名残の秋色の小路(2017.11.12)

名残の秋色の小路(2017.11.12)

ひんやりと冷え込んだ、晩秋の日曜日。

長く長く続いた高原の秋も、11月に入ると足早に冬の装いへと移り変わっていきます。

青空の下にすくっと幹を伸ばす落葉松。

帽子を被ったような黄葉する葉が快晴の空を彩ります。

多くの葉が落ちて明るくなった樹冠から日差しが差し込む落葉松林。

晩秋の明るい落葉松林の中を進んでいきます。

作業道の左右に広がる落葉松林はあくまでも人工林ではありますが、落葉松の純林特有のクマザサが密集することは無く、差し込む日差しを受けてススキたちが輝いています。

落葉松と落葉樹たちの彩のコラボレーション。

日射しを透かして輝く落葉松と紅葉する木々。

落葉松林の中で見つけた、小さな秋の輝き。

落葉松林を抜けて振り返ると、ぐっと色付きが濃くなった八ヶ岳を再び望む事が出来ます。

正面に広がる入笠山の山頂部、ゲレンデの最上部では人工降雪が始まったようです。

ゲレンデオープンまであと一ヶ月ほど、八ヶ岳の西麓も冬本番までカウントダウンです。

西に目を向けると、既に真っ白に雪化粧をした北アルプスの山々。

八ヶ岳の緩やかな裾野に広がる広大な圃場の脇にある、小さな高まり。見事に紅葉する木々に囲まれています。

八ヶ岳西麓の縄文遺跡でも屈指の規模を誇る、原村の阿久遺跡。

しかしながら、図上でご覧頂けるかと思いますが、中央道を貫通させるために、その貴重な遺跡は地中深くに埋め立てられてしまいました。中央道をこのシーズンに通過されると気が付かれるかもしれませんが、高速道路の両脇に広がる、こんもりとした紅葉する木々が植えられた場所が、阿久遺跡の埋設跡に植えられた落葉樹たちなのです。

Googlemapで表示した阿久遺跡。中央道を挟んで左右に広がる、周囲と植生の異なる部分が、発掘調査後に埋設された箇所です。画面右端には出土物を収めた収蔵庫があります。かなり離れた八ヶ岳の中腹を横断する鉢巻道路沿いにある、八ヶ岳美術館(併:原村歴史民俗資料館)に僅かですが、出土物が展示されています。

小高い丘の上に登っていく小路。

鬱蒼と茂る落葉樹の林も、このシーズンには明るい彩に包まれます。

環状列石が並んでいた場所に造られた広場を囲む林。此処に生活を営んでいた彼らに思いを馳せるように、生活の糧を与えてくれたであろう落葉樹の木々が植えられています。

明るい樹冠から差し込む日差しも心地よい午後。

落ち葉でふかふかの足元には無数のどんぐりが落ちています。

阿久遺跡から望む八ヶ岳。

此処に住んでいた人々の跡は永久に土の中に眠る事になってしまいましたが、その面影を想いつつ歩く紅葉の小路です。

日暮れを迎えて日射しが西に傾いて来ると、落葉松林は黄金色に輝き始めます。

落葉の進んだ落葉松林、白銀色に輝く幹が目立ち始めると、もうすぐ冬の装いです。

綺麗に西の空に日射しが沈んでいく晩秋の夕暮れ。

今週末には降雪の予報も伝えられる中、最後の秋の彩を追って。

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嵐の去った昼下がりに(2017.11.11)

