秋色の八ヶ岳西麓(2015.10.25)

八ヶ岳を徐々に下っていく紅葉前線。

里から望む八ヶ岳も彩を深めていきます。

P1060026西日を浴びる八ヶ岳の峰々。

裾野が落葉松の黄葉でオレンジ色に染まります。

P1060011集落の少し上にある、八ヶ岳自然文化園、まるやち湖。

窪地にある溜池の水面は穏やか。八ヶ岳と周囲の白樺林を映し込んでいきます。

P1060006八ヶ岳自然文化園の白樺黄葉はもうピークを過ぎています。

白樺の向こうに臨む落葉松林は色付き始めています。

P1060017山裾一杯に落葉松林が広がる、八ヶ岳西麓。

このシーズンになると、落葉松の黄葉が裾野を埋め尽くします。

P1050980黄葉が始まっている落葉松林。

もう少しすると、黄金色の葉に囲まれるようになる筈です。

P1060015標高を更に上げて、鉢巻道路沿いまで進むと、落葉松の黄葉が目前に広がります。

P1050993

P1050995八ヶ岳の標高1200mから1500mの山腹を往く、鉢巻道路。

落葉松の黄葉がピークを迎えつつあります。

P1050987八ヶ岳の懐を昇る谷筋沿いに広がる落葉松の黄葉。

山は黄金色に染まっていきます。

P1060029夕暮れ、八ヶ岳の向こうから月が昇っていきます。

東京の方では木枯らしと呼ばれる風が強く吹く、天気の良かった日曜日。

急激に冷え込む日没直前は既に9℃。今晩は冷え込みそうな八ヶ岳西麓です。

autumn color from Mt.Yatsugatake(八ヶ岳の懐で彩を追って)2015.10.18

autumn color from Mt.Yatsugatake(八ヶ岳の懐で彩を追って)2015.10.18

午後の御射鹿池、紅葉1お約束の奥蓼科、御射鹿池の紅葉。

午後の御射鹿池、紅葉1湖畔の落葉松もすっかり色付いてきました。

午後の御射鹿池、紅葉3普段はひっそりとした場所なのですが、TV-CM等でとても有名になった事で、シーズン中は沢山の観光客の方がお越しになっています。そんな有名ポイント以外にも、八ヶ岳にはまだまだ紅葉が楽しめる場所が沢山あります。

本日は、そんな八ヶ岳の紅葉シーンを集めたライブラリーをご紹介します(撮影は全て本日です)。

autumn color 10サムネイルの画像をクリックして頂くと、スライドショーが始まります。

八千穂高原

まだまだ見所が一杯ある八ヶ岳の紅葉、これから標高が下がってきますので、更にアクセスし易い場所での紅葉も楽しめるようになります。

秋色の八ヶ岳を巡って(2015.10.18)

雨がパッと降った後、秋晴れとなった日曜日。

紅葉も大分の進んだ八ヶ岳周辺。

秋色を探して、一日ゆっくりと巡ってみます。

秋色の八ヶ岳1朝の野辺山から望む八ヶ岳。

山裾の落葉松が黄葉を見せています。

秋色の八ヶ岳2落葉松のスカートを履いた八ヶ岳を。

秋色の八ヶ岳3遠くに硫黄岳を望む、川上村より。

秋色の八ヶ岳4八ヶ岳の懐に入ると、足元に落葉松の黄葉が広がります。

秋色の八ヶ岳5八千穂レイク。湖面の向こうには落葉松の黄葉が山裾一杯に広がります。

秋色の八ヶ岳6八千穂レイク、八ヶ嶺橋から望む紅葉する木々。

秋色の八ヶ岳7麦草峠を越えて、大河原峠方面を望んで。

落葉松の黄葉はピークを迎えています。

秋色の八ヶ岳8麓に降りて、振り返って蓼科山と横岳を。

この辺りまで下がって来ると、落葉松の黄葉はまだ始まったばかりです。

秋色の八ヶ岳9秋色に染まる八ヶ岳のパノラマを刈り入れの終わった西麓の圃場越しに。

秋色の八ヶ岳10夕暮れの牧場から望む八ヶ岳。

落葉松の黄葉はまだですが、それ以外の木々は色付きの真っ盛りです。

秋色の八ヶ岳11紅葉する木々と八ヶ岳をセットで。

秋色の八ヶ岳12夕暮れ。入笠山方向に、ゆっくりと日が沈んでいきます。

お天気に恵まれた秋の休日、彩を加えた八ヶ岳をじっくりと楽しむ事が出来ました。

 

