梅雨空は彩を変えながら(2017.6.18~7.5)

少雨、空梅雨と言われながらも、6月も中盤に入ると空模様はどんより、そして強い雨が降る日も。今年も梅雨空がやって来ました。

お天気が優れないので、どうしても撮影に出る足が遠のくのですが、それでも日々を過ごす僅かなタイミングで素晴らしい色合いが望めるのが八ヶ岳山麓の素敵なところ。そんな日々のカットからご紹介。

どんよりとした早朝、何時もの奥蓼科、御射鹿池の周りには、陽射しを待ちわびる多くの観光客の方が訪れていました。ひんやりとした緑が移り込む湖面を眺めるのもまた、心地よいひと時。

一雨ごとに緑が濃くなる御射鹿池周囲の落葉松。梅雨が明ける頃にはぐっと濃い、夏の緑に移り変わっていきます(2017.6.18)。

雨上がりの朝、梅雨らしいウエットな青空には巻雲が高く巻いています。

今年も早々と夏蕎麦の花が満開を迎えていました(2017.6.20)。

一年で一番日射しが長く降り注ぐ夏至。その翌日の夕暮れは7時になっても稜線を黄金色に染めています。夏を迎え入れる夕暮れです(2017.6.22)。

梅雨とは思えないほどに晴れ上がった朝、すっかり雪渓が細くなった甲斐駒を望む圃場の麦は黄金色に染まります。収穫を待ちわびる喜びの色(2017.6.23)。

梅雨空は複雑な雲を空に描いていきます。雨上がりの空に広がる高いうろこ雲と、八ヶ岳を吹き抜ける西からの風が雲を沸かせています。雨をいっぱいに受けた緑の苗はぐんぐんと伸びていきます(2017.6.23)。

朝まで降り続いた雨が止んだ後、ひんやりとした霧が流れ込む雑木林に陽射しが差し込んでくると、うっすらとした緑のカクテルが出来上がります。梅雨の合間に現れる一瞬のシーン(2017.6.30)。

強い雨が過ぎ去った夕暮れ、雲と霧が次々と目の前を過ぎていく圃場の上空に僅かに開いた雲間から、うっすらとフレアが差し込んできました。天使が舞い降りる刻。この後、気まぐれな天使達にきりきり舞いにされる事に(絶好のチャンスを逃して落ち込む2017.7.1)

梅雨の合間に広がった青空。夏のそれとは異なり、雨上がりで何処までも高く澄み切った雲間の紺碧が心を捉えて離しません。一番大好きな藍(2017.7.2)。

再び強い雨が降った後、南アルプスの上空には複雑に尾を曳く雲が次々と流れていきます。雲間から覗く、その上に広がる青空は既に夏の色です(2017.7.3)。

台風一過の朝。巻雲がたなびく高い空は夏の色を湛えています。圃場の苗はすっかり伸びて、もう空の色を映す事はありません。

夕暮れ、少し早く仕事場を出ると、遠くに望む八ヶ岳を駆け上る雲が夕日に色付いていました。立沢の圃場の脇に車を止めて、暫し夕空に付き合ってみます。

午後7時を過ぎて夕日が西に沈んだ頃、圃場を染める空の色は刻々と変わっていきます。

入笠山から北に向かって長く長く筋雲が伸びていきます。

夕日が西の空の向こうに落ちると、華やかな夕暮れのショーが始まりました。

圃場を染める夕日と茜の空。

空を焦がす茜色。シャッターを切る間にも、どんどんと色を変えていきます。

日射しが雲の向こうに去っていくと、周囲もぐっと暗くなっていきます。

どっぷりと日が暮れた午後7時20分。長いようで短い梅雨の夕暮れに催されたショーは幕を下ろします。梅雨もそろそろ終盤ですが、空模様を気にしながらの日々はもう暫く続きそうです(2017.7.5)。

 

 

