燃える落葉松の秋色(2016.11.12)

クリアーな秋晴れに恵まれた土曜日。

里にも季節外れの雪が降るのではないかと冷や冷や(実際に麦草峠は前倒しで冬季閉鎖となりました)だった今週、遠出をしたい思いをぐっと抑えて、朝から冬支度に勤しみます。それでも、昼過ぎには一通り完了。短い午後の陽射しを追って八ヶ岳の西麓を進みます。

立沢大橋と八ヶ岳裾野を鮮やかに染めた立沢大橋から望む、昼下がりの八ヶ岳。

先週降った雪がまだ残っています。

晩秋の落葉松麓の落葉松もすっかり色付いてきました。

落葉松の森の中から鹿の声が響く頃、季節は晩秋から初冬へと歩みを進める八ヶ岳の西麓。

落葉松の黄葉と雪を戴く八ヶ岳1青空の下に落葉松の黄葉を添えて、雪を戴く八ヶ岳を。

落葉松の黄葉と雪を戴く八ヶ岳2落葉松の黄葉もそろそろ終盤、更に山の奥へと進んでいきます。

晩秋の池のくるみ八ヶ岳の峰々を遠望する、霧ヶ峰、池のくるみは木々の葉も落ちてすっかり冬の装い。

乏しくなる日射しを追って、山の西側に廻り込みます。

落葉松色に染まる森1燃えるように輝く落葉松の黄葉。

他の木々が葉を落とした後、落葉松の森は一斉に黄金色に輝きます。

落葉松色に染まる森2西日が落葉松の黄葉を染め上げていきます。ウィスキーにも似た、琥珀色の輝き。

落葉松色に染まる森3夕暮れまでの僅かな時間だけ楽しめる、輝く落葉松の黄葉。

それそれの木々に、それぞれの紅葉や黄葉もありますが、唯一つ、山を彩る針葉樹の中で一斉に森を輝かす落葉松の黄葉は、心を捉えて離しません。

落葉松色に染まる森4麓側に降りて振り返ると、西日に染められて、真っ赤に色付く紅葉する木々。

彩が色あせていく季節を前にして、最後の輝きを魅せてくれます。

日暮れの諏訪湖山を下り、諏訪湖まで降りてくると、まだ5時前ですが日差しはどっぷりと山の向こうに。

山々を巡る季節の速さに相乗りするように、麓も初冬の装いへと進んでいきます。

 

落葉松に浸る午後(千代田湖、日影入林道)2016.11.5

ぐんと冷え込んで、秋らしい好天が続く週末。

お天気が良いと、用事が無くても出かけてしまいたくなります。

p1080954買い物に出かけた途中で振り返ると、落葉松の黄葉に包まれる八ヶ岳がくっきりと見えています。

これだけ色付いていれば、気持ち良い落葉松林に足を延ばしたくなるのが、落葉松好きの性。もう少し標高を上げたいので、八ヶ岳とはちょっと離れた場所に足を延ばします。

p1080995八ヶ岳の向かい側、長く伸びた南アルプスの稜線が諏訪湖に落ち込む突端に位置する杖突峠の裏には、静かな、静かな別天地があります。

シーズンを終えてひっそりと静まり返るキャンプ場が森の中に点在する、千代田湖の畔。

p1080992湖畔の落葉松は見事に黄葉に染まっています。さあ、森の中へ。

p1090027湖畔を彩る落葉松の黄葉は今がピーク。もう少しすると、落葉松のシャワーが降り始めそうです。

p1090053森の中を抜けていくと、小さな沢の畔に一本のモミジが鮮やかに紅葉を魅せています。

p1090052落葉松とモミジの彩を一緒に。

p1090056麓に下って、片倉の集落から見上げると、西に広がる山は色とりどりの紅葉に囲まれています。

遅れていた秋も一気に深まってきました。

落葉松の季節へ(八ヶ岳西麓を御射鹿池へ)2016.10.29~30

10月も今日と明日でおしまい。

遅れていた秋の深まりも、徐々にではありますが進んできているようです。

このシーズンを一年中待ちわびているといっても過言ではない(八ヶ岳の麓に居を置いている最大の理由と言っても言い過ぎではない)落葉松の黄葉に包まれる時期が、ようやく訪れたようです。

安定しないお天気だった週末。晴れ間を縫いながらカメラを持って、外に出ます。

p1080853まだ日差しが充分に残っていた土曜日の昼下がり。

刈り入れの終わった葛窪の蕎麦畑から望む編笠山。ぼんやりとした落葉松の黄葉が中腹より上側に広がっています。正面より左側の山裾の中では、来年の大河ドラマの撮影も??