秋色の野辺山(2015.10.12)

雨が上がり。綺麗な秋晴れの空が広がった連休最終日。

風の強い中、既に紅葉が進んでいる筈の八ヶ岳東麓に向かいます。

秋色の野辺山8朝の野辺山から望む、八ヶ岳。

抜ける様な、真っ青な秋晴れの空が広がります。

秋色の野辺山9標高の高い所は既にすっかり色が落ちていますが、裾野の落葉松の黄葉はまだまだといったところです。

秋色の野辺山13野辺山の奥深くにある、とある溜池。

殆ど地元の方専用といった場所ですが、湖畔の遊歩道は綺麗な紅葉を眺める事が出来ます。

秋色の野辺山3

では、湖畔に広がる紅葉をどうぞ(画像をクリックして頂くと、スライドショーに移ります)。

秋色の野辺山6ぽっかりと空に浮かぶ雲。

秋の空は徐々に濃い蒼を染めていきます。

P1050590c

秋色の野辺山7刈り入れを待つトウモロコシ畑の先に、午後の日差しを浴びる八ヶ岳を。

秋色の八ヶ岳山裾の緑がまだ残る、南麓側から望む八ヶ岳。

最後の稲刈りを待つ圃場を追うように、紅葉は徐々に里に下りてきています。

曇天の奥蓼科、御射鹿池と、おしどり隠しの滝(2015.10.10)

シルバーウイークに続く、秋の3連休。

残念な天気で始まりましたが、秋の景色は待ってくれません。あたふたと家の片づけを済ませて、とりあえず何時もの場所に向かってみます。

曇天の御射鹿池1奥蓼科、御射鹿池。

生憎の天気にも拘わらず、湖畔には観光客の皆様が続々と訪れています(お願い:御射鹿池には更に上にある温泉に向かう路線バスや観光バスも上がってきます。池より上側にも駐車スペースがありますので、路上駐車は出来るだけ避けて下さいますよう…)。

