初夏の霧ヶ峰でレンゲツツジを追って(2015.5.31)

週末になって一気に夏空となった、八ヶ岳南麓。

気温は30℃に迫り、日中は出掛けたくなくなるほどの眩しい日差しが降り注ぎます。

それではと、少しでも涼しい高原に向けて出かけてみます。

水田と南アルプス2田植えの終わった圃場から、朝の南アルプスを望んで(5/27)。

まだ、涼しさを感じさせた今週b中盤の一コマ。

水田と南アルプス1今朝の南アルプスを圃場にて。

くすんだ青空に、沸き立つ雲は既に夏の装い。

初夏の緑日差しを避けて、林間に。

間伐された人工林には適度な日差しが差し込んで、心地よい明るさをもたらしてくれます。

霧ヶ峰のレンゲツツジ2一気に標高を上げて、霧ヶ峰へ。

野焼の延焼から2年。今年もレンゲツツジが花をつける季節が巡ってきました。

霧ヶ峰のレンゲツツジ4遠くに池のくるみを望む道路沿いからレンゲツツジの群落を。

今年は人手による刈込が行われたようで、下草が少し不自然に刈り込まれている様子が判ります。

霧ヶ峰のレンゲツツジ5池のくるみの湿地帯をバックに、刈り込まれた後に花を付けるレンゲツツジの群落。

例年以上に開花の早い今年(例年では6月の2週ごろ)。群落の先にはまだ開花していないレンゲツツジの灌木が広がっています。

野焼の延焼後、大分少なくなったレンゲツツジですが、今年は多くの花を付けそうです。

霧ヶ峰のレンゲツツジ1周囲の群落も続々と花を咲かせ始めています。

霧ヶ峰山頂の鐘そのまま一気に霧ヶ峰の山頂へ。

峰々にかかる雲の様子は既に夏空です。

霧ヶ峰の青空麓の人込みから少し離れた霧ヶ峰の山頂から、北の空を望んで。

何時もであれば、夏空をグライダーが駆ける姿も楽しめるのですが、昨日発生した墜落事故の影響でしょうか、滑走路上にはテイクオフを待つ機体もなく、取材のカメラクルーが行き来していています(後で知ったのですが、滑走路の南側の斜面下に墜落した機体があったようです)。

伊那丸富士見台のレンゲツツジ少し標高を下げて、車山肩、伊那丸富士見台駐車場から蓼科山を正面にレンゲツツジの群落を。

まだ、ちらほらと花を付けている状態ですが、あともう少しで見ごろを迎えそうです。

レンゲツツジと蓼科山、白樺湖霧ヶ峰からぐっと標高を下げて、ビーナスラインの中継地点である大門峠の入口に。

目の前に蓼科山を望む、白樺湖畔のレンゲツツジは既に見ごろを迎えています。

遠くに望む蓼科山もすっかり夏の装いになってきました。

少し風の強い高原の気温は20℃程と、日差しは強いですが気持ちの良い午後のひと時。

6月に入って少し経つと、ちょっと鬱陶しい梅雨を迎えますが、高原に広がる草原は一面緑とレンゲツツジの朱色のコントラストに覆われていきます。

新緑の八ヶ岳東麓(躑躅にはちょっと早い八千穂高原)2015.5.24

日差しが戻ってきた日曜日。

仕事を抱えたままで、出かけるのに躊躇する状況ではありますが、閉じこもって片付かない仕事を前にして悶々としているくらいならと、ちょっと出かけてしまいます。

曇天八ヶ岳八ヶ岳東麓、野辺山の牧場から望む八ヶ岳は、まだ雪渓が残っています。

牧場の緑も大分濃くなってきました。

レタス畑から八ヶ岳を遠望1遠くに八ヶ岳を望む、レタス畑より。

春に植えられた苗が、大分大きくなってきました。午後の畑仕事をするべく、農家の方が麓の海尻側から続々と上がってきます。

レタス畑から八ヶ岳を遠望2レタス畑越しに赤岳と横岳を。

八千穂高原の少し早い白樺1一旦谷筋に下った後は、再び標高を上げて八千穂高原へ。

白樺林は緑に染まっています。

八千穂高原の少し早い白樺3名物のレンゲツツジの開花はあと少しといったところ。

白樺林越しに、八千穂レイクの湖面が望めます。

八千穂高原の少し早い白樺2白樺の小路。

今日は殆ど人影を見かけませんでしたが、来週になれば観光客の皆さんで、いっぱいになる筈です。

八千穂高原の少し早い白樺4白樺林の向こう、緑の白樺に白い花が添えられます。

白樺とヤマナシの花白樺林の奥、白い花と白樺のコントラストを。

八千穂高原の新緑1標高1500mを越える八千穂レイク。

白樺林の隣に広がる園地の落葉松もまだ新緑の雰囲気を残しています。

八千穂高原の新緑2折り重なる緑のコントラストに花を添えて。

八千穂高原の新緑3八千穂レイクの湖畔も清々しい緑に覆われています。

次の週末には静かな八千穂高原に年に2回訪れる観光のピーク、日本最大の白樺群生林に映える、レンゲツツジが見ごろを迎えるはずです。

梅雨の合間に八ヶ岳を彩る、レンゲツツジと新緑が織りなす景色を是非ご覧に来ていただければと。

 

濃霧、五月晴れ、そして冠雪!(2015.5.21)

4月に続いて、目まぐるしく天候が変わる5月。

それにしてもバリエーションが少々多すぎるようです。

そんな天候の変化を朝のスナップから(撮影はLumia1020です。画像をクリックして頂くとフルサイズの表示になります)。

濃霧の朝1真っ白な霧に包まれた、5/19の朝。

踏切に差し掛かった中央線の列車も霧に沈んで見えにくくなっています。

濃霧の朝2そうこうしているうちに、みるみる霧が濃くなって視程は僅かに30m程。対向車のヘッドライトすら視認が困難なくらいに。小さな圃場の畔すらも霧に消えかかっています。

濃霧の朝3霧の中を延びていく、新緑のあぜ道。少し霧が晴れて来ると、畔の鮮やかさが引き立ちます。

朝の鏡面翌日20日は、朝から風もなく穏やかに晴れ渡りました。

少し濁っているのが残念ですが、鏡面になった圃場には、甲斐駒と南アルプスの山並みが映し出されます。

季節外れの冠雪3天気の良かった昼間から一転、深夜に雷と強風を伴った強い通り雨が過ぎ去った21日の朝。

肌寒さで目覚めた朝は驚いたことに、八ヶ岳が白く冠雪をしています!

5月の後半にここまで雪景色になるのはちょっと記憶にありません。

季節外れの冠雪比較用季節外れの冠雪2念のため、今月13日に撮影した同じ場所のカットを比較として。

田圃の畔をご覧頂ければ判りますが、下が21日の風景です。ちょっと驚きの景色。

季節外れの冠雪1田植えを直前に控えた圃場の向こう、新緑の南アルプスの山々も再び白さを取り戻しています。

季節が逆戻りしてしまったような肌寒い青空。このページを編集している夜半も、外の気温は既に10℃を下回っています。

茜色の夕暮れの圃場1茜色の夕暮れ。長くなった日差しはゆっくりと暮れていきます(5/23)

茜色の夕暮れの圃場2こんな景色、めったに見られるものではありませんが、もう少し普通に季節が巡ってほしいと願わずにはいられない、春のシーズンもそろそろ終わり。高原に広がる圃場での田植えが終わる頃には梅雨を迎えている筈です。

 

 

初夏の夕暮れは涼しい霧ヶ峰で(2015.5.17)

すっかり初夏を思わせる天気に恵まれた日曜日。

少し暑さすら感じられる高原から、更に涼を求めて、夕暮れの山へ向けて車を走らせます。

夕暮れの霧ヶ峰から八ヶ岳遠望標高1800m間近の車山の肩に位置する、富士見台駐車場。

夕暮れになって、ほのかに色付く八ヶ岳を望む事が出来ます。

夕暮れの霧ヶ峰4東の空、車山の山頂に向けて、夕日を浴びた筋雲が伸びていきます。

夕暮れの霧ヶ峰16時を過ぎで、少しずつ暗くなっていく夕暮れの空。

日差しが乏しくなると流石に涼しく、この時点で12℃と、長袖でも少し寒いくらいです。

夕暮れの霧ヶ峰2夕暮れの霧ヶ峰3夕暮れの霧ヶ峰5少しずつグラデーションを変えながら沈んでゆく夕日と、空の雲。

夏に向かうにつれて、空の模様もバラエティに富んできます。

夕暮れの霧ヶ峰から望む八ヶ岳と鹿の群れ八ヶ岳を望む、池のくるみに降りる道路に出て来た鹿の群れ。

捕食者のいない霧ヶ峰の草原ですが、それでも夕暮れになってからの行動が多いようです。

夕暮れの霧ヶ峰77時少し前となって、どっぷりと西の空に沈んだ夕日に空がほんのりと赤く染まります。

夕暮れの霧ヶ峰8赤く染まる西の山並み。遅くなった日暮れは、あと一ヶ月もすると夏至のピークを迎えます。

今月の読本「ロミオと呼ばれたオオカミ」(ニック・ジャンズ:著 田口未和:訳 エクスナレッジ)人と犬と共にいる事を選んだ野生動物と、極北の地に生きる人々の想いと葛藤

