藍の空、八ヶ岳ブルーの下で(2018.2.18)

藍の空、八ヶ岳ブルーの下で(2018.2.18)

春節を迎えた今週。

長くて寒い、八ヶ岳山麓の冬も漸く折り返し点。

寒さはまだまだ続きますが、冬の八ヶ岳が最も美しく映えるシーズンは、冷え込みが続くこの時期です。

ピークを迎えて藍色に染まる八ヶ岳ブルーの空の下、快晴になった日曜日にぐるっと一周です。

冷え込みが再び戻ってきた朝の八ヶ岳。中央線や中央道から眺められる方にとってはお馴染みの八ヶ岳を南側から望む冬の景色です。中央高速の八ヶ岳P.Aを見下ろす場所から。

粉雪に塗された八ヶ岳が美しく映えるのは、やはり朝の青空です(2018.2.14)。

午前中は八ヶ岳の東側、野辺山から清里の方向が順光になります。

東沢大橋の赤と雪を戴く八ヶ岳の前衛、権現岳のコラボレーションが楽しめます。

清里を越えて野辺山側まで廻り込むと、標高は1300mを越えてきます。

正面に主峰の赤岳と後方には横岳が望めるようになります。

高原地帯の牧場を抜けていくと、八ヶ岳を側面から一望できる場所に至ります。

冬の低い太陽が真上に上る頃、八ヶ岳の雪渓が八ヶ岳ブルーの空から浮かび上がります。

唯々、藍色の空が広がる下で、暫し風の音に身を委ねながら。

今年は降雪が多いのですが、一方で風も強く、地温も高いのでしょうか、広大な牧草地の所々に枯れた牧草が顔を覗かせています。

冬の低い太陽は、お昼を過ぎると急速に角度を低くします。

ぐっと海ノ口側に廻り込むと、傾き始めた陽射しが柔らかな表情を作り出します。

野辺山を離れて、八ヶ岳の裾野を北側を廻り込んでから、再び山懐に飛び込んでいきます。

西に傾いてきた日差しを受ける、蓼科牧場から眺める蓼科山。

昨日までの強い北風が収まって、穏やかな表情を見せてくれました。

3時を過ぎて日差しが西に傾いてきましたが、既に春節。まだ日差しが充分に残っています。

もう少し足を延ばしてみましょう。

大門峠を越えて八ヶ岳の西側に廻り込みます。

ビーナスラインから望む八ヶ岳のパノラマ。気温-9℃と地上に比べればぐっと冷え込んでいますが、風が穏やかなので寒くは感じません。

先ほどは足元から見上げていた蓼科山を今度は正面から。

標高1800mに迫る車山の肩にある、伊那丸富士見台からは、南北双方の八ヶ岳連峰の全てを俯瞰で望む事が出来ます。

そして、陽射しが西へと落ちてくると、空の色は藍色から柔らかな青へと移り変わっていきます。

夏のシーズンであればハイカーが昇るであろう車山の山頂へ至る小路も、今は小動物の足跡が残るばかり。

西日が低く山裾から照らし出すようになると、木が殆ど生えない車山の山裾が真っ白に染め上げられていきます。柔らかな夕暮れの青。

振り返ると、霧ヶ峰の向こう、西の空には既に次の雲たちがやって来ました。

5時近くなっても山の上は明るく、随分と夕暮れの訪れが遅くなってきた春節の夕暮れ。

厳冬の空を藍色に染める八ヶ岳ブルーが楽しめるのも、あと一ヶ月ばかりとなりました。

 

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厳冬の朝に、神が渡る湖上の道筋(諏訪湖の御神渡)2018.2.9

厳冬の朝に、神が渡る湖上の道筋(諏訪湖の御神渡)2018.2.9

厳冬と雪が繰り返される今年の八ヶ岳山麓の冬シーズン。

月曜日の5日には、諏訪の皆様が待ち焦がれた御神渡の拝観式が八釼神社の氏子の皆様が氷上に居並ぶ中、無事に執り行われ、諏訪湖の湖面を渡る氷の道が正式に御神渡と認定されました(この記録は、後ほど諏訪大社に報告され、更に気象庁と宮内庁へと報告があげられる事になっています)。

冷え込みが続いたために、一度凍った諏訪湖の湖面は容易には溶けることも無く、日々成長を続ける御神渡の氷の道。平日にもかかわらず、続々と湖畔に訪れる皆様をちょっと羨ましく思いながら、山懐に近い、こちら八ヶ岳南麓も厳冬の日々が続いています。

