初秋を思わせるほどに少し暑くなった連休二日目。
随分遅くに床に就いたのですが、暖かさに目が覚めた早朝。
お休みなので二度寝もいいのですが、折角だからと、夜明けを前に車を西に走らせます。
霧が降りてきて、朝露に濡れた遊歩道を歩くと、静かな湖面に映る紅葉した木々が見えてきます。
連休で昼間は連日大賑わいの筈ですが、流石に日の出前ともなると多少は観光客方も少なく(その代わり、三脚の放列が並ぶのですが)、静かに眺める事が出来ます。
周囲の木々は既に紅葉に入っていますが、まだ中盤戦。落葉松の黄葉は緑を残す一方、黄色い白樺と赤いツタウルシはまだ鮮やかな色を保っています。湖畔が一番彩に溢れる頃合いです。
今年からは、広々と綺麗に整備された駐車場から繋がる、湖岸の遊歩道から静かな湖面を眺める事になります。
周囲の落葉松はまだまだ色付き始め。御射鹿池の紅葉は晩秋の10月末頃まで彩を変えながら楽しむ事が出来ます。
日が昇って来たので、湖畔を離れてひっそりと谷筋に降りていく道を歩いていくと、朝露にしっとりと濡れた紅葉する木々が連なっています。
紅葉が始まった周囲の山々に挟まれるように、谷筋に滝が見えてきます。
日射しが差し込み始めた、おしどり隠しの滝の周囲も紅葉が始まっています。
周囲には流れ落ちる滝の音だけが響く、ゆったりと暖かな秋の朝を迎えました。
山を下ると、日がすっかりと昇って眩しい日差しの朝を迎えました。
刈り入れの終わった田圃に「わらの立て」が連なる谷筋の圃場。陽射しを受けて周囲の森は朝の吐息を始めています。
拍子抜けするほどに暖かな秋の朝。今日も行楽日和になりそうです。