新緑の八千穂高原と咲き始めたトウゴクミツバツツジ(2017.5.21)

晴天に恵まれた週末。

少し暑すぎるんじゃないのとのお話もありますが、恵みの日射しをたっぷり受けて、山は新緑に包まれます。

午後の陽射しを浴びる牧草地の向こうに裾野を広げる八ヶ岳。

今年は雪をたっぷりと残しています。昼を迎えて、気温25度と季節が一つ先に進んでしまったかのような夏日になった野辺山。八ヶ岳の上空にはうっすらと雲が湧き始めています。

海ノ口別荘地のエントランスも初夏の装い。落葉松もすっかり緑が濃くなってきました。

東にぐるっと廻り込んで、八千穂高原へ。八千穂レイクの周囲も新緑に包まれています。

駐車場の周りでは、トウゴクミツバツツジが早くも花を開き始めています。

まだ咲き始めのトウゴクミツバツツジ。周囲の木々も漸く花芽が付き始めた状態で、例の「高原の女王」はまだ蕾も硬いまま。月末頃には花を開き始めるはずです。

 

白樺も新緑の葉を広げつつあります。

足元にはゼンマイでしょうか。高原はまだまだ春を過ぎた辺り。

足元にはもうひとつ、可愛らしい落葉松の幼木。雪にも、冬の寒さにも負けず、少しずつ背を伸ばしていきます。

東の空には沸き立つ入道雲。風は初夏の心地です。

午後の陽射しをいっぱいに浴びる白樺林。八千穂高原の大好きなシーン。

緑の小路が林の中を縦横に抜ける八千穂高原。気に入った小路を見つけては、ゆっくりを歩んでいきます。

白樺の林に繋がる落葉松林の新緑に暫し浸りながら歩く、午後。

大きく育った入道雲が迫る空。この後、麦草峠を越えると暫しの通り雨となりました。

雨の上がった奥蓼科、御射鹿池。

新緑の若葉に包まれた夕暮れに、水鏡が浮かび上がります。少し先走り気味の空模様を追うように、季節は新緑から梅雨へと進んでいきます。

 

静かなGWの一コマを、最終日の夕暮れに美ヶ原と霧ヶ峰(2017.5.7)

お天気が不安定だったGW後半。

日曜日の今日も、南アルプスは日射しはあれど雲が多めで残念と諦めかけていた午後、窓を開けて北の空を眺めると、なんと雲が無い。慌てて夕暮れ迫る山並みへと車を走らせます。

車を走らせること暫し、流石に連休最終日とあって通行量もめっきり少なくなったビーナスラインのどん詰まり、美ヶ原の入口、山本小屋の駐車場まで一気に登ります。

日影に当たる場所にはまだ雪が残る美ヶ原。車を降りると、冷たい風が草原を吹き抜けていきます。

遠く蓼科山と南八ヶ岳の峰々が裾野を広げます。東の空には月が上がってきています。

気温は10度を下回り、時折強い風が吹く美ヶ原。上着なしではちょっと危ない状況なので、程々にしながら草原の遊歩道を歩きます。

殆ど人影のない遊歩道を行くと、眩しい西日を浴びる主峰、王ヶ頭の電波塔群と美しの塔が見えてきます。

西日を浴びる東の空には大きな雲が広がります。空の向こうに連れて行ってくれそうな眺め。美ヶ原のハイライトは朝や日中より西日の時間帯なのではないかと、来る度に思うシーンです。

美しの塔の前まで来ました。夕日を狙ってスタンバイしている方もいらっしゃいましたが、上着も持ってこなかった大馬鹿者は此処で撤退。視界の中に人影はほんの数人。折り返しで美術館側にも行ってみましたが、広大な収容800台の駐車場に止まる車は僅かに2,3台(自分含む)。ピーク時には満車となってしまう事もありますが、最終日の夕暮れ時にはひっそりと静まり返っていました。