再び夜半にサラサラの粉雪が舞った火曜日の朝。

甲斐駒と周囲の山々も雪雲に覆われています。

朝8時を過ぎて、雪雲が離れつつある南アルプス、鳳凰三山。

雪煙を上げながら離れていく雪雲を眺める、節分を過ぎても厳冬の日々が続きます。

そして、週末の悪天候と気温の上昇が伝えられる中、やはりどうしても見ておきたいという欲望には勝てず、金曜日の朝に諏訪湖へと足を向けます。

諏訪湖の西岸、湊小学校前の船溜まり近くには、沖へと向けて伸びていく氷の道がくっきりと表れていました。

沖合を下諏訪方面へと延びていく氷の道。

船溜まりから伸びた氷の道は、沖合でもう一本の氷の道に繋がっています。

近づいていくと、八ヶ岳をバックに、昇りはじめた朝日を受けて、氷の道が輝いています。

湖畔の岸辺に降りてみます。

氷の道が岸辺へと寄り添うように伸びてきていました。

霧ヶ峰をバックに岸辺から沖合へとうねるように伸びる、氷の道。

道の先は、対岸の諏訪大社下社がある、赤砂崎へと繋がっていました。

肌が切れるほどに冷たい、気温-10℃を記録した午前7時過ぎの諏訪湖畔。

厳冬期に訪れた、冬の奇跡ともいうべき景色に、訪れていた多くの方が魅入っていました。

日が昇ってきて、氷の道が浮かび上がって見えて来る頃、御来光を目当てに訪れていた皆さんが徐々に帰られる中、少し静かになった湖畔から、南八ヶ岳の峰々を望んで。

厳冬を待ちわびた先で、再び見る事が出来た、素敵な冬の朝の一ページとして(あ、このあと車を飛ばしてぎりぎりでの出社となったのは言うまでもありません…というか、地元の皆様も「朝活」ご苦労様です)。

暖かな3連休最初の土曜日、夕方から「かみ雪」が降りしきる中、湖に浮かび上がった氷の道はどうなっているでしょうか。

注記:

本来の御神渡はこちらのリンクの図にありますように、上社側の渋崎から、今回ご覧頂いた氷の道の先に繋がって下社側の赤砂崎に弧を描く様に繋がる事となっており、写真で掲載している部分は「本当の意味での」御神渡ではない事をご承知おきください。

神事としての御神渡や諏訪大社の特殊神事にご興味のある方は、非常に有名な八ヶ岳原人さんのサイトをご参照願います(今回の写真も掲載されています)。

 

立春の午後に(2018.2.4)

厳冬の満月と月食の夜を越えて、5年ぶりの御神渡確認の知らせに歓喜湧く諏訪の皆様がちょっと羨ましかったりするこの週末。

日曜日、季節の移り変わりを知らせる立春を迎えました。

昼下がりの長坂、清春白樺美術館前。

輝く雪渓を戴き厳然と眼前に佇む威容。厳冬期の昼下がりに、この場所から望む甲斐駒は、他を圧倒する威厳を放っています。

気温5℃と標高800m近いこの場所にしては暖かな、立春の名に相応しい眩しい日差し溢れる午後。

凍結した溜池越しに望む八ヶ岳も、先週の降雪で再び白さを取り戻しています。

麓に降りて用事を済ませて再び戻ってくると、陽射しをたっぷりと浴びていた甲斐駒は、再び雪雲の中に。

穏やかだった昼下がりと打って変わって、冷たい風が吹き抜け、気温は0℃程まで下がってきました。

今年の冬は、本当に風が吹く日が多いです。

天候が悪くなる前にと、夕飯の食材を調達するために、峠を越えて諏訪湖側に降ります。

普段は静かで、ランニングをする方がちらほらと見受けられる程度の湖畔には、驚くほど多くの方々が訪れています。

日没を迎える頃、正面の雪渓を戴く美ヶ原は、うっすらと夕日に染まり始めています。

雪雲に覆われた塩嶺の向こうから、柔らかな夕日が凍った湖面を照らしています。

そろそろ日没。

湖面を這うように進む氷の裂け目の先に、夕日に染まる美ヶ原を望みます。

流石にこの時間になると湖畔を歩かれる方もまばらに。

湖面を伝う冷たい風を受けながらも、暫し、移りゆく空の色を眺めつづけていました。

陽射しがぐっと長くなってきましたが、まだ厳冬の只中にある諏訪湖。明日の朝、氏子の皆様がこの5年間、願って止まなかった御神渡の拝観式を迎えます。

Frozen days2(全面結氷を迎えた諏訪湖)2018.1.28

Frozen days2(全面結氷を迎えた諏訪湖)2018.1.28

朝から薄曇りとなった日曜日。

前日に再び全面結氷となったとのニュースを聞いて、夕飯の買い出しの序に諏訪湖まで足を延ばしてみました。

諏訪湖を一望できる立石公園。

足元の湖面は完全に凍結していました。

ニュースを聞きつけて訪れた多くの皆様が、口々に「凄いね」と声を上げていました。街中にある、これだけ大きな湖が全面結氷すると、何度観ても流石にインパクトは大きいです。