今月の読本「ロミオと呼ばれたオオカミ」(ニック・ジャンズ:著 田口未和:訳 エクスナレッジ)人と犬と共にいる事を選んだ野生動物と、極北の地に生きる人々の想いと葛藤

ここ最近で最も購入に躊躇した一冊。

とても興味深いテーマなのですが、表紙につけられたキャプションからも判るように、どうしてもこの手の本は内容的に偏りが出ざるを得ないので、一方的な称揚が延々と続く、読むだけでうんざりしてしまう本なのではないかとの危惧がありました。

でも、軽く立ち読みして、そして読んでみて判りました。本書はそのような危惧に対して、充分に応えてくれるという事を(気にされる方は、巻末の原注及び推薦図書をまずはご覧頂ければと)。

ロミオと呼ばれたオオカミロミオと呼ばれたオオカミ」(ニック・ジャンズ:著 田口未和:訳 エクスナレッジ)です。

2003年の冬、アメリカ最北の州、アラスカ州の首都、ジュノーの郊外に現れた一頭の野生の雄狼と、その後5年半に渡る、冬季の氷結したメンデンホール湖の湖上、そして湖畔における彼と人々との関わり合いを、同じ湖畔に住んでいた著者が綴ったエピソード集です。

本書が冒頭に掲げた危惧に対して応えてくれる点は、著者のキャリアにあります。長期に渡り、実生活そのものをイヌイットたちと共にし、北極圏における生活手段としてのハンターとしてのキャリアすら有する、ある意味このような著作には似合わない経歴。そして、ある時を境にハンターとしての生活を辞めライターとしての生活に入っていた著者の目の前に突如現れた狼と、著者を含め、多くの住民が生活のパートナーとして共にしている犬たちと結ばれていく、奇妙な友好関係、そして彼らへの好奇と好意的な眼差しと交差する、嫌悪感を漂わせるもう一方の視点。

著者は所謂リベラルの立場で(前回の大統領選挙の際に旋風を巻き起こした、サラ・ペーリンが登場したタイミングでもあります)、好意的な眼差しを以て、これらの経過を描いていきますが、その過去の経歴、そして野生動物を扱った著書を複数著すライターとしての矜持から、類書にある様な単なるファンタジーとして捉えるようなことはしていません。その筆致は、野生動物に対する正確な理解と、それに否応なく向き合う結果となったアラスカ市民の市民感情、そして行政機関の立場に至るまでを克明に記録していきます。その結果、本書は野生動物としての狼の生態と、彼と交流していく犬たち、そして惹かれていく人々と反目する市民たちそれぞれの立場を描くことに成功しています。

狼である彼自身は、決して語る事はありません。なぜそこに現れたのか、なぜ飼い犬たちと交流を続けるのか、これほどまでに人が近づくことを許すのか。その代わりに、ジュノーの人々の間に生まれた、彼によって巻き起こされた波紋と、それでも彼に惹かれていく人々の姿を観ていく事で、都市生活者にとっては憧れであるように見えて、実は複雑に利害が絡み合う、極北の生活の一端を本書から垣間見る事が出来ます。

人々からロミオと呼ばれるようになった一頭の狼から生まれたジュノーの人々の物語。著者は極力平静な筆致を心がけていますが、それでも彼がロミオと関わる間に手に入れた大切な宝物があったようです。ロミオを通して出来上がった、普段なら交流する事すら稀な「同志たち」に巡り合えたこと。そして、ファンタジーとしての表現を極力避けてきた著者が明らかな心象としての想いを語る、ある4月の午後の氷上でのシーン。冬が終わりつつある陽だまりの中に生まれた、本来有り得ない、人と、犬と野生動物が同じようにうたた寝を共にする一瞬。

5シーズンに及んだ、人と犬と野生動物が交わるシーンと、夢のような一瞬の出来事のあっけない結末は、本書をお読み頂ければと思います。そこには、本書が綴るもう一方のテーマが濃厚に記されていますが、読まれる方によってはかなり躊躇されるような内容かもしれません。

本書が動物愛護を目的とした、野生動物への想いや哀惜、知性を称揚するために描かれたわけではなく、極北に生きる、そこに交わる人々の物語として描かれた視点をしっかりと見据えた上で、本を通じてその奇跡に触れられることへの嬉しさを。

<おまけ>

こちらに素晴らしい書評を書かれている方がいらっしゃいますので、本書にご興味のある方は是非ご覧頂ければと。

本ページでご紹介している、生き物を扱った本、テーマたちを。

五月晴れの昼下がり(2015.5.10)