p1080872aもう少し廻り込んで、立沢の集落より。漸く落葉松の広がりが見えてきました。

既に西の方から張り出してきている雲によって、山腹の落葉松林は日影に落ちてしまっています。

p1080863ぐっと標高を上げて、八ヶ岳農業実践大学校の牧場前。

正面に見えるはずの阿弥陀岳と赤岳は残念ながら雲の中ですが、大学校の奥に広がる森は黄葉と紅葉が見事に入り混じっています。

p1080856更に登って、鉢巻道路の上側、落葉松の黄葉の向こうに、強い風を受けて高く飛び続ける鳶を見上げて。

この後、急速に雲が広がり、夜半には雨模様となった八ヶ岳西麓。

p1080883翌日、薄曇りながら午後には日差しも差し込んできました。

ぼんやりとした薄絹雲の下、落葉松の黄葉が広がります。

p1080894トンガリ頭の落葉松の黄葉。

短い夕暮れの陽射しを浴びた落葉松の色は、刻一刻と変化していきます。

p1080876琥珀色に輝く落葉松の森へ。

p1080896p1080890まだ浅い、日差しを受けた落葉松の輝きに、暫し酔いしれます。

p1080904落葉松の森を抜け、視界が開けると、足元には何時もの場所。

この高台からも、湖畔に多くの観光客の方の姿を捉える事が出来ます。

p1080922湖畔に下ると、夕暮れ前の日差しを浴びて、木々が輝いています。

奥蓼科、御射鹿池が最も輝く時。

p1080918既に湖面の中央は、日が西に傾いて暗くなりかけています。

紅葉は徐々に終盤に向かっています。

p1080914西日を浴びて輝く、御射鹿池と落葉松の黄葉。

今年から湖畔に降りる事は出来なくなってしまいましたが、美しい景色は湖畔沿いからでも存分に楽しめます(日中は警備員の方が常駐しています、絶対無茶な事はなさらないように)。

p1080928山を下りると、もうどっぷりと夕暮れの空。

秋が更に深まる11月、一年で一番昼の短いシーズンに入っていきます。

秋色深まる(八千穂高原2016.10.23)

八ヶ岳の南麓から東に廻り込む事暫し、松原湖を抜けて山懐に入り込んだ先に広がる別天地が八千穂高原。

中央に人造の溜池である八千穂レイクを置く、谷筋に開かれた小さな高原は、四季折々に色を変えていきます。

p1080760浅い青空の下、白樺林を望んで。

既に晩秋の装いになっています。

p1080761所々に彩を残す、八千穂高原の白樺林。

p1080786山は紅葉の真っ盛り。

p1080773林の中に広がる紅葉に誘われるように、遊歩道を歩いていきます。

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p1080782強い風が吹き、気温は8℃と、既に初冬を思わせる涼しさ。遠方のナンバーを付けた車から降り立つ方々は、その肌寒さに驚かれているようです。

p1080825白樺林の向かいには、まだ若い落葉松の林が続きます。

大好きな秋の落葉松林をゆっくりと歩いていきます。

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p1080803森の中は秋色に染まっていました。

p1080837更に森の奥へ。

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p1080832色が深まる八千穂高原。空模様は残念ながらどんよりと曇り始めましたが、木々の色は空模様すら跳ね返すほど彩に溢れています。

p1080842雲に追われるように山を下って、何時もの場所へ。

八千穂高原より200m程標高の低い、奥蓼科、御射鹿池も秋色が深まってきました。

紅葉は今がピーク。白樺の葉が落ちて、バックに広がる落葉松の黄葉がぐっと色を深める頃には秋も終盤、冬の足跡が聞こえてくる季節に移り変わっていきます。

秋空の朝(2016.10.23)

曇り空の予報が良い方に外れて青空が広がった、日曜日の朝。

これはチャンスと、家の片づけもそこそこに、朝から出掛けます。陽射しを追って八ヶ岳の東麓へ。

p1080699八ヶ岳横断道路から清里を抜けて国道に下る道沿い。青空の下、別荘地帯に並ぶ木々は秋の色合いとなってきました。

p1080707道沿いからちょっと森の中を覗き込むと、朝日を浴びた紅葉が輝いています。

p1080701鮮やかに色付いたモミジの紅葉。気持ちの良い朝の一コマ(清里)。

p1080711紅葉の森を抜けて視界が一気に広がると、野辺山高原。

青空の下、大量に積まれた牧草のロールの向こうに八ヶ岳が顔を見せています。

強い風に煽られて、雲が空へと昇っていきます。

p1080715牧草地の上を流れる雲。遠くに南アルプスの山並みが見えています。

p1080722八ヶ岳の主峰、赤岳も晩秋の装いになってきました。

p1080724清里スキー場の麓に広がる落葉松の森も黄葉の真っ盛り。

牧草の緑と鮮やかなコントラストを魅せてくれます。

p1080738少し廻り込んで、開拓記念碑前。

牧草地帯とその先に広がる落葉松林、そして八ヶ岳の山裾へと彩が徐々に深まっていきます。

p1080744刻一刻と移り変わる八ヶ岳の空。徐々に西から雲が迫ってきます。

麓では牧草の刈り入れの真っ最中。長い、長い冬に備えた準備が進んでいます。

p1080751秋色に染まる八ヶ岳ロッジ、海ノ口別荘地のエントランス。

落葉松の黄葉はまだ色浅い感じですが、周囲を埋める木々は鮮やかに秋の色合いを纏っています。

さあ、秋の彩を追って、更に八ヶ岳の懐へ。

曇り空の梅雨の午後は「緑響く」(御射鹿池2016.6.4)