正面向かって左側、諏訪大社、上社がある渋崎側をアップで。沖に向かって筋が伸びています。

立石公園の正面反対側、岡谷市湊の周辺です。

御神渡の候補になるでしょうか、沖に向けてカーブをしながら筋が伸びています。

正面右側の岡谷市川岸から、諏訪湖唯一の流出河川となる天竜川の源流点、釜口方向を望みます。

川の流れがあるために凍結しにくいのですが、今日は綺麗に凍り付いています。

そして、立石公園の手前右側、諏訪大社の下社がある、下諏訪町赤砂方向です。

こちら側の湖面は白く凍結しています。それでは、山を下りて湖畔に行ってみましょう。

下諏訪町赤砂から、上社のある渋崎方向を望みます。

お天気が良ければ、正面に富士山が望める場所ですが、午後になってお天気がさらに悪くなってきました。

波打つ事のない、凍りついた湖面が沖に向かって静かに広がっています。

諏訪湖を囲う山並みを氷上に映す、岡谷側から湖面を望みます。

葦原に打ち寄せられた水が、そのままに凍り付いています。

 

立石公園の反対側、岡谷市湊に来ました。

山の上から見えた、沖合に延びる氷の筋が幾重にも折り重なっています。

湖畔に立つと、時折ピシピシという、氷がせめぎ合う音が響いています。

暫くすると、西の塩嶺から雪雲が迫ってきて、一面雪雲に覆われてきました。

この後、遠くに白く霞む霧ヶ峰を望む湖畔は、あっという間に吹雪になってしまいました。

地元の方々が願って止まなかった今シーズン2度目の諏訪湖の全面結氷。

吹雪のような雪が降り、今夜までは引き続き寒さが続くとの気象情報の中、果たして神様が湖面を渡ると言い伝えられる、御神渡への道は今週、開かれるでしょうか。

 

Frozen days1(厳冬の空色)2018.1.25~27

Frozen days1(厳冬の空色)2018.1.25~27

関東地方で久しぶりの本格的な降雪となり、記録的な最低気温となった今年の冬。

実は、八ヶ岳の山麓では雪はそれ程でもなく、寒さも例年とちょっと違うようです。

関東地方で大雪が降った後、厳しい冷え込みとなった朝ですが、強く冷たい風に冷やされているだけで、地面から忍び寄ってくる、痺れるような冷え込みとはちょっと異なるようです。

路面には凍結が無く、速やかな除雪のおかげもありドライなアスファルトの道を行き来出来る朝。西からの強い風に雲が煽られている八ヶ岳を望む圃場は、白い雪に覆われました(2018.1.25)

圃場を埋める雪も20cmを下回る程度と、それほどの積雪ではなく、落葉松に覆われる南アルプス麓の山々も、谷筋以外は黒々としています(2018.1.26)

強烈な風のせいで、気温は終日氷点下となりますが、肝心の諏訪湖の結氷はこの時点でも全面には至らず。陽射しが長くなる節分まで秒読み段階となって、地元の方も気を揉んでいます。