既に薄暗くなり始めたビーナスラインの東側から和田峠の鞍部を越えて西側に抜けると、一気に夕日が眩しく差し込んできます。

西日を一杯に浴びる霧ヶ峰、高く上った月が西日に照らされて輝いています。

遠くに望む八ヶ岳の上空には、その長い山体に添うように南北に太々とした雲が伸びています。これじゃ周辺の天気が良くなっても、山麓では気が付けない訳です。

そうこうしているうちに、日射しがゆっくりと西の山並みに沈み始めます。夕日が眩しかった草原も谷筋から徐々に暗闇に落ちていきます。

日没。空が昼と夜の境界を渡っていきます。

雲が微妙に山筋で割れたために、再び日差しが差し込んできました。

空は黄砂の影響でしょうか、黄色く霞んでいます。

再び日差しは雲間に沈んでいきます。

もう殆ど人の居ないGW最終日の日没を迎えた霧ヶ峰。

皆様はどんなGWをお過ごしになられたでしょうか。

 

静かなGWの一コマを、霧ヶ峰(2017.4.30)

世間はGW。

普段は静かなこの地も、この時期ばかりは有数の観光地ということもあり、多くの人々が押し寄せます。

インターから溢れ出す車から逃げるように、ちょっと静かな場所を探して。

この地域でも一、二を争う観光地でもある霧ヶ峰。

ドライバーの皆さんが車を走らせるビーナスラインからほんのちょっと外れた池のくるみへ下る道端にて。メインルートの裏側となるこの場所は車もほとんど通らず、枯草を揺らす風の音だけが響き渡ります。

何とも言えない碧空の色と、枯草が広がる霧ヶ峰。遠くにグライダーが横切っていきます。

丘の上に登ってみましょう。

日差しを浴びて、頭上を一気に旋回していくグライダー。

風の強い日には、上空を優雅に舞うグライダーの姿が楽しめます。

スポイラー(エアブレーキ)とフラップを一杯に広げて、アプローチに入るグライダー。

五月晴であれば、滑走路の向こうに雪を戴く中央アルプスや御嶽山が望めるはずですが、春霞に隠れてしまいました。

吹き流しのポールが斜めになるほどに強い風が吹く昼下がり。

ぼんやりした春らしい空の下、たっぷりの雪を湛えた八ヶ岳を遠望しながら手作りパンをかじる、ちょっと素敵なお昼休みです。

4月の雪、御射鹿池(2017.4.1)

3月も終わりになって、すっかり春めいてきた日々。

標高780m、甲斐駒を正面に望む七里岩の段上に位置するこの場所に植えられた枝垂桜は、この界隈で一番最初に花を咲かせます。蕾も大分膨らんで、いよいよ開花を待つ状態に…などと呟いていたのですが、昨晩から再び雪に。

カメラ不調で露出が定まらない状態ですが、重たい春の雪は、周囲の木々を真っ白に染め上げていきます。午後になって小降りになった雪の合間を突いて、何時もの場所へ。

真っ白になった、奥蓼科、御射鹿池周辺の落葉松林。お休みの日ともあって、小雪の中、一人、また一人と観光客の方が訪れています。

湖面は霧で真っ白に。新雪に白く彩られた白樺の木を重ねて。

静まり返った湖面。木々も真っ白に雪化粧をしています。

暫くすると、霧が少しずつ晴れてきます。

霧の中から稜線が見え始め、落葉松の木々が湖面に映り始めます。

雪雲に覆われた中から、すっと姿を現した御射鹿池の全景。

雪が止んだ湖面。湖面に映る落葉松から静かな旋律が流れます。

重たい春の雪は、山々も真っ白に染め上げていきます。墨絵のようなモノトーンに包まれる湖面。

このシーズンだけ望める風景。周囲の環境は大分変ってしまいましたが、小さなこの場所の美しさは変わりません。

再び霧が降りてきた湖畔にて。雪化粧をした木が一人佇みます。白と白のコントラスト。

春の雪は、重たくどどっと降りますが、アスファルトの路面には殆ど積もらず、陽射しがもたらされなくともすぐに溶けてしまいます。純白と漆黒が折り重なる湖畔が望めるのは僅かな時間だけ。そうして、雪と暖かな日を繰り返しながら、山里にも少しずつ春が訪れます。

