年の瀬の点描(2017.12.25~30)

年の瀬の日々。

流れ続ける時間から云えば、区切りなどというものはないのですが、それでも人それぞれに想いを馳せる時期が巡ってきました。

クリスマスの朝。寒波が流れ込む南アルプス上空は雪雲に覆われています。

沸き立つ雲の下に真っ白に染まった甲斐駒が顔を覗かせています。

朝の日射しを受けながら雪煙を上げる鳳凰三山。

この冬は風が強く寒い日が続きます。

漸く雪雲が晴れてきた朝。

グンと冷え込んだ朝の空は、クリアーな冬の碧空へと変わっていきます。

冷え込むほどに雪が少なくなるのが、八ヶ岳南麓の特徴。今年は漸く例年並みの冷え込みの中で年の瀬を迎えそうです(12/28)。

強い風が吹き続けていた年の瀬ですが、漸く風が止んで穏やかな日差しとなった晦日の土曜日。

少し長くなり始めた日没を迎えた夕暮れ。柔らかな雲たちが羽を伸ばす空の下に、ゆっくりと日差しが沈んでいきます。

夕日を受けて桃色に染まる八ヶ岳の峰々。

間もなく満月を迎える厳冬の月が高く上っていきます。

僅かに紅を注した雲が、塩嶺へと沈む夕日を追って、峰々の上に伸びていきます。

明日は大晦日。

皆様にとって、良い年でありますように。

 

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冬至が明けた夕暮れに(2017.12.23)

昨日は冬至。一年で一番日射しが短い日です。

例年以上に冷え込んでいる12月、でも冬至を越えた今日は上着が要らないくらい、少し暖かな夕暮れとなりました。

西日が足早に南アルプスの向こうに沈む頃、甲斐駒の上空から、羽のような雲が舞い上がってきました。

大きく空を渦巻く様に流れ込む夕暮れの雲。遠く富士山の上空にまで掛かっています。

山の向こうに落ちる短い陽射しを追って、三日月も西へと沈んでいきます。

甲斐駒から羽を広げるように伸びる雲が、碧い色を落としていく夕暮れの空に広がっていきます。

どっぷりと杖突峠の向こうに沈んだ陽射しが残す、冬空の残照。

足元に広がる諏訪盆地の街並みに、明かりが灯りはじめます。

赤く染まる夕暮れの空。クリスマスを控えた週末の夕暮れ、街を往く人々は、足早に家路へと向かいます。

暖かいとはいえ、標高1000mを越える圃場は日が沈むとすぐに氷点下に。

明日の晩は、ホワイトクリスマスを予感させる降雪の予報が出ています。

 

暖かな師走はじめの夕暮れ時に(2017.12.2)

暖かな師走はじめの夕暮れ時に(2017.12.2)

急激な冷え込みが緩んで、暖かな師走の入りとなった今週。

師走特有の慌ただしさが感じられるまでにはまだほんのちょっと時間のある月初の週末、夕餉の買い出し途中で撮影したカットを何枚か。

12月の午後の冬空は、真冬に比べるとまだ柔らかな、パステルブルーの空。

緑が残る圃場と雪を戴く八ヶ岳ののコントラストは、ちょっとメルヘンチックな印象を与えます。

夕暮れを迎えて西日に照らされる八ヶ岳の主峰、赤岳と阿弥陀岳。

雪の少なかった昨年と比べればしっかりと雪渓が出来上がっていますが、真冬と比べると、こちらも穏やかな感じを受けます。

すっかり葉を落とした裾野を飾る落葉松林は暗褐色に沈んでいます。

ぐっと南に移動した冬至を前にした夕日が杖突峠に沈む頃、落葉松が残してくれた最後の彩が八ヶ岳の裾野を深い紅色に染めていきます。

西に沈んでいく夕日と交代するように、八ヶ岳の山並みから師走の月が昇り始めます。

師走になっても続く圃場での農作業。桃色に染まる雪渓をバックに、圃場の畔で焚かれた煙が立ち昇っていきます。

桃色に染まる夕暮れの八ヶ岳の雪渓と師走の月。

ゆっくりと沈んでいく夕日が杖突峠の向こうに消えていくと、桃色に染まっていた雪渓の色も落ちて、夜の帳が降り始めます。

晴れ渡って宙の先までクリアーな南の空。夕日の向こうに歩みを進める飛行機は、足早に家路へと空を滑っていきます。

雪渓を戴く北アルプスの山並みに囲まれる諏訪の盆地の上空。夕暮れの彩が長く、長く続いていきます。

すっかり夜の帳に落ちた八ヶ岳。煌々と輝く冬の月に照らされていきます。今年一番の大きさになっている師走の月が満月を迎えるまで、あと数日。

どっぷりと杖突峠の向こうに沈んだ夕日が、最後の名残の色を残していきます。

諏訪の盆地に夜の明かりが灯る頃、高原の圃場はぐっと冷え込んできます。

穏やかな冬の夕暮れに。

落葉松色に燃える八ヶ岳西麓の午後(2017.11.5)