強い風と雨、そして雹降る、目まぐるしく天候が移り変わった週末の朝。

少し早く訪れそうな冬に備えて準備を進める合間のカットを。

雨が止んで、眩しい日射しが差し込んできた昼下がり。

雲が離れつつある甲斐駒には深い雪渓が刻み込まれています。

高原地帯まで登ると、雪化粧をした赤岳が見えてきました。

標高の高い場所は雪が降ったようです。

権現岳方向も雪で白くなっているのが判ります。

周囲の紅葉は落葉松を含めてもう最終盤です。

麓の立沢まで降りてきました。

一週前と比べると、ぐっと落葉松の黄葉も色を濃くしています。

立沢の圃場から望む南八ヶ岳の全景。

西麓側に広がる落葉松林の見事な黄葉と、雪を戴き、冬の装いとなった北麓側のコントラスト。

まだらに雪に彩られた、主峰、赤岳も見えています。

このシーズンだけの彩の組み合わせです。

赤岳の雪化粧はまだ粉砂糖をまぶしたような、まだら模様。

これから一雨、一雪ごとに、山肌を覆う根雪へと変わっていきます。

最終盤の秋の彩に染まる、午後の八ヶ岳南麓。

裾野の落葉松色が、麓の山里を染める秋の色に繋がっていきます。

八ヶ岳の裾野をぐるっと廻りつつ、冬支度の準備を進めて、漸くタイヤ交換まで辿り着いたころ、どっぷりと日が沈んだ西の空は茜色から僅かに紫がかった色に染まります。

一日中強い風が吹いた週末、昼間は15℃を越えて暑いくらいの気温も、陽射しを失うとあっという間に5℃を下回り、冷たい風が冬の訪れを実感させてくれます。

 

落葉松色に燃える八ヶ岳西麓の午後(2017.11.5)

終日、晩秋の心地よい晴れ模様となった連休最後の日曜日。

観光客の皆さんが続々と帰路に就く中、夕暮れが近くなってくると、山麓に住む者にとって、ちょっとしたお楽しみが。

午後の陽射しを浴びる、八ヶ岳西麓の山裾。

びっしりと植えられた落葉松林が、西日に照らされて赤く染まっていきます。

立沢大橋の下に通じる、旧橋へ下るスロープから、振り返って八ヶ岳の雄大な裾野を望みます。

一面が落葉松に覆われた山裾、八ヶ岳西麓の秋を彩る落葉松の黄葉も終盤を迎えています。

青空の下、午後の陽射しを一杯に浴びる、落葉松林と、鮮やかに黄葉する落葉松林に包まれる南八ヶ岳の山々。

右から、編笠山、西岳、そして左端に映るのが主峰、赤岳です。

日暮れ近くなって、歩く人もまばらになってきた、原村の八ヶ岳自然文化園内、まるやち池。

標高1200mを越えるこの場所は、紅葉していた木々の葉も落ち始め、既に初冬の雰囲気を漂わせています。

すっかり日暮れが早くなった11月初旬。

午後4時を過ぎると、夕暮れに差し掛かります。

夕日を浴びて、真っ赤に染まる八ヶ岳の山々。

赤々と染まる山裾を染める落葉松林。

頂上の方から徐々に落葉が進む八ヶ岳の山々は、足早に冬の支度を整えているようです。

晩秋を迎えて、沈む夕日の方角は塩嶺側から杖突峠を経て、南アルプスの山並みへと移ってきました。

西へと旅路を急ぐ飛行機が足跡を伸ばしていく、クリアーな夕暮れの空。

心地よい日差しに恵まれた晩秋の一日。八ヶ岳の山麓は落葉松の黄葉を追って、季節は冬へと一歩ずつ進んでいきます。

彩り始める秋の入口に八ヶ岳を添えて(2017.9.29)