4月の雪は暖かく、気温0℃でも上着も着ずにシャッターを切り続けていると、ふと岡崎律子さんの「四月の雪」の歌詞を思い出します。

♪でておいでよ 寒くないよ

四月はじめの雪

もう春だよ 冬にさよなら♪

春、四月のスタートです。

 

厳冬の頃に(2017.2.6~12)

例年に増して降雪回数が多い、八ヶ岳南麓。

今週も繰り返し降雪となる一週間になりました。

p1090495日曜日に降った雪で白くなった圃場。

正面の南アルプスから夜半にかけて降り続けた雪をもたらした雲が、勢い良く舞い上がっていきます(2/6)。

p1090506しっかりと冷え込んだ朝。氷点下10度を下回ると、あらゆるものが凍りついてしまいます。

寒空に威容を示す、朝の甲斐駒(2/8)。寒さは続かず、翌日には再び雪模様に。

p1090512

一面銀世界になった田圃の先に望む八ヶ岳。前日に降った雪は一度は止んですぐに溶け始めましたが、夜半になって入り込んできた寒気の影響で、朝にはこのシーズンらしい、サラサラのパウダースノーに再び覆われました。

p1090519

木々の間にダイヤモンドダストが舞う朝。パウダースノーが降った後に晴れ渡った時だけ楽しめる景色です(2/10)。

p1090533昼過ぎに再び雪模様となった後、日没を迎えて晴れ渡った夜半の圃場。星空の下に再び浮かび上がった甲斐駒を満月の月明かりで臨む寒い夜(2/11)。

p1090537レインボーラインの大泉から望む、少し雲が残る中、前日に降った雪で施された白い衣装を纏った八ヶ岳。

山麓近くまで白く装うのは、降雪後の僅かな時間だけです。

p1090538振り返ると、青々とした甲斐駒と南アルプスの峰々が望めます。

レインボーライン沿いから望む眼下には、雪化粧をした圃場と街並みが広がります。

p1090550標高を一機に上げて1400m、鉢巻道路沿いの清里、まきば牧場へ。高い空の下、一面の雪景色の向こうに雪化粧をした秩父山塊を望みます。

p1090560同じく清里の名所、東沢大橋(通称、赤い橋)の展望台から望む、八ヶ岳の峰々。

まきば公園と違い、除雪がされていない駐車場に入る車もなく、展望台からの絶景は貸切状態で堪能できました。

p1090544少し背伸びをして(望遠で)牧場公園から八ヶ岳側を眺めると、主峰、赤岳の威容が迫ってきます。天候の移り変わりが多い今シーズン、本当に真っ白に雪化粧した赤岳の姿が楽しめるのは、僅かな期間かもしれません。

p1090587もう少し、雪景色を楽しむために、更に歩みを進めて野辺山へ。

牧場地帯を貫通する道路のどん詰まり。ここより先には車で進む事は出来ません。

足跡一つない雪原が広がる先に、厳冬の八ヶ岳の威容が広がります。

昼下がりの八ヶ岳ブルー、これが真骨頂です。

p1090575昨日の雪の影響がまだ残る、少し雲が多めながら、真っ青な空の下に美しい雪渓が映える、主峰、赤岳と硫黄岳を正面に望んで。

p1090576たまには、こんな一枚も如何でしょうか。赤岳を換算200mのフルアップで。

p1090593

振り返って秩父方面を眺めると、尖った象徴的な山容を見せる男山を正面に望む事が出来ます。

雪の少ない秩父側ですが、このところの連続した降雪で山肌が真っ白に色付いています。

 

p1090612

撮影していると、雪雲がどんどんと迫ってきたので、ぐるりと廻り込んで、八ヶ岳の西側へ。

頭上には重たい雪雲が迫ってきていますが、八ヶ岳の上空は徐々に晴れ間が見え始めています。

p1090606

雪雲を撥ね退ける、真っ白に雪化粧をした蓼科山と横岳。

p1090636そうこうしているうちに、日没を迎えてきました。鮮やかに西日に彩られる北八ヶ岳の山々。

p1090637日没間際になって、重たい雪雲を追いやって、遂に正面に望む南八ヶ岳の主峰たちが姿を見せてくれました。

すっかり日没が遅くなった2月の中旬。厳冬の頃もあともう少しの辛抱です。

 

