梅雨の夕暮れ時に(2020.6.26~28)

日差しが最も長くなる、一年の半分を迎えた夏至を過ぎると梅雨も後半戦。しとしとと降る雨が続く日々から、一日の間に目まぐるしく天気が移り変わっていく空模様へと変わりつつあります。

雨が止んで日差しが差し込んでくる夕暮れ、眩しい光を求めていそいそとカメラを持ち出します。

分厚い雲が広がり始めた夕暮れ時。

雲の切れ間から夕焼けに染まる空が覗き始めます。

雲が垂れ込めるその先に広がる、西の空を鮮やかに染める残照が薄暗くなった圃場を照らします。

垂れこめた雲の切れ間で再び勢いよく湧き上がる雲、この後、夕立となり慌ててカメラを仕舞います(2020.6.26)

雲が多めながら日差しが戻ってきた週末の土曜日。

夕暮れ時、観光客の皆様は早くも麓に戻り、行き交う車もめっきり少なくなった車山肩。

霧ケ峰の稜線に下る夕日が雲を染め始めます。

草原を抜ける涼しい風に乗って青空の下に延びる、夕日に照らし出された雲。

西の空を焦がし始めた夕日。遠くに浮かぶ雲から影が浮かび上がります。

暫くすると、稜線は厚い雲に覆われ、雲の隙間から夕日が零れ出してきます。

風の音だけが響く日没後、高い空を覆う高層雲たち。

振り返ると、車山の稜線を覆い隠すかのように大きなレンズ雲が浮かび上がっています。

残照に照らされて浮かび上がる滑らかなその姿は、まるで空を泳ぐクジラが稜線に横たわっているかのようです(2020.6.27)

夜半から降り続いた強い雨が止んで一旦、薄日も見え始めた日曜日。

午後になると、再び山から湧き出した雲が激しい雨を降らせましたが、雨が止んだ夕暮れ。南アルプスの稜線上には鮮やかな青空が広がり始めました。

西からの強い日差しを受けて勢いよく流れていく八ヶ岳上空の雲。

圃場を囲む木立の向こう側、眩しい夕暮れの西日が雲の隙間からフレアを作り出します。

西の空を覆う雲の上から差し込む日差しが雲を照らし、柔らかな空色を作り出します。

梅雨の後半を思わせる、激しい天候の変化。

再び集まり始めた雲が雷鳴を連れて渦を巻きながら八ヶ岳の稜線へと迫っていきます。

圃場の上でせめぎ合う、夕暮れの日差しに照らされる山の端と分厚く空を覆う雲。この後、再び激しい雨が降り始めました。

6月もあと僅か、夏の気配濃くなる、夕暮れの八ヶ岳山麓空模様です。

梅雨の狭間で(2020.6.8~6.19)

梅雨入りを迎えた6月。

突然、真夏のような暑さの日が訪れたり、ひんやりとした梅雨寒へと戻ったりと、季節が目まぐるしく変わっていく日々。行き交う道筋の色も天気と共に鮮やかに移り変わっていきます。

圃場の脇、梅雨入りを迎えて早くも夏蕎麦の花が咲き始めています。年々早まる蕎麦の花の開花、暖冬だった今年は更に早まったようです(2020.6.8)

夜明け前に目が覚めた朝。

まだ夜が明け切らない、奥蓼科、御射鹿池。

ひんやりとした朝の空気に包まれる静かな湖畔、緑に染まる木々が湖面に映り込んでいきます(2020.6.10)

強い雨が降り続けた週末。夕暮れ前になり、雨が小止みになったタイミングで買い物に出かけます。雨が止むと、圃場の先に広がる分厚い雲が一気に流れだします。

買い物を済ませて再び山裾の圃場に戻ってくると、西の空に光が戻り始めた夕暮れ。厚い雲の向こうに青空が見え始めてきました。

日がどっぷりと西に沈むと、残照が厚い雲を照らし出します。

すっかり暗くなった空に広がり始めた日没過ぎの青空。

薄くなった雲を薄紅色に色付けていきます(2020.6.13)

再び雨雲に覆われた日曜日。

午後になって薄日が差し込んできたタイミングで家を出ると、東の空に青空が広がり始めました。

雨に濡れながら花を開き始めた、井戸尻考古館前の湿地に浮かぶ、漁山紅蓮の花。梅雨のシーズンを彩る蓮の花達はこれからが見頃です。

暫く、蓮池の周りで生き物たちと戯れていると、再び周囲はすっぽりと雲に覆われて、この後は夕立のような強い雨に。空模様は少しずつ夏の様相を見せ始めています(2020.6.14)

澄んだ空気と眩しい日差しが交わる雨上がりの朝。

緑に染まる圃場の向こうに、朝から雲が湧く八ヶ岳を望みます。梅雨の晴れ間、真夏のような暑さが訪れます。

熱を帯びた空気が少しずつ冷まされていく夕暮れ時。

甲斐駒の上空に延びる雲が薄紅色に染められていきます。華やかな夕暮れの訪れを告げる空の色。

八ヶ岳から吹き降ろす風が雲をなびかせる西の空。

鮮やかに染まる夕暮れの圃場(2020.6.15)

爽やかな風吹く朝。

眩しい日差しが降り注ぐ八ヶ岳の裾野に広がる麦秋の圃場。梅雨晴れの空の下、じっくりと熟した穂の色が実りの時を告げています(2020.6.17)

週末の土曜日。再び青空が広がった昼下がりの車山肩。

緩やかに伸びる霧ケ峰の稜線の向こうに浮かぶ雲は、既に夏空を思わせます。

多くの車が行き交うビーナスライン。これからニッコウキスゲの開花を迎える7月中旬までが、一年で最も賑やかになるシーズンです。

青空の下、点々と花を咲かせるレンゲツツジ。

例年よりちょっと寂しい花の付き方でしょうか。

しっとりと霞んだ空色の中で尾を曳く雲。

西から吹く涼しい風が谷筋から吹きあがってきます。

午後になると雲に覆われ始めた八ヶ岳の山並み。

車山周辺のレンゲツツジは今が見頃のようです。

麓に戻った夕暮れ時。

分厚く雲が広がり始めた西の空。僅かに開いた狭間から零れ出す日差しが諏訪の街並みを照らし出します。

明日は夏至、諏訪の盆地を覆う山筋をゆっくり北へと向かって移ってきた夕暮れの日差しも、南アルプスの稜線を超えて塩嶺の頂まで移動すると、もうすぐ折り返しです。

ひんやりとした風が吹き続ける、ゆっくり、ゆっくりと暮れていく夏至前の夕暮れ。

盆地の底が夜の帳に落ちる中、厚く覆われた雲の更に上で薄紅色に染まる夕暮れが続いていきます。

夏至を迎えると一年の折り返し、梅雨明けへ向けて、季節は夏へと駆け出していきます。

空焦がす雷雲が去った夕暮れに(2020.5.6)

連休の最終日。

朝からどんよりとした曇り空は午後になると急激に悪化。

落雷の音が繰り返し響き、激しい雨が夕暮れ前まで降り続きました(瞬停で一瞬、照明が消えましたが仕事のPCはノートなのでデータは無事…ほっ)。

雨が小降りになってきた夕暮れ。

南アルプスを覆う雲が徐々に切れ始め、谷筋には雲海が伸び始めました。

食材の買い出しを終えて帰路に就く途中。

西の空を覆う雲が切れ始め、夕日が零れてきます。

圃場の水面を輝かす、雲間から差し込む夕日。

遙か遠くの雲を焦がす夕日がゆっくりと雲間へと下っていきます。

空をびっしりと埋める雲間から零れる日差しと夕日に照らされる雲が広がる圃場の水面。

振り返ると、八ヶ岳を覆う雲と山裾が夕日に赤く焦がされていきます。

日差しが西の空に沈むと、残照が西の空に広がる雲を焦がし始めます。

西の空に広がる雲間から零れる夕日が空一面を染め始めました。

谷筋を埋める雲海と上空に広がる雲の間から、残照が零れていきます。

雲間から筋のように赤く伸びる残照。

空を焦がす雲が圃場の水面へと映り込んでいきます。

やがて、上空を覆う雲が開き始めると、焦がし続けた残照もゆっくりと色褪めていきます。

夜半になっても時折響く遠雷。

連休も今日で終わり、徐々に日常に戻りつつある八ヶ岳山麓の山里。明日は寒気が入り込んだ少し冷え込む朝になりそうです。

 

冷え込む4月から艶やかな空広がる5月へ(2020.4.29~5.2)

例年より冷え込みが続いた4月の後半。

一足以上、早く訪れた季節が逆回転したかのような日々が続きましたが、次の季節の足音が徐々に近づいてきています。

ひんやりとした朝。

まだ残雪を残す、南麓側から望む八ヶ岳。

寒冷地の圃場は年に一回の収穫。早稲の品種に合わせて4月の終わりになると圃場に水が張られていきます。水面に映る山桜、圃場を整える時が訪れたことを告げてくれます。

帰宅途中の夕暮れ、窪地にある小さな圃場に映る甲斐駒の雪渓。

今年は残雪が多く見えています。

ひんやりとした夕暮れの空気。それでも春霞に覆われる夕暮れの空は艶やかに色づいていきます(2020.4.29)

朝の圃場。気温が高くなり、雪渓が消え始めた鳳凰三山と、まだ雪渓を湛える甲斐駒が見下ろす圃場の脇に立つ山桜。例年になく早く訪れた春ですが、その後の冷え込みに合わせるかのように、じっくりと花開く時を待っています(2020.4.30)

眼前に広がる圃場に水が湛えられ、田植えが始まる5月。

霞んだ青空と暖かい風は季節が移り変わったことを教えてくれます。

穏やかな凪のように水面拡がる夕暮れの圃場。

急に気温が上がって、初夏を思わせるような日差しとなった金曜日。

夕日に暖められた澄んだ山里の空気が西の空を染め始めました。

日没の瞬間。夕日が煌々と山際を焦がしていきます。

穏やかな風が吹く、山里の夕凪。

日没を過ぎて夜の帳が降り始めると、空の色は刻一刻、複雑に移り変わっていきます。カメラを楽しまれる方々が「マジックアワー」と称される時間が西の空でゆっくりと幕を閉じていきます(2020.5.1)

初夏を通り越してしまったかのように気温が上がった連休初日。

涼しくなってきた夕暮れ、何時もの道をちょっと外れて、甲斐駒を望む圃場の脇へ。

次の季節が訪れたことを告げる、この界隈で最後に咲く桜が、夕暮れの甲斐駒へ向けて花を開かせています。

甲斐駒を望む谷戸に咲く3本の山桜。

地元に在住される写真家の方が名付けた「鼎談桜」の名前でも知られる山桜です。

今年も満開の花を咲かせてくれました。

日没を過ぎて涼しくなってきた圃場を進むと、西の空に浮かぶ雲を夕日が焦がしていきます。

日中は気温が急上昇となりましたが、それでも5月は始まったばかり。

周囲が暗くなると、山から吹き降ろす涼しい風に乗って蛙の歌が響き渡ります。

桜咲く静かな八ヶ岳山麓、春の日々(2020.4.5~11)

例年になく早い訪れとなった春の陽気ですが、4月に入ると寒の戻り。

日中は日差しも眩しく春心地ですが、朝晩はまだまだ冷え込む八ヶ岳山麓です。

さっと雪交じりの雨が降った朝。

午後になって青空が広がる八ヶ岳の麓、例年より1週間ほど早く咲き始めたコブシの花を追うようにほころび始める、信濃境、田端の枝垂桜。

雨上がりの夕暮れ。

透き通る西の空、ビニールハウスを照らし出すオレンジ色の夕日がゆっくりと沈んでいきます。既に午後6時を過ぎていますが、四月の日暮れは長く、春分迄は南アルプスに沈んでいた夕日も塩嶺の更に向こう、木曽の山々の先へと沈んでいきます(2020.4.5)

少し早く帰宅する夕暮れ。

18時半を回っても僅かに明るさが残る西の空に浮かぶ八ヶ岳のシルエットと咲き始めた桜の木(2020.4.6)

少し冷え込んで空の霞が取れた朝。

集落沿いの道端に咲く桜も満開を迎えました(2020.4.8)

寒の戻りが続く四月上旬。

氷点下まで下がった朝、雪渓を戴く甲斐駒を望む集落の高台で甲斐駒を見上げるように咲き誇る桜(2020.4.9)

春霞の朝。

旧道に連なる集落へと続く道筋で満開を迎えた蕪の桜並木。

雲が多く、まだ冷え込む朝。桜並木の更に向こう、春霞の中に八ヶ岳の雪渓が顔を覗かせています。

雪渓を抱く南アルプス、鳳凰三山を遠くに望む牧草地沿いに連なる桜並木。春の日差しが戻り、輝きだす桜の木。

桜のシーズンになると、朝から多くの方が行き交う場所ですが、今日はひっそり。時折、道筋の奥にあるゴルフ場へと向かう車が通過するだけです(2020.4.10)

少し涼しい快晴の朝を迎えた週末土曜日。

空模様は徐々に下り坂、春霞の下で輝く甲斐駒の雪渓の上空には雲が広がり始めました。

行き交う車の驚くほどの少なさに暫し呆然としながら、買い出しのために車を走らせる途中で。

雪渓を僅かに残す八ヶ岳の懐。燕が飛び交う青空の下、小さな谷戸の高台で咲き始めた信濃境、田端の枝垂桜。

まだ咲き始めですが、青空の下、満開の頃合いには見られない桃色に染まる印象的な色合いを見せてくれます。

俗に三色に染まると称される桜の木。

後背のコブシの花は散り始めていますが、八ヶ岳側で咲くもう一本の桜の木はまだ咲き始め。それぞれのコントラストが浮かび上がります。

春の日差しの中、谷戸の奥尻に当たる高台にで寄り添うように花を咲かせるそれぞれの木々。

枝垂桜の下に潜り込むと、鮮やかな桃色に染まる枝垂桜の枝の向こうに甲斐駒の雪渓が望めます。

春の日差しを浴びて桃色に染まる枝垂桜の枝々。

江戸の終わり頃からこの地で花を咲かせ続けていると伝わる古木。

周囲に点在する古い枝垂桜たちと同じく濃い桃色に染まる花は、幾百年を経て、今年も同じ場所で、時を重ねながら花を咲かせてくれています。

八ヶ岳の方から湧き上がる雲が少しずつ空を覆い始める静かな午後。

夕暮れに向けて崩れ始めた空模様。明日の晩には再びの降雪予報が出る中、足早に自宅へと戻ります。

少し歩みのペースを緩めた今年の春。山里に佇む桜の木々は、今年も山麓の集落をゆっくりと巡りながら春の訪れを告げていくようです。