ぐっと冷え込んで、気温がひとケタまで下がった朝。

お休みを頂いた金曜日、少し気分転換に、馴染みの場所を朝からゆっくりと巡ります。

すっきりとした秋晴れの下、色褪せはじめた山頂部と緑を残す裾野のコントラストが描き出される甲斐駒を望む圃場は、順々に刈り入れが進んでいます。里山の秋の一ページ。

赤い橋でおなじみの、清里、東沢大橋の展望台から八ヶ岳を望みます。

すっきりと晴れ渡った空の下、色褪せはじめた山肌がくっきりと見えてくるようになりました。

標高1000mを越える場所ですが、紅葉はまだまだといったところです。

更に標高を上げて、1200mを越える野辺山。

高原野菜の畑では、この時期になってもまだまだ収穫が続いています。

緑を湛える野辺山の牧草地の向こう、昼下がりの眩しい日差しを浴びて、秋色の八ヶ岳が裾野を広げます。

佇むだけですべてを忘れされてくれる大好きな場所は、今日も、ただ風の音だけが響いています。

山肌が目立ち始めた八ヶ岳。

裾野に広がる落葉松林も、飴色に染まり始めています。華麗な秋の装いに移り変わるまでには、あともう少し。

平沢峠から望む、昼下がりの八ヶ岳。

広大な裾野を覆う落葉松の木々が染まるのは10月も中盤に入ってから。ぐっと重い色合いになった緑が広がります。

森の中に入ると、早くも黄葉を始める木々が目に入ってきます。

黄緑色から黄色、そして青空へと続くグラデーションとコントラストが眩しいです。

眩しい日差しを受けて、木の葉の先の方から秋の装いが始まります。

真っ青な秋空の下、黄葉が早く進む白樺の木の先端は、既に落葉を始めている木も見られます。

午後の八ヶ岳、雲が少し出始めてくると、山裾には深いグラデーションを作り上げられます。

再び山を下り始めて、八ヶ岳大橋から望む、赤岳と権現岳。

裾野の前を包む落葉松の木々もすっかり暗い色合いになってきました。

午後の西日を受け始めた八ヶ岳を麓の圃場から望みます。

刈り入れを待つ圃場の稲が、山裾に黄色の帯を曳いています。

振り返ると、西日を浴びて輝く稲穂が圃場に広がります。

鮮やかに黄金色に色付く稲穂たち。

台風の影響で倒れた稲穂がまるで渦を巻くように圃場を埋めています。

甲斐駒を遠く望む秋の山里に現れる、実りを待ち望む黄金色の波間。

日暮れを迎えると、白い花が落ち始めた蕎麦畑の向こうに、桃色に染まる霞んだ八ヶ岳が浮かび上がります。

穏やかな秋の夕暮れ。

日没を迎えて、圃場を埋める稲穂の上には夕闇が迫ってきました。

穏やかな秋晴れの一日に、感謝を告げて。

実りの彩(2017.9.8~16)

秋9月に入って天候も比較的安定してくる中、西から徐々に寄せてくる台風に戦々恐々する3連休。

観光関係の方には大打撃ですし、もう間もなく収穫を迎える農作物を前に、気が気でない状況を迎えています。そんな心配事一杯の週末ですが、圃場では遅れていた実りも天候の回復と併せて漸く本番を迎えています。

雨上がりの朝。甲斐駒を望む朝の圃場を埋める真っ白な蕎麦の花。

8月の終わりから始まった蕎麦の花のシーズンもピークを迎えています(9/8)。

蕎麦の花で埋め尽くされる八ヶ岳を望む圃場。

お天気の良い午前中には、八ヶ岳の周囲に点々としている開けた圃場で美しいコラボレーションが楽しめます(9/9)。

少し雲が多めながら晴れてきた空。お祭りの音に誘われて路地の中に迷い込むと、提灯が吊り下げられている路地に行き当たりました。伊那や南信の古い街並みに見かける、路地を跨ぐワイヤーの付いたこのような鉄の門構え。使っている様子を見るのは初めてです(塩尻、平出)。

秋の眩しい陽射しが雲間から零れる午後。そろそろカメラのスタンバイ。

陽射しを一杯に受けて、実をいっぱいに付ける垣根仕立ての葡萄畑。美しく整備された葡萄の木々が開けた台地の上に並びます。

振り返ると、棚仕立ての葡萄畑。眩しい日差しが差し込む木漏れ日の中に、笠を掛けられた葡萄が甘い香りを漂わせています。名物のナイアガラ収穫はもう暫く後との事で、後ろ髪引かれながら撤退です(9/10)。

台風の到来が伝えられた今週。既に標高の低い武川の辺りでは先週末から稲刈りが始まったと伝えられていましたが、2倍ほど標高が高い甲斐駒を望む圃場にもコンバインが乗り入れ、早生の刈り入れが始まったようです。慌ただしい秋の収穫シーズンが始まります(9/13)。

圃場の脇に降り立って稲穂の群れを眺める朝、甲斐駒の上空から雲が昇っていきます。稲穂たちは静かに熟す時を待ち続けます。

綺麗に晴れ上がった空の下、実りの彩に包まれる圃場。

遠望する八ヶ岳も少し色褪せて、秋の装いの準備に入ったようです(9/14)。

週末に向けて天候が崩れ始める朝。うっすらと雲を吹き上げる八ヶ岳も少ししっとりした表情を見せはじめます(9/15)。

昼過ぎから台風の余波で雨の降りだした週末。圃場を埋める稲穂たちも、雨を受けて重たく頭を垂れています。

標高1000mを越える圃場に広がる蕎麦畑。目の前に重く垂れこめた雲の下を稜線沿いに足早に雲が流れていきます。

日没を迎えて雨脚が強まってきた連休の夜。どうか無事に通過してくれますように。

 