雪景色となった八ヶ岳山麓の午後(2016.1.9)

季節外れの雪が降った11月末以来、随分ご無沙汰振りで本格的な降雪となった日曜日の晩。

朝になって雪は小康状態となり、気温が高かったこともあって、午後になると除雪の済んだ道路はドライに。車での移動には問題ない状態となりました。

p1090334

すっかり晴れ渡った空が広がる、八ヶ岳の麓。

高い空には、まだ薄く雲が残る、ちょっと安定しない八ヶ岳ブルー。

p1090329

かみ雪らしく、写真で右側となる南麓側の斜面が真っ白になっています。

p1090338振り返って南アルプスの山並みを望みます。まだ甲斐駒の上空には雪雲が残っているようです。

遠くに富士山を望む、穏やかな雪晴れとなった午後のひと時。

p1090341それではと、山に入るとやはり空は雲に覆われてしまいます。

谷筋から雲が湧きあがってくる、奥蓼科、御射鹿池。

結氷が進む湖畔は、ひっそりと静かです。

p1090349

雪化粧をした御射鹿池。

暖かいとはいえ、夕暮れの気温は0℃。静かな湖畔に佇むと、ひんやりとした風が湖面を伝ってきます。

本格的な冬景色になった八ヶ岳の麓、そろそろ一年で最も寒いシーズンの到来です。

燃える落葉松の秋色(2016.11.12)

クリアーな秋晴れに恵まれた土曜日。

里にも季節外れの雪が降るのではないかと冷や冷や(実際に麦草峠は前倒しで冬季閉鎖となりました)だった今週、遠出をしたい思いをぐっと抑えて、朝から冬支度に勤しみます。それでも、昼過ぎには一通り完了。短い午後の陽射しを追って八ヶ岳の西麓を進みます。

立沢大橋と八ヶ岳裾野を鮮やかに染めた立沢大橋から望む、昼下がりの八ヶ岳。

先週降った雪がまだ残っています。

晩秋の落葉松麓の落葉松もすっかり色付いてきました。

落葉松の森の中から鹿の声が響く頃、季節は晩秋から初冬へと歩みを進める八ヶ岳の西麓。

落葉松の黄葉と雪を戴く八ヶ岳1青空の下に落葉松の黄葉を添えて、雪を戴く八ヶ岳を。

落葉松の黄葉と雪を戴く八ヶ岳2落葉松の黄葉もそろそろ終盤、更に山の奥へと進んでいきます。

晩秋の池のくるみ八ヶ岳の峰々を遠望する、霧ヶ峰、池のくるみは木々の葉も落ちてすっかり冬の装い。

乏しくなる日射しを追って、山の西側に廻り込みます。

落葉松色に染まる森1燃えるように輝く落葉松の黄葉。

他の木々が葉を落とした後、落葉松の森は一斉に黄金色に輝きます。

落葉松色に染まる森2西日が落葉松の黄葉を染め上げていきます。ウィスキーにも似た、琥珀色の輝き。

落葉松色に染まる森3夕暮れまでの僅かな時間だけ楽しめる、輝く落葉松の黄葉。

それそれの木々に、それぞれの紅葉や黄葉もありますが、唯一つ、山を彩る針葉樹の中で一斉に森を輝かす落葉松の黄葉は、心を捉えて離しません。

落葉松色に染まる森4麓側に降りて振り返ると、西日に染められて、真っ赤に色付く紅葉する木々。

彩が色あせていく季節を前にして、最後の輝きを魅せてくれます。

日暮れの諏訪湖山を下り、諏訪湖まで降りてくると、まだ5時前ですが日差しはどっぷりと山の向こうに。

山々を巡る季節の速さに相乗りするように、麓も初冬の装いへと進んでいきます。