GW最終日はちょっと早い新緑を追って(落葉松の新緑と忘れられた小邑)

茅野の小さな名勝を堪能した後は、近場にしか移動できない時のとっておきの場所へ。

茅野の市街から馬力不足のSX4に鞭を打ちながら杖突峠を登れば標高1400mを超えてきます。

観光客の皆様が頻繁に行き交う国道から脇に入ると、山の中に静かな湖が見えてきます。

新緑の千代田湖2まだ若芽が生え揃っていない落葉松林に囲まれる、千代田湖です。

もう一ヶ月あとの躑躅のシーズンになると多くの来訪客に恵まれるこの場所ですが、この時期はひっそりと静まり返っています。

市街から僅かに30分ほどで到着できる、落ち着きのある静かな湖畔です。

新緑の千代田湖1落葉松と千代田湖の湖面を重ねて。

流石に5月の始めですと、まだ落葉松の芽が出揃っていませんので、鮮やかさはありません。

静かな水面を鳥が羽ばたいていきます。

高遠少年自然の家前の桜並木千代田湖から少し降りて、高遠少年自然の家の前を抜けると、最後の桜が花を咲かせています。

ピークの時には国道の入り口から桜に包まれるように道を上がって来る事が出来るのですが、すでに5月。ここより下の桜はすでに散っています。

長岡新田日影入邑の由緒板千代田湖から国道に降りた後、ほんの少し杖突峠側に登ると、西の山に入り込む道が分岐しています。

2車線のきれいな道なのですが、地元の方か林道ファンでもないとあまり知られていないこのルートを抜けると、伊那市街を通らずに、箕輪ダムの畔から辰野方面に抜けることができます(狭路に自信のある方なら、ダム上流側から後山集落に抜けて、諏訪方面にダイレクトに抜けることも)。

綺麗に整備された林道の脇には、ダムができる前にこの地にあった集落、長岡新田日影入集落の離村を示す記念碑が建っています。

本村である長岡新田集落はすでに箕輪ダムの底。そして、ダム建設のために快適な道路ができたにも関わらず、本村とともに終焉を迎えた山間の小さな小さな邑は、林道脇の谷筋に今は僅かに住居跡を残すだけになっています。

長岡新田日影入邑中央構造線直近の脆い地質は常に崩落を繰り返しています。

集落跡の更に上部では、林道開通後に発生した大規模な地滑り跡の治山工事が今も続いています。

長岡新田日影入邑の桜主なき小邑に咲く桜の花は、その地名の如く午後の短い日差しを受けて最後の輝きを魅せています(E420)。

落葉松の新緑6集落跡の付近は一面の落葉松林(Lumia1020)。

落葉松の新緑が西日を浴びて眩しく輝きます。新緑の落葉松のカットを少々(画像をクリックしていただくとフルサイズで表示されます)。

落葉松の新緑4落葉松の新緑5落葉松の新緑7落葉松の新緑2落葉松の新緑3落葉松の新緑1山間の小邑に人影は失われてしまいましたが、その人々が育てた落葉松の林は今年もしっかりと芽を開き、新緑の季節を迎えようとしています。

GWの夕暮れ

連休もこれでおしまい。明日からはまた、日常が始まります。

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GW最終日はちょっと早い新緑を追って(茅野の小さな名勝・多留姫の滝)

New!:秋の様子を追加しました(2014.10.12、2014.11.3)

長かった(世間的には…ですね)ゴールデンウィークも今日でおしまい。

中には今週いっぱいお休みになられる方もいらっしゃるようですが、あまり出かけられなかった欲求を溜め込んで、明日からまた憂鬱な五月病にかからないように、少し気分転換で近場にお出かけです。

田植え前の水田越しに美ヶ原雲が多いながら、何とか天気が持ち直した、GW最終日。水が張られ始めた水田には低く伸びた雲が映っています。遠くに霧ヶ峰の山々を望んで。

多留姫神社1八ヶ岳西麓を一気に抜けるエコーラインからちょっと外れて県道に降りると、バイパスの橋脚越しに立派な鳥居が見えてきます。

ちょっと入りずらい位置からのアプローチになりますが、ここにはささやかながら美しい名勝が隠れています。

多留姫神社3今はバイパスの橋脚で陰になっていますが、鳥居の向こうには八ヶ岳が控えています。

この神社が八ヶ岳と深い関係を持っている事が判ります。

多留姫神社4境内全体がこのように公園になっています。

公園の名前は「多留姫文学自然の里」。神社と滝で構成された、小さな小さな茅野市指定の名勝です。

多留姫の滝パンフレット現地には、こんなパンフレットも用意されています(2014.10.12追加)。

多留姫神社2境内には古風な社が立っています。多留姫神社です。

諏訪の神社ではお約束の「御柱」がこちらも社の四隅に起立しています。

新緑の多留姫の滝3境内の裏には、小さな渓谷が控えています。

周囲のバイパスと、集落の風景からするとちょっと意外なほど鄙びた景色が広がります。

多留姫神社5由緒書きの看板です。狩猟の神様と思われがちな諏訪の神様とはいえ、こちらは水神。農耕を司っていたようですね。

それでは多留姫の滝、一周ツアーにご案内です(画像をクリックしていただくと、フルサイズで表示されます)。

新緑の多留姫の滝4滝壺側の木橋から一番下の滝壺を。

新緑の多留姫の滝5滝壺をアップで(E420)。

新緑の多留姫の滝1上段に登って、この滝のメイン。扇状に広がる滝の流れを(Lumia1020。シャッター速度1/800)

新緑の多留姫の滝7吊り橋の上から、多留姫の滝の全景を。扇の上のもう一段の滝があるのが判ります(E420)。

新緑の多留姫の滝6滝を流れ下った水は、冬の間に乾ききった圃場を潤すべく、下流へと流れ下っていきます(E420)。

新緑が始まったばかりの小さな名勝。これから緑がどんどんと濃くなっていきそうです。

秋の多留姫の滝20141012秋の多留姫の滝の様子も(2014.10.12)

多留姫滝の紅葉20141103紅葉する多留姫の滝(2014.11.3)