広告
華やかなGWの夕暮れ(Lumix DMC-GM5 and LEICA DG Summilux 15mm f1.7)2017.5.4

華やかなGWの夕暮れ(Lumix DMC-GM5 and LEICA DG Summilux 15mm f1.7)2017.5.4

曇りがちなGW。

夕暮れになって、雲が少しずつ西へと流れていきます。

西の空は厚い雲に覆われていますが、僅かに夕日が峰々の際から覗いています。

もう少し、西に車を走らせてみましょう。

鮮やかな夕日が雲の下から覗いていました。

圃場の水面に揺れる、夕日をしばし眺めて。

水面の揺らぎが止まると、水平線のように広がる圃場の先に、夕日と木々が映り込んでいきます。

そして、空はゆっくりと暗闇に落ちていきます。お休みの日に、移り変わりの早いお天気がくれた、ちょっと嬉しいプレゼントでした。

body : Lumix DMC-GM5

lens : LEICA DG Summilux 15mm f1.7(f:4.5,1/200sec,-0.7EV,color:vivid)

長野県諏訪郡富士見町先達および、富士見町乙事。

 

雪を戴く季節(2016.11.1~3)

11月に入って急に秋が深まってきた八ヶ岳南麓。

p1080937前夜の冷え込んだ雨にもしやと思いながら、昼下がりに職場を抜け出して撮影した一枚。

今年も雪を戴くシーズンがやって来ました。暖かな秋とは言っても平年とほぼ同じ時期に迎えた甲斐駒の初冠雪。季節は確実に初冬に向けて移り続けています。

p1080938翌朝、再び雪雲が掛かって頂上付近が見えない甲斐駒と、ぐっと深みを増した南アルプスの山並み。

刈り入れの終わった圃場が足元に広がります。

p1080947夜半にさっと雨が降った後、山は本格的な降雪を迎えたようです。

夕方になって夕日に染まる八ヶ岳を正面に望む圃場。刈り入れの終わった稲藁が並んでいるのが、まだ秋の名残を感じさせます。

p1080942夕日に染まる、今シーズン初めて雪を戴く八ヶ岳のパノラマ。5時を前にして、どっぷりと日暮れを迎えました。

p1080951a夏至の頃には諏訪湖の向こう、塩嶺に沈む夕日も、このシーズンになると入笠山と杖突峠の境辺りに沈んでいきます。陽射しが無くなると急に冷え込んでくる夕暮れ。山里の秋もそろそろ終わりを迎えそうです。

今年の紅葉は少し遅れ気味(大河原峠2016.10.15)

10月も中旬になると、高原の秋も中盤から終盤戦に移るのですが、今年は少々異なるようです。

漸く秋らしい冷え込みになってきたここ数日。お天気に恵まれた土曜日の午後に少し標高を上げて、秋を迎えに行ってみようかと家を出ます。

秋の八ヶ岳野辺山から望む、昼下がりの八ヶ岳。

山裾の落葉松は、まだ秋の彩には程遠いといった感じですが、標高の高い場所は徐々に枯れた秋の色合いを見せています。

大河原峠の落葉松それでは、ぐるっと八ヶ岳の東麓を廻り込んで、標高1800mを越える、蓼科仙境都市へ。落葉松の黄葉は、なんだかくすんだ色をしています。

JAXA深宇宙探査機新通信施設予定地ところで、蓼科スカイランを登っていくと、お気に入りだった、山裾を広く覆う落葉松林が大規模に伐採されています。今更別荘地の開発(仙境都市…)じゃあるまいしと、車を降りて看板を確認すると。

JAXA深宇宙探査機新通信施設工事現場看板何と、一本谷筋を挟んだ南側にあるJAXAの臼田通信アンテナが老朽化のため、移設される事になったようです。

現行の64mから少しコンパクトな54mにスケールダウンされるようですが(その間のデバイス技術の進化を考えれば妥当な規模)、そうそう近寄る事を許さない林道のどん詰まりに、伴類を従え空を見上げて鎮座していた『うすだくん』が、今度は誰でも気楽に通りかかれる(今までより)、スカイラインのすぐ脇で新たな雄姿を見せてくれると思うと、ちょっと感動です(見事な落葉松林が無くなってしまったのは残全ですが、元々人工林)。完成は2019年度の予定。ちょうど、はやぶさ2が飛行中にその実力を試す機会が訪れそうです。