終日、晩秋の心地よい晴れ模様となった連休最後の日曜日。

観光客の皆さんが続々と帰路に就く中、夕暮れが近くなってくると、山麓に住む者にとって、ちょっとしたお楽しみが。

午後の陽射しを浴びる、八ヶ岳西麓の山裾。

びっしりと植えられた落葉松林が、西日に照らされて赤く染まっていきます。

立沢大橋の下に通じる、旧橋へ下るスロープから、振り返って八ヶ岳の雄大な裾野を望みます。

一面が落葉松に覆われた山裾、八ヶ岳西麓の秋を彩る落葉松の黄葉も終盤を迎えています。

青空の下、午後の陽射しを一杯に浴びる、落葉松林と、鮮やかに黄葉する落葉松林に包まれる南八ヶ岳の山々。

右から、編笠山、西岳、そして左端に映るのが主峰、赤岳です。

日暮れ近くなって、歩く人もまばらになってきた、原村の八ヶ岳自然文化園内、まるやち池。

標高1200mを越えるこの場所は、紅葉していた木々の葉も落ち始め、既に初冬の雰囲気を漂わせています。

すっかり日暮れが早くなった11月初旬。

午後4時を過ぎると、夕暮れに差し掛かります。

夕日を浴びて、真っ赤に染まる八ヶ岳の山々。

赤々と染まる山裾を染める落葉松林。

頂上の方から徐々に落葉が進む八ヶ岳の山々は、足早に冬の支度を整えているようです。

晩秋を迎えて、沈む夕日の方角は塩嶺側から杖突峠を経て、南アルプスの山並みへと移ってきました。

西へと旅路を急ぐ飛行機が足跡を伸ばしていく、クリアーな夕暮れの空。

心地よい日差しに恵まれた晩秋の一日。八ヶ岳の山麓は落葉松の黄葉を追って、季節は冬へと一歩ずつ進んでいきます。

秋空、始まる(2017.9.1~3)

目まぐるしく空模様が変わり続けた盛夏、8月。

月が変わって9月に入ると、漸く落ち着いた天候になって来たようです。

9月最初の朝。すっきりと晴れ渡った空の向こうに、八ヶ岳の美しい稜線が引かれます。

目の前に広がる蕎麦畑。奥の方から満開になり始めました。

一段下がった場所に位置する圃場から俯瞰で望みます。

小さな白い花をいっぱいに付ける蕎麦畑が目の前に広がります。気持ちの良い、9月らしい天気の朝です(9.1)。

秋に入ったとはいえ、まだ9月も頭。遅く植えられたとうもろこし畑では、伸び盛りのとうもろこしが背の丈までに伸びています。空はもう秋の高い空です。

圃場を埋める蕎麦畑。

数年前から、大きな圃場の所々で白い蕎麦の花が見えるようになっていましたが、今年は更に作付が増えているようです。

隣り合う圃場に整列する稲穂たち。遠くに八ヶ岳の峰々を望みます。

この夏は天候には恵まれませんでしたが、それでも色付き、頭を垂れ始めた稲穂。このまま無事に収穫に至る事を願いながら。

午後の陽射しを一杯に浴びる蕎麦畑。視線の向こうに広がる圃場まで、蕎麦の花で埋め尽くされています(9.3)。

夕暮れを迎えた蕎麦畑。

台風の影響でしょうか、強い風が吹き続けています。

夕日を浴びる蕎麦の花、3段に分かれて咲くともいわれる蕎麦ですが、開花から2週間ほど花をつけ続けます。今日も何人もの方が圃場の周りで撮影をされていました。

まだ少し青さも残る圃場の稲穂。夕暮れの日射しを受けて輝きを増していきます。

夕暮れを迎えた圃場。空に浮かぶ雲が染まり始めます。

日没を迎える頃、夕日に照らされる八ヶ岳の遥か南側から月が昇っていきます。これから冬に向かって少しずつ北へと高度を上げていきます。

振り返ると塩嶺の向こうに広がる雲の下に夕日が沈み始めます。

緩やかに夕日が沈んでいくと、天空から夜の帳が降り始めます。

雲が広がると、ゆっくりとした日暮れの空の移り変わりが更にゆっくりとしたものになります。秋の訪れを感じさせる広々とした空の向こうに、色を残しながら、虫の声が響き渡る、涼しい夜を迎えます(9.2)。

 

晩夏の空(2017.8.23~26)

お盆休みも終わり、夜になると虫たちの大合唱が響き渡るようになった8月の後半。落ち着きのなかった天気も、此処に来て漸く安定するようになってきたようです。

久しぶりにすっきりと晴れた朝。

標高の高い蕎麦畑の花たちも咲き始めたようです。

八ヶ岳を正面に望む圃場。既に2段目の花が咲き始めています。

これから9月の始め頃まで、周囲の圃場でも蕎麦の花を見る事が出来ます。

振り返って、南アルプスを遠望する蕎麦畑。

高く澄んだ空はもう秋の心地。吹き抜ける風にも涼しさが感じられます(2017.8.23)

星空と三日月が望めた夜半から一転して、雨がさっと降った朝。

雨上がりに、夏場にはなかなか望む事が出来ない富士山が遠望できました。

夕暮れのような淡い空の下に浮かぶ朝の富士山を遠望(2017.8.25)

午後になって日差しが戻ってきた土曜日。

夕暮れを迎えて少し染まり始めた高い雲の向こうに、青空が見えています。

灼熱の暑さが残る甲府盆地の夕暮れ。

ショッピングセンターの駐車場から望む西の空は、鮮やかに染まり始めています。

西の空にどっぷりと日が沈んだ後。

空に残された雲はサーモンピンクに彩られました。

昼間はまだまだ夏の暑さですが、短くなった日が暮れると一気に涼しくなって20℃を下回るようになってきた八ヶ岳の南麓。今週末は9月、高原は秋へと歩みを進めます。

静かなGWの一コマを、最終日の夕暮れに美ヶ原と霧ヶ峰(2017.5.7)

お天気が不安定だったGW後半。

日曜日の今日も、南アルプスは日射しはあれど雲が多めで残念と諦めかけていた午後、窓を開けて北の空を眺めると、なんと雲が無い。慌てて夕暮れ迫る山並みへと車を走らせます。

車を走らせること暫し、流石に連休最終日とあって通行量もめっきり少なくなったビーナスラインのどん詰まり、美ヶ原の入口、山本小屋の駐車場まで一気に登ります。

日影に当たる場所にはまだ雪が残る美ヶ原。車を降りると、冷たい風が草原を吹き抜けていきます。

遠く蓼科山と南八ヶ岳の峰々が裾野を広げます。東の空には月が上がってきています。

気温は10度を下回り、時折強い風が吹く美ヶ原。上着なしではちょっと危ない状況なので、程々にしながら草原の遊歩道を歩きます。

殆ど人影のない遊歩道を行くと、眩しい西日を浴びる主峰、王ヶ頭の電波塔群と美しの塔が見えてきます。

西日を浴びる東の空には大きな雲が広がります。空の向こうに連れて行ってくれそうな眺め。美ヶ原のハイライトは朝や日中より西日の時間帯なのではないかと、来る度に思うシーンです。

美しの塔の前まで来ました。夕日を狙ってスタンバイしている方もいらっしゃいましたが、上着も持ってこなかった大馬鹿者は此処で撤退。視界の中に人影はほんの数人。折り返しで美術館側にも行ってみましたが、広大な収容800台の駐車場に止まる車は僅かに2,3台(自分含む)。ピーク時には満車となってしまう事もありますが、最終日の夕暮れ時にはひっそりと静まり返っていました。

既に薄暗くなり始めたビーナスラインの東側から和田峠の鞍部を越えて西側に抜けると、一気に夕日が眩しく差し込んできます。

西日を一杯に浴びる霧ヶ峰、高く上った月が西日に照らされて輝いています。

遠くに望む八ヶ岳の上空には、その長い山体に添うように南北に太々とした雲が伸びています。これじゃ周辺の天気が良くなっても、山麓では気が付けない訳です。

そうこうしているうちに、日射しがゆっくりと西の山並みに沈み始めます。夕日が眩しかった草原も谷筋から徐々に暗闇に落ちていきます。

日没。空が昼と夜の境界を渡っていきます。

雲が微妙に山筋で割れたために、再び日差しが差し込んできました。

空は黄砂の影響でしょうか、黄色く霞んでいます。

再び日差しは雲間に沈んでいきます。

もう殆ど人の居ないGW最終日の日没を迎えた霧ヶ峰。

皆様はどんなGWをお過ごしになられたでしょうか。