再び賑わいの秋を迎えた奥蓼科(2019.10.14~20)

台風によって東京方面を結ぶ南北の高速道路も鉄道も寸断された八ヶ岳界隈。

秋の紅葉シーズンを迎えて、本来であれば出掛けるのが億劫になるくらいに多くの観光客の皆様がお越しになる時期なのですが、人も車も少ない、静かな日々。

それでも、中央道も復旧し、限定的ながら鉄道も東京方面と繋がった今週末、秋の賑わいを取り戻しつつあるようです。

まだ緑が残る日の出前の奥蓼科、御射鹿池。このシーズンですと夜明け前から多くの方々が湖畔にお越しなのですが、台風が過ぎ去った翌々日、まだ薄暗い中で僅かにシャッター音が響く、静かな朝を迎えました。

台風が過ぎ去っても天気が安定しない今年の秋。

麓に降りると、北の空には青空が広がり、八ヶ岳の山裾から太陽が昇ってきましたが、背中の杖突峠からは遠雷が響き、ぽつぽつと雨が降り始めるという複雑な空模様(2019.10.14)

それでも、一雨ごとに秋が深まる10月。

雲の隙間から照らされる八ヶ岳の山裾も徐々に色付き始めている事が、麓からもはっきりと判るようになってきました。深まる秋も本番です(2019.10.17)

生憎の雨となった土曜日から一転。朝から青空が広がった日曜日ですが、やはり天気は不安定。昼過ぎに奥蓼科へと足を運びますが、湖畔に着く頃にはどんよりと曇り空。

落葉松の黄葉が徐々に進んできています。

暫く湖畔に佇んでいると山から霧が降りてきました。山の天気は変わりやすく、湖畔の彩も刻一刻と変化していきます。

湖畔を離れて、少し谷筋へ。

今年は白樺の黄葉と少し遅れるモミジの紅葉が一緒にやってきています。

谷へと下った先にある明治温泉の裏庭。

おしどり隠しの滝の周辺も紅葉が進んでいます。

暫く滝の周囲を散策していると、日射しが戻ってきました。

午後の日射しを受けて華やかな彩となったおしどり隠しの滝。

上空は青空が見えるようになってきました。

爽やかな秋空の下、明治温泉の前庭から望む山並みを駆け上るように伸びる雲。

遠く蓼科山を望む奥蓼科の渓谷は、色とりどりの紅葉に囲まれます。

日射しが戻って明るさを取り戻した午後の御射鹿池。

南側の高速道路が開通したことで、観光バスを含めて多くの県外ナンバーの車が駐車場に停まり、湖畔へと歩いていく多くの観光客の方も、思い思いの場所を定めて満足そうにシャッターを切っていきます。

御射鹿池の紅葉ピークはもう間もなく、今週末以降は午後の日射しに照らされてぐっと色を濃くする落葉松の黄葉に移り変わっていくはずです。

高い秋空にたなびく雲の尾が輝く午後の圃場。

眩しい日射しに腕まくりをしながら、標高1200m近くにも拘わらず、刈り取られた圃場に稲のひこばえがびっしりと生えている姿を見る度に、やはり暖かくなっているのだなと実感が湧いていきます。

再び台風の接近が予想される、中々秋本番とはいかない今年の10月です。