シカとの衝突が怖いシーズンに、効果はさておき車用「鹿笛(シカ避け笛・動物よけ警笛)」を買ってみる

各地で被害の報告が聞こえてくる、鹿と鉄道や自動車との衝突事故。私が住む八ヶ岳山麓でも決して珍しい事ではありません。

昨年末には、特急あずさが一本の列車で2回続けて3頭と立て続けに衝突するという、ちょっと笑えないお話が出ていましたし、秋から冬にかけて、当地でも列車との衝突により遅延が生じるのは日常茶飯事です(鹿と衝突した場合は「動物」、それ以外との衝突の場合は「小動物」と呼称するのはちょっと笑ってしまいます)。

そんな事故が絶えないシカとの衝突、私自体も雪道で一旦停車した後にシカの親子を避けた際に、子供を守ろうとした親に逆に突っかけられて、車(パジェロミニ)のフェンダーをヘッドライトごと凹まされた(時速10km/h位でもがっつり凹みます)苦い思い出があるため、このシーズンは特に気を使うところです。特に、法定速度で走っていて衝突した場合は全損どころか、こちらも鞭打ち等のダメージを食らう可能性があります(何人も知っています)。

そんな訳で、シカ対策には特に敏感なのですが、各地で行われている色々な対策には非常に強い興味を持ってみています。

最新の対策例、柵と柵の間に敢えて通過可能な「踏切」を用意して、列車が通過する時間帯だけ超音波の発信器を発音させて、警報機宜しく横断を防止する例(近鉄)。

シカがレールを舐める行為に着目して作られた、シカの誘引剤を線路わきから離れた場所に逆に設置する例(JR東海)。

もう諦めて、ぶつかる前提でバンパーを付けてしまう例も(JR東海)。JR北海道のように、車両に搭載する警笛自体を高周波成分を含む「鹿笛」に置き換え、増設している例もあります。

一方、自動車の方はこれといった対策もなく、とにかく逃げるか柵が設置される事を待ちわびるくらいしか無かったのですが、より大型の為に深刻なダメージを受ける可能性のあるエゾジカとの衝突が問題となっている北海道では別の対策が取られているようです。

 

鹿避け笛(鹿笛、シカ笛)と呼ぶそうですが、実際にどんなものでどんな効果を期待しているのでしょうか。

地元のカー用品店に行った際にたまたま見かけたので、無駄遣い前提で買ってみました。

シカ避け笛パッケージ

ちょっとインフレ気味に動物なら何でも効く「動物よけ警笛」と書かれていますが、これは明らかに過剰表記かも。

陰になってしまいましたが、パッケージ下に書かれているようにオーストリア製です。

しかも、実証実験済とありますが、果たして…。

シカ避け笛パッケージ中身

こちらがパッケージの中身。2個の笛とフロントグリルに取り付けるステー、ステーから取り外す(洗車の際には取り外すように指示が書かれています)為のキーが入っています。

取り付け方法などは丁寧な説明が付いてます。相対速度が時速50km/h以上で発音し、約400m前方まで伝わると書かれてます。

ステッカーは、まあお気に召せばどうぞという事で。

シカ避け笛解説書

パッケージの裏面。うーん、何だか判りませんね。

 

シカ避け笛の貫通穴部分

実際に笛の中のホーンの部分を見た画像です。

スリットの下が空いている(右)と空いていない(左)のパターンがある事が判ります。同じような製品が輸入品含めて3種類程ありますが、いずれも2つの笛がセットになっている点と、スリットが貫通、非貫通のセットである事は同じようです。従って、原理的には既に知られている手法を採用していると思われます。

では、その実験というのがどのような事なのでしょうか。気になったので輸入代理店の紹介ページを覗いてみました。

記事をご覧頂ければ判りますように、実験内容(動物園にいるエゾジカに各種の音を聞かせた時の反応に於いて、特定の周波数帯域の音に反応して挙動を停止する例がある)と、本商品との使用状態(実際の走行中にこの笛から発生する音にシカが反応するか)、特に本商品が発生する音と、実験に用いられた音源には全く関連性がない訳で(スペクトル観てみたいですが)、これで実証済みと謂われるのは正しくない事になりますね。しかも大学生の卒研ですから、当分は特許や論文等で出て来る事もなさそうです。

一方で、前述のように同じ形態の商品が複数あるという事は、何らかの元になる考え方があったはず。こちらも調べてみたいのですが、ちょっと時間が掛かりそうです。

そんな訳で、眉唾一杯、気休め程度の商品ですが、2000円程度とまあ、遊んでみてもいいかなというくらいの気持ちで取り付けてみようと思います。何せ、この手の商品は意識付けとしての「御守」役割が第一ですから。

シカ避け笛、シカ笛、鹿笛

シカ避け笛取り付けイメージ

実際の取り付け画像はこちらです。

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シカとの衝突が怖いシーズンに、効果はさておき車用「鹿笛(シカ避け笛・動物よけ警笛)」を買ってみる」への2件のフィードバック

  1. 初めてコメントいたします(いつも拝見させていただいています)
    私は諏訪地方の住民です。趣味で星を撮影しています。
    一昨年のことでしたが、夜中に海洋センターから高森に向かう道で鹿攻撃に遭いました。
    その時はかすり傷で済んだのですが、タイヤとホイールの間に鹿の毛が挟み込まれていました。
    鹿の事故というと鉢巻道路というイメージがあったのですが、里に近い生活道路であのような目に遭うとは…
    気をつけていても防ぎきれませんよね。
    どうにかしたいですが、どうにもできない人間がもどかしいと思いました。
    物理的効果というよりも、お守り効果が発揮されれば良いですね。

    • ご覧頂きありがとうございます。かなり下の方にも出てきているようで、ご愁傷様です。私がやられたのは正に鉢巻道路(岳見橋の辺り)ですが、この時期は見かけない方が少ないくらいですし、単純に気を付ければとか、避ければと言われても難しいですよね。もし、本当に効果があるようでしたら、改めてご紹介させて頂きます。

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