白樺と青空では、もう少し標高を上げてみましょう。

林道大河原線として整備された区間から、仙境都市内に入ると、名称が「蓼科スカイライン」に変わります(内実は変わりません)。

周囲の白樺はもう葉を落とし始めています。

秋の鹿曲川渓谷遠望2今は車では入る事が出来ない、鹿曲川渓谷を望む、岩の上で。

この時期、鮮やかな黄色に染まる渓谷沿い別荘地の紅葉は、まだ緑を多く残しており。ちょっと拍子抜けです。

秋の鹿曲川渓谷遠望1頑張って渓谷の山並みを狙ってみましたが、ご覧のとおり。

八ヶ岳界隈一の金襴緞子の紅葉を魅せる鹿曲川渓谷なのですが、緑が多い状態。紅葉自体も色付きが悪いままに既に落葉を始めています。

秋の鹿曲川渓谷遠望3少し気を取り直して、目の前を見やれば、美しい紅葉が。足元に目を配らず、スケールに拘り過ぎるのは良くない事なのかもしれません。

秋の大河原峠から浅間山遠望1蓼科仙境都市を越えて(今年も新築中の物件が、このリゾートはゾンビか)、標高が2000mを越えると、蓼科山の肩に位置する、大河原峠に到着です。

遠くに浅間山を望む事が出来ます。クリアーな秋空。

秋の大河原峠から浅間山遠望2鹿曲川林道が通じていた山の稜線沿いは紅葉真っ盛りの様子。

遠くに望む佐久の田園地帯はまだ刈り入れが済んでいないようで、黄金色の地肌が遠望できます。

秋の大河原峠から遠望峠に到着したのは午後3時。

気温はぐっと下がって7℃程。既に日が西に傾きかけ、谷筋には影が出始めています。

秋の大河原峠西日を浴びる、大河原峠の落葉松林。

今年は鮮やかな金色というより、深い飴色に染まっています。

秋の大河原峠2大河原峠を後にして、山を下って振り返ると、紅葉する蓼科の山並みが望めます。

今年は、どうも色合いがくすんでいるようです。

秋の蓼科牧場麓に降りて、蓼科牧場から蓼科山を望みます。

夕日を浴びて黄金色に燃え上がる蓼科山を期待したのですが…どうも上手くいかないようです。

夕暮れの浅間山遠望蓼科牧場から望む浅間山。

東に向けて、まっすぐに噴煙が伸びているのが判ります。穏やかな秋晴れの天候が噴煙からも見て取れるようです。

蓼科、女の神展望台から北横岳再び進路を南に向けて、家路に付き始めると、足早に西の山並みに沈んでいく夕日が北横岳を染めていく姿が見えてきます。西日を追って、八ヶ岳の北麓から徐々に西麓に進路を向けていきます。

蓼科、女の神展望台夕日に染まる北八ヶ岳の裾野。

すずらん峠を越えた先にある、蓼科女の神展望台では、遠くに南八ヶ岳の峰々を望む事が出来ます。

秋の夕暮れ1足早に沈んでいく夕日にせかされるように山を下っていくと、ぐっと早くなった日の入りを迎えた西日が山並みの向こうに沈んでいきます。

秋の夕暮れ2鮮やかな色を残して、山の向こうに沈んでいく秋の夕日。

紅葉はちょっと残念な状態でしたが、久々に良いお天気に恵まれた週末に感謝を。

 

晩夏(2015.8.16)

