Windowsphone用の新しいtwitterクライアントはメッセージ管理体系に整合させるUIの統一化かも

爆発的な成長スキームにあったスマートフォンも遂に曲がり角。中国を中心とした低価格帯スマホへの市場移行によって。appleの急減速、三星の大幅減益と高価格、高収益を誇った先端モデルの成長に陰りが見え始めています。

もちろん、高価格帯スマホにかなり重心を置いていたwindowsphonはかなりの打撃を受けるわけで、春から開始された低価格帯端末向けのライセンス無料開放も、上記のトレンドに何とか乗らんとする動きの一環だったと思います。

そんなスマートフォンの成長と軌を一にして成長を遂げてきたtwitterもユーザー数の伸び悩み、特にアクティブアカウントの増加に明確な停滞感が出ているようで、経営陣の交代などという話も出てきていますね。

これら無料SNSの収益モデルをよく知るわけではありませんが、ユーザー数の増加による母集団数の増加を収益増の基盤にしている限り(一般的な資本主義経済構造に依拠していれば)、必ず訪れる、一時的な飽和点に到達したのでしょうか。

曲がり角を迎えた端末と、サービス。この二つを扱っている私としてはちょっと悲しい所なのですが、ここに来て忘れられていたかのように放置されていた、windowsphole向けの公式twitterクライアントのアップデートがやって来たのでした。

twitterクライアントアップデート概要既に他の端末用クライアントでは実装されている機能が漸く実装されるようです。

それでは、アップデート前後の比較を見てみましょう。

twiterクライアントバージョン3.1twitterクライアントバージョン3.2

まずはお約束のバージョンチェック。3.1から3.2へのアップデートになります。

twitterクライアント3.1設定画面twitterクライアント3.2設定画面

そして、設定画面にはタグ付きメッセージの公開エリアの選択表示が出るようになりました。

twitterクライアント3.2マルチ画像アップロード

そして、今回のアップデート最大の変更点でもある、画像のマルチアップデート機能。こんな具合で、以前のwindowsphoneのアップデートで加えられた、マルチタスクのタスク切り替え画面と同じデザインを採用しています。

terクライアント3.1画面レイアウト1twitterクライアント3.2画面レイアウト1

画面レイアウト的には画面高解像度化に合わせるように、返信、リツイート、お気に入りのボタンがメインスクリーンに乗るようになりました(3.1ではコメントを長押しすると、プルダウンメニューがフローティングで表示。機能自体は3.2でも残されています)。これによって有効表示エリアがかなり圧迫されてしまうようになりました。こうなると、無駄に広い画面上端に位置するメニューボタンのエリアがきになりますし、解像度の低い低価格帯スマートフォンの普及と相反する改良にはちょっと首を傾げてしまいます。この変更はどちらかというと、最大のユーザー数であろうweb版のクライアントデザインと統一したとみるべきでしょう。そして、右端にフォローボタンが追加された点にtwitterの苦悩が垣間見えます。

twitterクライアント3.2画面レイアウト2twitterクライアント3.2コメント返信機能twitterクライアント3.2メッセージ埋め込み返信

そして、他のクライアントでは常識的に実装されていた(あの画面の極めて狭いBlackberry版でも実装していた)コメント欄への画像表示が漸く対応されました。しかしながら、直接表示される他社のサービスには当然のようにフィルターがかけられており、instagramとfacebookにはリンクしか表示されない点は相変わらずです。他にも、500pixやtumbler、flickrといった画像サービスを中心としているSNSへのリンクは直接画像が表示されず、ワンアクション入れることで表示される点は、これら競合サービスに対してかなり意識している事が判ります(最近、twitterの1枚当たりの画像アップロード容量が増加したり、アップロードした画質の低下が改善したのもこれらサービスへの対抗でしょうか)。

更に、コメントへの返信メニューを見ると、今回のアップデートの狙いが明確に見えてきます。

引用リツイート用のファンクションが削除されて、その代わりにリンクのツイートとメッセージと一緒に返信の機能が追加されました。

この変更が所謂非公式RTの排除を目的とした改良であることは間違いなく、既にweb版でも適用されている画像リンクを含む非公式RTがコメントをcopyするだけではできなくなった変更と同様の理由であることは容易に理解できます。

これらの変更はSNSの収益性の生命線でもある、ユーザーのコメント情報を吸い上げるバックボーンとしての解析システムの制約から生じているのでしょうか。軽量を旨としたtwitterシステムの根幹でもある、タグの利用と公式RT、お気に入りのカウントに依拠する集計/解析システムが、あらゆるネットの情報源やSNSへのポータルとして、柔軟かつ豊富なサービスを欲するユーザー層とのかい離を見せ始めたとも見受けられます。

ただ、このまま豊富な機能をtwitterに載せると、元がシンプルな構造と見えるのtwitterの基幹システムでは、周辺機能の重さでシステム本体が倒れるでしょうし、恐竜化したシステムの末路は決してバラ色ではないことは、あらゆる商用ユーザーサービスにおいて言える点です。

はたして、ユーザーの利用方法を絞り込むこことで、SNSとしての情報収集機能を向上し、彼らの「顧客満足度」を上げることが先決なのか、それともタダでこつこつと情報を上げることで彼らの収益を支えているユーザーに対して、更なる利便を供することで、アクティブユーザーの流出を防ぎ、ユーザー層の底辺を広げていく事が適切なのか(ここのターゲットリーチ深度の広さと浅さがtwitter最大の利点であり弱点と常に謂われ続けているようですが)、サービスの分かれ目を感じさせる今回のアップデートでした。

twitterクライアント for blackberryバージョンアップ画面ちなみに、普段使いのBlackberryにも公式クライアントのアップデートが来ているのですが、ただでさえも狭い画面(480×320)にこれ以上ファンクションボタンが増えると、コメント表示自体が…と、なりそうなので当面アップデートは見送りです。

 

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