春の彼岸に八ヶ岳西麓をゆっくりと

>御射鹿池の四季の彩りはこちらにて。

強風が吹き荒れ、吹雪となった昨日から一転、小春日和となった春の連休二日目。

まだ冬の面影を残す、彼岸の午後に八ヶ岳西麓を歩きます。

画像をクリックして頂くとフルサイズの表示になります。

春先の夕暮れ・立沢から南アルプス遠望立沢の圃場から南アルプスの山々を望みます。昨日も降った雪の影響で鳳凰三山も甲斐駒も真っ白です。

春先の夕暮れ・初春の入笠山水面を打つような輝きを見せる圃場の先には入笠山。シーズンも終盤を迎えた富士見パノラマスキー場のコースが西日を浴びて輝いています。

春先の夕暮れ・八ヶ岳中央実践農業大学校 八ヶ岳中央実践農業大学校の牛舎の外には春の日差しを浴びてのんびり日光浴をする牛たち。遠くに真っ白に雪化粧した南八ヶ岳の山々が聳えています。美濃戸から下ってきた路線バスには、満足そうな笑みを湛えた登山客の皆さんがいっぱいに乗っていました。

春先の夕暮れ・雪原越しに北八ヶ岳と霧ヶ峰真っ白な雪が残る牧草地の先に北八ヶ岳の山々と霧ヶ峰を。

春先の夕暮れ・南八ヶ岳全景麓に降りて、玉川の圃場地帯から南八ヶ岳の山々を全景で。

青空の下、粉砂糖をまぶしたように真っ白な雪化粧をした八ヶ岳を望むことが出来ます。

春先の夕暮れ・御射鹿池夕暮れを迎え始めた、奥蓼科、御射鹿池。すっかり落葉した落葉松の下に広がる雪景色をバックに白く凍った池が広がります。

春先の夕暮れ・御射鹿池3既に水温む彼岸。池の中央部まで解け始めています。

春先の夕暮れ・御射鹿池2解け始めた池の水面に雪化粧した斜面から夕日を浴びた落葉松の影が伸びていきます。

春先の夕暮れ・茜に染まる八ヶ岳夕暮れを迎えて茜色に染まる八ヶ岳の峰々を。麓はいえ標高1000mを軽く超える高原地帯の畑には、まだ雪が多く残っています。

春先の夕暮れ・茜に染まる八ヶ岳2茜に染まる八ヶ岳をアップで(Olympus E420)

「仮面の女神」国宝指定記念で無料公開中の茅野市尖石縄文考古館へ

「仮面の女神」国宝指定記念で無料公開中の茅野市尖石縄文考古館へ

New!(2016.6.25):明日6/26(日)のNHKスペシャルで御柱の特集が組まれますが、テーマは縄文。こちらの尖石縄文考古館も紹介されるようです。尖石縄文考古館よりの案内はこちらで。古代史ミステリー 「御柱」 ~最後の“縄文王国”の謎~、番組ホームページはこちらです。

 

New!(2015.5.6):昨日の放送、尖石縄文考古館の紹介が少なくて、ちょっと物足りなかった感もありましたが、ここで朗報。5/18は国際博物館会議(ICOM)が提唱する国際博物館の日に当たるそうで、それを祝して前日の5/17(日)は入館無料となります。残念ながら国宝土偶2体は、善光寺御開帳を記念して長野県信濃美術館に貸し出し中ですが、番組では伝えきれなかった尖石と八ヶ岳西麓の魅力を是非この機会に(テキストにも山梨の取材だなんて一言も書いてなかったのに…)。

New!(2015.4.26):春のNHK Eテレ新番組「趣味どきっ!」火曜日に放送中の橋本麻里さんがナビゲーターの「国宝に会いに行く」第6回“国宝一年生”縄文土器「縄文のビーナス」と「仮面の女神」 で、茅野市の尖石縄文考古館と富士見町の井戸尻考古館が採り上げられます。放送は5/5(火)21:30~より。

New!(2015.1.2):日本の、そして世界の美術品、作家たちを丁寧に紹介するNHK Eテレの日曜美術館。年末年始のスペシャル編「巡る、触れる、感じる~井浦新”にっぽん”美の旅~」で、案内役の井浦新さんが、八ヶ岳山麓の史跡を探訪。尖石縄文考古館に訪れて、2体の国宝土偶たちと縄文美術を語ります。既に本放送は終了していますが、1/3朝6:35~から再放送が予定されていますので、見逃された方は是非。番組のホームページはこちらです

