桜の古木が伝える、何時もより早く訪れた静かな八ヶ岳南麓の春(2020.4.1~4.4)

記録に例のないほどの暖冬そして、早い春の訪れ。

高冷地である八ヶ岳山麓も例外ではなく、例年より1週間以上早い、春の訪れとなりました。

雲に沈む八ヶ岳を望む圃場の脇。

江戸の始め頃よりこの地で時を刻み続ける、小淵沢町、神田の大糸桜。

枝が薄紅色に染まり始めました(2020.4.1)

春が訪れたといっても山はまだ冬景色。

再び雪が舞って新雪に装う朝の甲斐駒。界隈で一番早く花を咲かせる枝垂桜はもう花盛りです(2020.4.2)

まだ春早い、氷点下に冷え込んだ朝。

春を迎えて少し霞んだ空に下に聳える甲斐駒を望む桜並木。あともう少しで開花を迎えそうです(2020.4.3)

初夏を思わせる眩しい日差しを遮るかのように雲が所々広がる土曜日の昼下がり。

柔らかな日差しを受けて今年も満開の花を咲かせる、白州町、関の桜。

江戸の中頃からこの地にあった関所の脇で、春が訪れるたびに花を咲かせてきたと伝えられる古木。春の日差しをいっぱいに受けて咲き誇ります。

うっすらと紅が差す、同じエドヒガンでも白さが美しく映える桜。

賑やかだったはずの当時の信州往還から今は民家もまばらな静かな山里の片隅。春の訪れとともに、今年も毅然と花を咲かせ続けます。

竹藪を抜けた先にある、小さくとも鬱蒼とした杉の巨木に囲まれた社業。

遥か平安の昔から当地で崇敬を受け、歴代の甲斐を治めてきた武人達からも寄進を寄せられ、守られ続けてきた神社の境内。

当地でも古い歴史を有する、高根町の熱那神社。

境内には、こちらも江戸時代から伝わる桜の古木が花を咲かせています。

晴れ間が広がった春空の下、空へと枝を伸ばし、一杯の花を咲かせるエドヒガンの古木。

八ヶ岳山麓の厳しい気候の中、それに抗うかの如く天へと幹を伸ばしていきます。

満々と枝々に花を湛えるエドヒガンの古木。暖かな春の風が抜けていく静かな境内で、暫し、その姿に向き合います。

幹を断たれ、枝を打たれても尚、遥か空へと伸び続け、花を咲かせる古木。

神楽が舞われる時以外は静かな境内。穏やかで静かな春心地を満喫する午後のひと時。

風が強くなってきた夕暮れ時。

例年であれば日没近くまで観光で訪れた皆さんが行き交う神田の大糸桜。今年は八ヶ岳から吹き降ろす風の音だけが響いています。

夕日を浴びて精いっぱい花を咲かせる、樹齢四百年とも称されるエドヒガンの老木。樹勢の衰えは著しく、枝を断たれ、八ヶ岳颪から守るために植えられた木陰に隠れるような姿となってもう何年も経ちますが、それでも尚、春の訪れを告げるために、この地で花を咲かせ続けてくれるようです。

標高800mを越えてくる八ヶ岳南麓、更に標高1000mを超える八ヶ岳西麓の桜のシーズンはこれから。等高線を足早に跨ぎながら、静かに訪れた春は再び山裾を登っていきます。

コメントを残す

コメントを投稿するには、以下のいずれかでログインしてください。

WordPress.com ロゴ

WordPress.com アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Google フォト

Google アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Twitter 画像

Twitter アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Facebook の写真

Facebook アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

%s と連携中

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください