を取られながら圧雪の急坂を横谷渓谷側に下っていきます。
霧ヶ峰ほど標高が高くない、ここ奥蓼科ですと、樹氷が観られるのは降雪直後の僅かな期間だけ。昨晩も僅かに降雪があったはずですが、針葉樹の枝に雪が残る程度です。
横谷渓谷の絶壁に建つ温泉一軒宿、明治温泉に到着です。
温泉の裏庭がそのまま横谷渓谷の散策路となっており、この温泉の名物である『おしどり隠しの滝』が雪の渓谷を縫っていきます。
そして、明治温泉のもう一つの名物。それが冬場にしか見られない氷柱(人工)です。
本当は、夜間にイルミネーションで美しく装飾されるのを眺めるのが最高なのですが、急こう配の奥蓼科を冬季に夜間移動するのは極めて危険。殆ど宿泊客の方だけが楽しめるサービスなのですが、昼間に眺める氷柱も透明感があって、美しいものです。
そんな氷柱のバラエティを少々。
底冷えの寒さですが、氷柱に囲まれている間は何故か、とても心地が良かったのは、この場所が観光案内でも謳われているように、マイナスイオンで満たされているためでしょうか。
冬の夕暮れが足早に迫ってきます(Lumia1020)
普段はひっきりなしに観光客が訪れるようになったこの場所ですが、冬場は写真撮影の方が時折訪れるだけ。ひっそりと静まり返っています。
木々を抜けていく風の音が時折聞こえるだけの、真空のようなひと時が過ぎていきます。
真っ白な雪を被った蓼科山と横岳は少しずつ夕焼けに色づいていきます(Lumia1020)。
そして、何時もの瀬沢新田まで戻ってくると、八ヶ岳は夕焼けに輝き出しています。
東の空には、満月を間近に迎えた月が昇ってきています(Lumia1020)。
そしてDP1 Merrill最後の1枚。瀬沢新田から夕暮れの甲斐駒と富士山を。
腕がへっぽこなので、このカメラの特色を捉えた撮影はどうにも叶わなかったようですが、解像感のある絵が得られる事だけは確認できたような気がします。
これでDP1 Merrillは返却となってしまいますが、貸してくれたT君に感謝を。