沸き立つ雲の中、蓼科・大河原峠の秋(2018.10.7)

立て続けの台風の接近で、大荒れの天候が予想されたこの週末。

幸い、八ヶ岳周辺は進路から大きく外れたため、連休二日目となった日曜日は朝から陽射しに恵まれました。

陽射しには恵まれましたが、まるでカレンダーが巻き戻されてしまったかのような暑さとなりました。

それでも季節は秋、色が落ち始めた野辺山の牧草地の先に聳える八ヶ岳の山腹も紅葉が進んできています。

雲が多めながら、眩しいくらいの日差しが降り注ぐ野辺山の高原野菜畑。

今シーズン最後の植え付けとなる苗が連なる圃場の上空には、エナメルの青空が広がります。

秋空を泳ぐ雲たち。

台風の余波で強い風が吹く八ヶ岳周辺。

山裾を東側に廻り込むと、山の上からガスが降りてきました。

蓼科山の懐、大河原峠に上る蓼科スカイラインの脇で建設が進む、次世代の深宇宙探査を担う新しい宇宙通信アンテナ(この度、正式に「美笹深宇宙探査用地上局」と命名されました)。来年の完成に向けて、遂にパラボラアンテナ主鏡の取り付け作業が始まりました。はやぶさ2と仲間たちを地球から強力にサポートする直径64mの口径を誇る「うすだくん」こと、一つ谷向こうに位置する臼田深宇宙探査用地上局から役割を引き継ぐことになる新しいパラボラアンテナ。臼田や野辺山の64mを見慣れた目には10m小さくなった主鏡はフレーム構造に対して随分小振りに感じますが、その間のテクノロジーの進化はハンデをきっとカバーできるはず。最初の運用は厳冬期の2019年12月、はやぶさ2を無事地球まで連れて帰るための運用から試験投入される予定です。

更に蓼科スカイラインを登って、春日渓谷が望める場所へ。

周囲の木々は既に黄葉を迎えています。

山から下って来たガスが掛かる春日渓谷の黄葉。

雲が切れると、鮮やかな色合いを見せてくれます。

標高1800m強のこの場所。モミジも真っ赤に紅葉しています。

雲の切れ間から光が差し込む春日渓谷。

雲間に沈む紅葉の渓谷。雲に追い立てられるように再び移動します。

標高2093m。大河原峠まで登ってきました。

真っ白な雲に覆われる中、黄葉する木々が顔を覗かせています。

上空を雲に覆われた蓼科山の山頂。

全山を黄金色に染め上げる落葉松の黄葉は、まだ始まったばかりです。

暫く留まっていると、山裾を覆う雲が晴れてきました。

眩しい陽射しが戻り始めた蓼科山の山中。

山の天気は刻一刻と変わっていきます。

沸き立つ谷筋の雲が消えて、大河原峠、蓼科山の山頂がクリアに望めるようになりました。

峠を越えて茅野側に戻って来ると、降り注ぐ眩しい陽射し。

山裾の緑と、枯れた色を見せる山頂部のコントラストが付き始めた八ヶ岳の山並みに取り巻く雲たち。

晩夏のような暑さとなった日差し溢れる秋の日曜日。

圃場では刈り入れを待つ稲穂たちが鮮やかな黄金色に輝きます。