今シーズン一番の冷え込みとなった土曜日。

雪原に輝く八ヶ岳を望みに、野辺山まで足を延ばします。

凍てつく大地の向こうに、雄大な八ヶ岳の山並みが見えてきます。

午後の陽射しを浴びて輝く、八ヶ岳の主峰、赤岳。

午後1時の時点でも氷点下5℃と極寒の中、白銀に光る雪渓に暫し、見惚れてしまいます。

西に傾く日差しを追って八ヶ岳の西麓側に。

西側から望む南八ヶ岳の赤岳と横岳。西日に照らされると少し暖かな感じのする雪化粧です。

同じく北八ヶ岳の蓼科山と北横岳。

アイスクリームのように粉雪が降りかけられた北八ヶ岳の山々を眺めるのは、このシーズンのちょっとしたお楽しみです。

暫し待っていると、春節を前に随分長くなってきた西日が陰り始めてきます。

雪化粧を施された八ヶ岳の山々は、刻一刻と色を変えていきます。

山裾の落葉松林と雪渓がそれぞれの色に染まっていきます。

桃色に染まり始めた北八ヶ岳。

入笠山辺りから漸く杖突峠の近くまで戻ってきた夕日が沈んだ直後、八ヶ岳の雪渓は柔らかな桃色に染まります。

陽射しが完全に落ち切った後、僅かに残った夕暮れの残滓が、八ヶ岳のバックをほのかに染めていきます。

終日氷点下の真冬日となると、家から出掛けるのも億劫になりますが、そんな心を慰めてくれる、この時期にしか観れない山々の色。

雪が少なくてもぐっと冷え込むのは、八ヶ岳山麓ならではの風物詩。御神渡、今年は観られるでしょうか。

冷え込む冬の日々(2018.1.11~13)

冷え込む冬の日々(2018.1.11~13)

1月も中旬に入るといよいよ厳冬期。

これから春節の頃に掛けて、一年で一番寒いシーズンに突入します。

寒気が抜けて、雪雲が去った朝。明け方まで雪を降らせていた雲たちが高く空に舞い上がっていきます。

年始に入って、今シーズン初めて数cmの積雪となった八ヶ岳南麓ですが、少し標高を下げると、圃場にも路面にも雪がありません(1/11)

漸く気温が氷点下10度を下回った朝。

寒気が降らせた雪が残る八ヶ岳が白さを取り戻しました。

今シーズン初めての「八ヶ岳ブルー」厳冬のシーズン、到来です(1/12)

本格的に白い衣装を纏いはじめた八ヶ岳を望みに、野辺山まで上がってみましたが…こういう時にタイミングが合わず、再びの雪雲に覆われてしまいました。

野辺山界隈でも雪が少なく冷え込みが厳しいという、八ヶ岳山麓らしい冬を迎えています。

真っ白に雪化粧した権現岳と麓のスキー場。

赤岳から北側は雪雲に霞んでいます。麓はご覧の通りの雪なしですが、この時点(14時頃)で気温-2℃と、陽射しはあっても厳冬期らしい、厳しい寒さです。

再び南麓側に降りてくると、八ヶ岳高原大橋の向こうに、雪雲から光が差し込んでいます。

「天使の階段」とも呼ばれる光芒が南アルプス全体を包み込んでいました。

冬のシーズンには珍しい光景、冷たい風が吹く中、暫し足を止めて流れゆく雲と光芒を望みながら。

昨日からは、八ヶ岳山麓広域で催される真冬の一大キャンペーン「寒いほどお得キャンペーン」が始まりましたが、連日の冷え込みでいきなり50% off(朝10時の時点で、清里駅前の気温が-5℃以下)も出ている今年、諏訪湖の御神渡りを含めて、厳冬の八ヶ岳山麓をホットにしてくれる話題に事欠かないシーズンとなりそうです。

 

暖かな新年の午後・霧ヶ峰(2018.1.7)

暖かな新年の午後・霧ヶ峰(2018.1.7)

寒かった年末年始。

外に出るのが億劫になるほどの強い風が吹く日々が過ぎて、漸く落ち着いた天気となった最初の日曜日。

穏やかに晴れた午後に、空を眺めながら。

八ヶ岳を正面に望む圃場では、どんど焼きの準備が進んでいます。

ちょっとユーモラスな達磨のアーチが八ヶ岳を飾っているかのようです。

連日冷え込んでいる八ヶ岳の南麓側、例年より雪が少なめです。

一気に標高を上げて、霧ヶ峰に向かいます。

 

北アルプスの山々を一望する、車山肩の富士見台からの眺め。

振り返って、蓼科山から南八ヶ岳へのパノラマを望みます。

霧ヶ峰も雪は少なく、トレッキングシューズで歩けるほどです。

八ヶ岳から釜無川/宮川の谷筋を越えて、南アルプス方向。

正面を西に向かう飛行機雲が横切っていきます。

雲間からの柔らかい冬の日射しが雪上を照らします。

雲海の向こうに、中央アルプスの山並みが連なります。

刻々と変わる雲の姿と冬の日射しを暫し追いながら。

陽射しは徐々に西の空に傾いていきます。

ぐるりと西側に廻り込んで、霧ヶ峰、池のくるみへ。

遠く望む八ヶ岳上空の雲が綾なす空。

雪原の上をたなびく雲が舞い踊ります。

八ヶ岳の西麓もやはり雪は少な目です。

穏やかで柔らかな冬の夕暮れ。

標高1700~1800m に位置するこの場所でも気温0度と暖かな一日。

明日は少し荒れ模様の天気となりそうです。