秋空、始まる(2017.9.1~3)

目まぐるしく空模様が変わり続けた盛夏、8月。

月が変わって9月に入ると、漸く落ち着いた天候になって来たようです。

9月最初の朝。すっきりと晴れ渡った空の向こうに、八ヶ岳の美しい稜線が引かれます。

目の前に広がる蕎麦畑。奥の方から満開になり始めました。

一段下がった場所に位置する圃場から俯瞰で望みます。

小さな白い花をいっぱいに付ける蕎麦畑が目の前に広がります。気持ちの良い、9月らしい天気の朝です(9.1)。

秋に入ったとはいえ、まだ9月も頭。遅く植えられたとうもろこし畑では、伸び盛りのとうもろこしが背の丈までに伸びています。空はもう秋の高い空です。

圃場を埋める蕎麦畑。

数年前から、大きな圃場の所々で白い蕎麦の花が見えるようになっていましたが、今年は更に作付が増えているようです。

隣り合う圃場に整列する稲穂たち。遠くに八ヶ岳の峰々を望みます。

この夏は天候には恵まれませんでしたが、それでも色付き、頭を垂れ始めた稲穂。このまま無事に収穫に至る事を願いながら。

午後の陽射しを一杯に浴びる蕎麦畑。視線の向こうに広がる圃場まで、蕎麦の花で埋め尽くされています(9.3)。

夕暮れを迎えた蕎麦畑。

台風の影響でしょうか、強い風が吹き続けています。

夕日を浴びる蕎麦の花、3段に分かれて咲くともいわれる蕎麦ですが、開花から2週間ほど花をつけ続けます。今日も何人もの方が圃場の周りで撮影をされていました。

まだ少し青さも残る圃場の稲穂。夕暮れの日射しを受けて輝きを増していきます。

夕暮れを迎えた圃場。空に浮かぶ雲が染まり始めます。

日没を迎える頃、夕日に照らされる八ヶ岳の遥か南側から月が昇っていきます。これから冬に向かって少しずつ北へと高度を上げていきます。

振り返ると塩嶺の向こうに広がる雲の下に夕日が沈み始めます。

緩やかに夕日が沈んでいくと、天空から夜の帳が降り始めます。

雲が広がると、ゆっくりとした日暮れの空の移り変わりが更にゆっくりとしたものになります。秋の訪れを感じさせる広々とした空の向こうに、色を残しながら、虫の声が響き渡る、涼しい夜を迎えます(9.2)。

 

晩夏の空(2017.8.23~26)

お盆休みも終わり、夜になると虫たちの大合唱が響き渡るようになった8月の後半。落ち着きのなかった天気も、此処に来て漸く安定するようになってきたようです。

久しぶりにすっきりと晴れた朝。

標高の高い蕎麦畑の花たちも咲き始めたようです。

八ヶ岳を正面に望む圃場。既に2段目の花が咲き始めています。

これから9月の始め頃まで、周囲の圃場でも蕎麦の花を見る事が出来ます。

振り返って、南アルプスを遠望する蕎麦畑。

高く澄んだ空はもう秋の心地。吹き抜ける風にも涼しさが感じられます(2017.8.23)

星空と三日月が望めた夜半から一転して、雨がさっと降った朝。

雨上がりに、夏場にはなかなか望む事が出来ない富士山が遠望できました。

夕暮れのような淡い空の下に浮かぶ朝の富士山を遠望(2017.8.25)

午後になって日差しが戻ってきた土曜日。

夕暮れを迎えて少し染まり始めた高い雲の向こうに、青空が見えています。

灼熱の暑さが残る甲府盆地の夕暮れ。

ショッピングセンターの駐車場から望む西の空は、鮮やかに染まり始めています。

西の空にどっぷりと日が沈んだ後。

空に残された雲はサーモンピンクに彩られました。

昼間はまだまだ夏の暑さですが、短くなった日が暮れると一気に涼しくなって20℃を下回るようになってきた八ヶ岳の南麓。今週末は9月、高原は秋へと歩みを進めます。