New!(2014.8.21):手続き上の問題で遅れていましたが、漸く「仮面の女神」が正式に国宝に指定されました!茅野市の公式プレスリリースはこちらです

New!(2014.6.12):尖石縄文考古館の公式ページにも無料公開の情報が掲載されました。

「仮面の女神」国宝記念特別展 縄文の「お母さん」です。

6/14(土)から10/13(月)までの企画展です。6/14(土)から6/25(水)は国宝指定記念として2回目の無料開館が実施されます。国宝指定後初めての地元、尖石での公開です。

New!(2014.5.30):国立博物館に貸し出されていた「仮面の女神」が6/14に尖石縄文考古館に戻ってきます。

国宝指定を記念した特別展示が10/13迄の予定で開催されますが、オープニングの6/14から6/25までの期間中、再び無料公開が予定されています。縄文土偶を代表する二つの国宝を同時に見られる、貴重なこの機会に是非お越しください(ソースは信濃毎日新聞WEB版のこちらより)。

 

 

先週以来、報道等で紹介されていますように、茅野市にある茅野市尖石縄文考古館に収蔵されている重要文化財「仮面の女神」がこの度、国宝に指定されることが決定しました。

茅野市尖石縄文考古館に収蔵される国宝は「縄文のビーナス」に続いて2体目となります。これを記念して、3/19から3連休を含めた3/23までの期間、茅野市尖石縄文考古館は無料公開となっています。これまで全然行くことが出来なかったのですが、せっかくなので(無料なので…)午後遅い時間に訪問させて頂きました。

尖石縄文考古館・玄関茅野市尖石考古館の玄関です。無料公開という事もあり、駐車場が満車になってしまうほどの来館者で溢れていました。

尖石縄文考古館・館内館内の様子です。入り口に表示が出ていますが、撮影禁止の表記が出ている展示物以外は撮影OKです(主に、他の博物館より借用している展示物には撮影禁止の掲示がされています)。

尖石縄文考古館・土器展示室正面には土器を展示している広い展示室(展示室C)があります。圧倒的な出土物の数々を間近で眺めることが出来ます。一部にはケースもありません(画像クリックでフルサイズ表示になります)。

尖石縄文考古館・国宝展示室そして、こちらが国宝「縄文のビーナス」と、この度国宝に指定される「仮面の女神」を展示する部屋(展示室B)です。中央には「縄文のビーナス」が神々しいほどに輝いています。なお、仮面の女神は4月からの国立博物館での展示に向けて貸出し中とのこと。残念ながらこちらに展示されているものはレプリカになります(画像クリックでフルサイズ表示になります)。

尖石縄文考古館・解説ガイド展示室にはガイドの方が常駐(黄色いベストを着ていらっしゃいます)。パネルとモデルで紹介された出土状況や国宝指定に至るまでの経緯など、興味深いお話を聞くことが出来ます。撮影禁止なので、写しておりませんが、右手には他の国宝指定土偶のレプリカも展示されています。

尖石縄文考古館・特別展示室そして、こちらが特別展示室。今回の国宝指定を記念して、発掘当時の状況を解説したパネルや同時に出土した土器も展示されています。ケースの奥に今回国宝指定を受けた「仮面の女神」(複製)が見えています。

仮面の女神こちらが「仮面の女神」(複製)です。

写真で判りますように、右足が取れているのが判ります。手前に置かれているのが同時に発掘された右足の部分です。故意に外されていたと考えられています。

こちらの「仮面の女神」は「縄文のビーナス」同様、ほぼ完全な形で発掘された(多くの土偶は破壊された状態で発掘されます)非常に珍しい例で、それだけでも国宝指定に見合う価値があるそうですが、それ以上に重要なこととして、こちらの「仮面の女神」は墓と思われる場所に副葬物として収められていたと考えられており、祭祀を司った本人、もしくは本人が極めて身近に置いていたものではないかと考えられているようです。

尖石縄文考古館・前庭考古館を出て、前庭へ。眩しいい早春の夕日を浴びるこの雪の下にも縄文遺跡が眠っています。

数千年以上前の縄文の人々も、この風景を望んでいたのでしょうか。そんなロマンが溢れるのも八ヶ岳の魅力かもしれません。

<おまけ>

ご訪問される前に、縄文土偶についてちょっと予習をするのであればこちらの本は如何でしょうか(今回ご紹介した2体の土偶ももちろん紹介されています)。