GWも終わって、再び静かな山間に戻った八ヶ岳山麓。

眩しい日差しに恵まれた日曜の昼下がりに、少しお散歩です【画像をクリックして頂くと、フルサイズで表示されます】

水田の水面と南アルプスの山並み青空の下、水田には水が張られて、空を映し出しています。

すっかり雪が減った、南アルプスの山並み(諏訪郡富士見町立沢)。

山桜と青空少し山側に入り込むと、まだ山桜が咲いているのを見る事が出来ます。

林の緑も大分、濃くなってきました(茅野市泉野)。

新緑に囲まれて午後の日差しを浴びる、伐採跡から覗きこんだ落葉松林で(茅野市玉川)。

波立つ山の海風の強い午後、波立つ水田の水面がまるで漣にも見えていきます。田植えまでの僅かな間だけ楽しめる、山並に映る小さな渚。

新緑の笹原溜池少しずつですが、緑の色を濃くしていく笹原溜池の新緑。

白樺と青空湖畔に立つ、白樺の木と五月晴れの青空を。

新緑の御射鹿池全景標高を上げて、御射鹿池へ。

周囲の落葉松林も新緑に染まってきています。

新緑の御射鹿池新緑に染まっているといっても、まだまだ浅い御射鹿池の周辺。

木漏れ日が落葉松の枝から零れています。風の強い午後、水面は揺れて、鏡面とはいかないようです。

碧空の蓼科山と風除けの松麓に降りると、空は抜けるような青空に。

風除けの松並木の向こうに、蓼科山と横岳を望んで(茅野市湖東)。

水を湛えた水田と八ヶ岳遠望谷戸いっぱいに広がる水田の水面の向こうに八ヶ岳を望んで(茅野市豊平)。

ちょっと風が強いけど、晴れ上がった空が気持ちの良い日曜日の午後。来週は台風の接近も伝えられる、ちょっと困った空模様を心配しながら。

 

新緑のGWは静かな森の中で(2015.5.3)

お天気に恵まれた今年のゴールデンウィーク前半。

でも、前半が出勤日だった私にとって、この週末は貴重な家のお仕事日。

漸く出掛けられるようになった、日曜日。新緑を追って、お気に入りの場所を巡ります【画像をクリックして頂くと、フルサイズで表示されます】。

緑の小路にて1朝の富士見高原の落葉松林(諏訪郡富士見町境)。

眩しい落葉松の緑に囲まれます。

緑の小路にて3人工林らしい、細い落葉松が連なる林の中。頭上にも落葉松の新緑が広がります。

緑の小路にて2朝日を浴びる落葉松林の小路を進んで。

新緑のまるやち湖と八ヶ岳高原地帯を抜けて、原村側へ。

八ヶ岳西麓の拠点でもある、八ヶ岳自然文化園のまるやち湖から、残雪僅かとなった八ヶ岳を遠望。

園内には、多くのお客さんがお見えになっています(チェラビンスクの隕石展示やっている事、気が付けなかった…無念)。

新緑と多留姫の滝2高原を降りて、茅野の町はずれにある小さな史跡、多留姫神社の脇を流れる滝に来てみました。

少し暑いくらいの昼下がり。新緑と水の流れが涼しさを与えてくれます。

新緑と多留姫の滝1新緑の中を流れる、多留姫の滝を。

雪解け水を交えた流れから上がる水しぶきが、遊歩道まで降りかかってきます。

新緑の千代田湖山を一つ越えて、諏訪と伊那を分ける杖突峠の裏手にある千代田湖に。

落葉松の新緑が湖面を緑に染めていきます。

普段はひっそりとしていますが、今日は連休。湖畔にはキャンプのお客さんが多数見えられてます。

落葉松の幼葉湖畔の落葉松の幼木。アンテナのように左右に開いた枝から、黄緑色の葉が開き始めています。

新緑の白樺と落葉松林白樺の新緑を囲む落葉松の木々。

薄い黄色を帯びた白樺と黄緑色の落葉松の新緑が奏でるコントラスト。

新緑の小路湖畔に続く、落葉松林の小路にひょっこりと顔を覗かせる山桜を。

新緑の谷間に掛かるこいのぼり山を下ると、初夏の装い。

山間の小邑。流れる谷間には、こいのぼりが気持ち良さそうに泳いでいます(伊那市高遠町藤澤、松倉)。

新緑の門緑に染まる落葉松林の新緑。

新緑と山桜新緑の中に点々と咲く山桜(上伊那郡箕輪町長岡新田、日之影入林道)。

季節外れで暑いくらい。でも、天気の良かったのも今日まで。明日からは再び崩れてしまう予報の、ちょっと残念な連休後半です。