お盆休みも終わり。

高原に大挙してやって来た観光客の皆様も徐々に山を下り、辺りは少し静かになったようです。

気温は高いままですが、昨日辺りから風が急に涼しくなり、昼間もクーラーを使わずに凌げるようになってきました。

P1040969トウモロコシ畑越しに夕暮れの八ヶ岳。

まだ6時前だというのに、雲はうっすらと夕映え気味。日差しが傾くのがすっかり早くなってきました。

P1040983圃場を渡る風に揺れる、結実を迎えた稲穂。

空を覆う雲も、心なしか秋模様です。

P1040991夕暮れの日差しが、夏の青空を残しながらゆっくりと西の山並みに沈んでいきます。

P1040996麓に降りると、西の空にびっしりと埋まった雲が黄金色に輝いていました。

P1040942夜になると毎夜諏訪湖で行われる花火(サマーナイトファイアーフェスティバル)へ。

宿泊の方も、地元の方も、皆さんおもいおもいのスタイルで、暫し夜の涼を楽しみます。

P1040925

湖面に映る花火を眺めながら(諏訪湖ヨットハーバーより、Lumix DMC-GM5 + Lumix G 42.5mm f1.7 手持ち撮影)

花火を観終わって自宅に帰ると、外からは鈴虫の音が。

標高の高いここ八ヶ岳山麓には、一足早く秋の足音が聞こえて来たようです。

 

風の強い雨上がりの冬の夕暮れに

異例な程、暖かくなった今週末。

昨日までに諏訪湖の氷はすっかり融け、路肩に除雪した雪からは、融雪が川のように流れ出ていましたが、昨晩からの雨で何処もかしこもブラックアイスが広がる危なっかしい路面状況となった日曜日。

家の中でぼーっとしているつもりだったのですが、twitterで拝見した蒼穹に惹かれて、遅まきながら夕暮れの八ヶ岳西麓に出発です。

風が巻き上げる雲と八ヶ岳何時もの場所から、編笠山をセンターにした八ヶ岳を。【E420:クリックでフルサイズ】

西からの強い風に煽られて、八ヶ岳の裾野から頂上めがけて、雲がどんどんと上がっていきます。

時に、撮影しているこっちが風で吹き飛ばされそうになる位の強風が吹き荒れます。

夕暮れにたなびく雲後ろを振り返ると、南アルプスの山々の上空を夕日に照らされた雲が駆け抜けていきます。【E420:クリックでフルサイズ】

雨上がりでクリアーとなった空の下、黄金色の雲が千切れながら広がっていきます。

甲斐駒にかかる茜雲少しポジションを変えて、甲斐駒を正面に。【E420:クリックでフルサイズ】

灰色の雲とすっかり暗くなった山際の僅かな隙間に夕日と雪山のグラデーションが広がっています。

暮れゆく厳冬の雪原少し西に移動して、原村の御柱街道から西の山々を望みます。【Lumia1020:クリックでフルサイズ】

南アルプスに掛かっていた雲は漸く西に抜け、僅かに残る夕日の面影が空を染めています。そろそろスキー場はナイターの時間。照明塔の明かりが見え始めています。

連休最後の夕暮れ

連休最終日、天気予報に反してあさからどんより曇り空の八ヶ岳南麓。

八ヶ岳も終日雲の中で、お出かけする気力も失せてしまいます。

午後になって、西麓側はお天気が回復しているとの事だったのでいそいそとおでかけ。

それでも雲が多めで、紅葉の撮影は残念ながら諦めて蓼科の麓で夕暮れを眺めながら(今回はエフェクト多めで)。

塩嶺に沈む夕日を1西の塩嶺方向に沈む夕日を茅野市湖東、金山より。夕日を受けた雲間からフレアが出ています【クリックでフルサイズ】

暮れなずむ南八ヶ岳の山々西日にほのかに桃色に染まる南八ヶ岳の山並み【クリックでフルサイズ】

塩嶺に沈む夕日を2沈んでいく夕日を。空は黄金色から徐々に薄紅色に染め上げられていきます。