【それぞれの画像は、クリックして頂くとフルサイズ表示となります】

曇天の御射鹿池7湖畔の木々は既に紅葉が始まっています。

曇天の御射鹿池2背後の山並みも紅葉が始まっていますが、メインとなる落葉松はまだ色付き始め。

黄金色に染まる落葉松を背景にした御射鹿池を楽しみにされている方は、月末の連休まで、もう少し待つ必要がありそうです。

曇天の御射鹿池6今日の湖面は穏やか、僅かに揺れる水面に移り込む、湖畔の木々。

曇天の御射鹿池5曇天なのでカラフルさには欠けますが、落ち着いた色合いもまた良いものです。

曇天の御射鹿池8時折、乏しいながらも日差しが戻ってくると、深い色合いを湛えた湖面に湖畔の木々が映り込んでいきます。

曇天の御射鹿池4バックの落葉松はまだまだら模様。42.5mm(換算85mm)だとバランス取りが結構難しい事を実感しつつ。風景写真にはズームレンズがやはり便利。

曇天の御射鹿池3麓側の正面から。

しっとりとした、綺麗な鏡面を見せてくれました。

御射鹿池の紅葉20151018一週間後(10/18)の同じポイントでの撮影。あっという間に色付きが進んでいきます。

曇天の御射鹿池9曇天の中、秋の御射鹿池の彩。

曇天のおしどり隠しの滝4折角なので、すぐそばにある、おしどり隠しの滝までお散歩します。

周囲の木々も色付き始めています。

曇天のおしどり隠しの滝3明治温泉に下っていく道沿いから望む、横谷峡の色付きと、おしどり隠しの滝。

曇天のおしどり隠しの滝1明治温泉の裏庭に位置する、おしどり隠しの滝。

観光客の皆様が大挙して押し寄せる、御射鹿池と比べると、こちらは訪れる方もまばら。

流れ下る滝の音と、紅葉をじっくりと楽しむ事が出来ます。

曇天のおしどり隠しの滝2こちらの紅葉は既に中盤戦。

連休は残り2日。月曜日は天気も回復するとの予報が出ております。

お天気が回復すれば、素晴らしい景色を楽しめるはずです。

秋晴れの朝(2015.10.2~10.9)

色々な事があった今年。

それでも眼前に広がる実りを迎えた稲穂の群れは、優しく豊穣の色で迎えてくれます。

雨上がりの朝の空と圃場雨上がりの朝、青空が広がり始めた圃場(2015.10.2)

秋色に染まり始めた八ヶ岳雲ひとつない秋晴れの空の下、八ヶ岳(2015.10.7)

甲斐駒と稲穂1稲穂の向こうに甲斐駒を望んで。周囲の木々も少しずつ色付き始めています。

広がる圃場と秋の甲斐駒最後の刈り入れを待つ圃場の先に甲斐駒を望んで(2015.10.8)

P1050353稲穂越しに甲斐駒を捉えて。

少し温暖な南アルプス側の山裾は、まだ緑を湛えていますが、山頂付近はそろそろ落葉の頃。

P1050362西麓側に廻ると、八ヶ岳の紅葉が大分進んでいる事が判ります。

丁度、標高1000mに位置する牧場から望む、初秋を表すコスモス畑越しに、秋の装いを遂げつつある八ヶ岳(2015.10.9)

どうぞ、良い3連休を。

今月の読本「里山の成立」(水野章二 吉川弘文館)境界の地へと開発を推し進める荘園の歴史から里山を再定義する

今月の読本「里山の成立」(水野章二 吉川弘文館)境界の地へと開発を推し進める荘園の歴史から里山を再定義する

「里山」この流行語となったテーマに掲げた書籍が昨今、沢山出てきていますが、その多くが郷愁を誘うもの、経済活動や地域振興であったり、自然をテーマにした作品であったかと思います。

そんな中でも異色の一冊、歴史専門書籍出版社が手掛ける「里山本」は、ちょっと違ったアプローチで里山の本質に迫ろうとしています。

里山の成立今月の読本は「里山の成立」(水野章二 吉川弘文館)です。

著者は滋賀県立大学の教授で、中世の荘園、村落研究では極めて有名な、琵琶湖の畔にある菅浦をテーマにした研究をされている方です。先進地域でもある畿内の荘園研究スペシャリストが手掛ける里山本。本書はその殆どを近江、伊賀、山城、紀伊を中心とした畿内における荘園の成立から進展、隣接する荘園同士の競合に至る経緯を示しながら、荘園の付属地としての里山の成立を俯瞰していきます。

主に平安遺文、鎌倉遺文に掲載された事例から引用していく荘園同士、更には権門、神域を含む寺社地との競合の物語。その中で、著者はそもそも里山の重要なアイコンである後山や棚田が実際にはこれらの競合によって成長していった物であることを明確に示していきます。

里山の名称。その起源は、里山という名称に呼応する、林業地としての杣や中央政府(国府)が資源として預かる、公有地、無主の地が含まれる後山。そして人跡僅かで修行者たちが行き交うような神域とも見做されれる奥山との対比から生まれた事を史料から見出していきます。その言葉の成立を逆手に取れば、旧来から開発の進んでいた荘園内の水田、畑に対する次の拡張過程、更には収穫を維持する為に大量に必要となる水源、秣や草肥の獲得場所として、徐々に山裾へと開発の手が伸びていった結果、その場所を示す用語として発祥したと見做してきます。つまり、日本の原風景や自然景観といったファンタジックな表現とは全く逆の、農村開発の最前線に立つ地勢を表す用語であった事を示していきます。