八千穂高原から車を駆って麦草峠を越えると、八ヶ岳の西側へ。

標高2000mを軽く超える峠の界隈は、下界の初夏を思わせる気候とは一線を画す、まだ春先の様子を留めています。

落葉松の緑曇り空の中で瑞々しい緑色を湛える、落葉松の若葉。

黄緑色の小さく細い葉で山肌が染められるこの時期、標高が高い日差しが雲の向こうに隠れてしまった麦草峠界隈の気温は12~3℃。風が吹けば、半袖だと鳥肌が立つほど。

落葉松の緑2森の中を抜けていくと、落葉松の緑に包まれます。お天気は勝れない分、しっとりとした緑が楽しめます。

緑響く御射鹿池4八千穂高原から峠を越えて1時間ほど、何時もの場所に戻ってきました。

奥蓼科、御射鹿池です。

こちらもレンゲツツジが咲き始めています。

緑響く御射鹿池6まだ見頃とまではいきませんが、一部の木では満開近くまで花を開かせています。

緑響く御射鹿池5お天気の悪いときこそ、この場所は緑が深まります。

風は少しありましたが、湖面も穏やかな水面を魅せています。

緑響く御射鹿池7白樺の向こうに緑が広がる午後。

湖畔を歩く人も少なく、落ち着いた雰囲気を醸し出しています。

緑響く御射鹿池3湖畔の向こうに広がる落葉松林の足元にはレンゲツツジが僅かに蕾を付けているのが判ります。

緑響く御射鹿池2弱い日差しが移り変わり、ほんの少し明るくなった時、湖面の緑と山の緑が混じり合っていきます。

緑響く御射鹿池1しっとりとした緑を楽しむ事が出来る、梅雨時ならではの御射鹿池。

梅雨時の八ヶ岳にお越しになって、お天気が悪くて残念…と思った時には、ちょっと観光名所を離れて、森の中に入ってみるのは如何でしょうか。きっと素敵な「緑響く」に出逢える筈です。

【ご注意andお願い】

只今、御射鹿池の湖畔では周辺環境整備事業(湖畔道路の拡張、付け替えと、湖畔遊歩道の整備)が進められており、湖畔部分では大規模な伐採と重機を使用した道路の付け替え工事が終日実施されています。

御射鹿池周辺は元々駐車場が少ないため路肩駐車をされる方が多く見られますが、現在片側交互通行のため、路肩への駐車は一切できません(規制は8月初旬まで)。また、湖畔沿いの駐車場(3か所)のうち、麓側の1か所と、明治温泉側の半分は工事関係施設設営のため、駐車できなくなっています。現在の湖畔周辺の最大駐車台数は10台にも満たない状態です。無理な駐車は工事の迷惑(重機が頻繁に行き交います)ともなりますので、現地誘導員の指示に従ってください。

なお、御射鹿池に登るアプローチルートの麓にあるもう一つの溜池、笹原溜池(真田丸2話で撮影に使われていましたが)での撮影をお考えの方へ、現在溜池は水を抜いての工事が行われており、堰堤自体も切っています。入口は駐車スペースを含めてゲートで封鎖されており、池自体も暫くは湛水される事はないと思われます。

新緑の午後(2016.5.7~8)

風が強いながらも天気の良い連休最後の週末。

歴史のお勉強をした後は、街中の喧騒を離れて、少し静かな場所で過ごす事にします。

新緑の小窓道沿いにちらっと見えた休耕田の向こうに、黄色と緑の鮮やかなコントラストが浮かび上がっています(諏訪郡富士見町葛窪)。

千代田湖の新緑1気持ち良い日差しを受ける、杖突峠の脇にある千代田湖。

落葉松に囲まれた湖畔は、軽やかな新緑の緑に輝きます。

千代田湖の新緑4良く手入れされた千代田湖の落葉松林。

落葉松の若葉が通し込む陽射しが目の前に広がります。

千代田湖の新緑3落葉松の新緑を分け入って。

千代田湖の新緑5湖畔の照り返しを受けて濃い緑に輝く落葉松を眺めながら、暫し周囲を散策します。

千代田湖の新緑2湖畔に植えられた落葉松の幼木を覗き込むように上から眺めると、線香花火のような可愛らしい葉がびっしりと付いているのが判ります。

山ひとつが黄金色に染まる秋の落葉松も良いですが、透明感のある黄緑色が美しい新緑の落葉松もまたいいもの。

P1070245風の強い夕方は、空も雲も複雑な装いを魅せていきます(諏訪郡富士見町先達)。

週明けからはちょっと天気が悪いようですが、もう暫く新緑が楽しめそうな八ヶ岳界隈です。