そして、里山という言葉の成立とほぼ同じくして、現在に続く中世の村落形成が進行していったことを史料、そして発掘成果から見出していきます。古く班田収授まで遡って土地の利用法を検証した結果、荘園化による周囲の無主の地、未開発地、榜示で示される地を越えた山林への荘園の拡張、隣接する荘園との競合を続けながら、中世村落という現在に繋がる農村集落の形成に至った事を示していきます。居住跡が随時変遷してく王朝国家時代から、鎌倉期、そして室町期に至ると、居住跡の遺跡が減少する点を評し、村落の領域が固まっていく事で現在の集落と整合していく(現在の集落と同じ場所に集積されるため、遺跡とならない)と考察していきます。

更には、本来は荘園としての領域ではなかった牧、杣の地も荘園の開発の進展、更には山林伐採による木材供給地としての役割を終えた事で、荘園の付属地、即ち里山として農地の一部に組み込まれていった事を史料、そしてこの種の史料を重視した歴史関係書籍では異例ともいえる、遺跡から発掘される花粉の分析結果等から示していきます。

史料だけではなく、自然科学的な研究成果に基づく結果との整合にも配慮した荘園研究の結果としての里山の発祥と成立。そこには、著者があとがきで述べる、他分野の研究者との協業に於いて、人文系の研究成果がどうしてもおざなりにされたり、逆に史学が自然科学の研究成果を顧みないという歯がゆさを、少しでも改善したいという想いが込められています。

そのようなアプローチに立って述べられる、里山の開発とその景観の定義には興味深い考察も述べられていきます。所謂黒ボク土、日本の土壌を代表する草木類が炭化したことにより生成されると考えられている土壌ですが、これらの土壌の分布や利用方法を以て、日本各地に広大な草原が広がっていたとする、自然科学的な見解に異論を唱えていきます。縄文時代から継続的に草原として利用していたとの見解についても、縄文期当時の許容されるべき人口は僅かに20万人強であることから、これほどの広大な草原を維持する事は不可能であったと見做し、更に時代が下がって牧として用いられていた時代でも、全面的に草原が広がるのは例外的であり、残存している絵図や絵巻などを用いて、農閑期には田畑を用いて、それ以外の時期でも林間の下草を用いた放牧が為されていた程度であると見做していきます(この部分に関して、著述が牛耕中心の西国をベースにしており、軍馬や農耕馬は議論していない点に注意)。

また、森林伐採による水害の発生についても、禿山の表記が遡ったとしても鎌倉、南北朝から現れている点を指摘した上で、中世の水害や飢饉に対し、山林の過剰な開発が直接的に結び付く訳ではなく、最近述べられるようになってきた近世の山林における過剰な開発による禿山の発生に関しても、木材需要に応えるための山林開発よりむしろ(例示が無いのが残念ながら)照明用の松根油採取による、切り株まで根こそぎ掘り尽くしたことによる治山としての保水力の喪失が原因であると述べている点は、いち早く商品経済に包摂される事となる畿内の先進地における農村の一側面として、興味深い着目点です。

人と自然と交わり合う地としての里山ではなく、農村の開発における最先端地としての里山。それ故に、周辺村落との間では、近世まで続く利権関係の紛争や時には命懸けの闘争を伴う競合を常に強いられ、厳しい環境の中、乏しい資源の開発を迫られた里山の維持管理には村落を挙げて取り組まなければならなかったことを史料から導き出していきます。多くの皆様が里山に持たれる情景、里山云々主義のベースとなる持続可能な小さな経済活動への想いや地域共同体への依拠も、歴史的に見れば、開発の厳しさの裏返しとして出来上がってきたことを明快に示していくれる本書。時に、経済面や自然科学によるアプローチを飛び越えて、史学にその考察を委ねてみる事の大切さを示す好例の一冊として。

里山の風景

黄金色の景色2

里山の成立と類書<おまけ>

本ページで掲載している、本書の類似のテーマの書籍のご紹介を。