4月の雪、御射鹿池(2017.4.1)

3月も終わりになって、すっかり春めいてきた日々。

標高780m、甲斐駒を正面に望む七里岩の段上に位置するこの場所に植えられた枝垂桜は、この界隈で一番最初に花を咲かせます。蕾も大分膨らんで、いよいよ開花を待つ状態に…などと呟いていたのですが、昨晩から再び雪に。

カメラ不調で露出が定まらない状態ですが、重たい春の雪は、周囲の木々を真っ白に染め上げていきます。午後になって小降りになった雪の合間を突いて、何時もの場所へ。

真っ白になった、奥蓼科、御射鹿池周辺の落葉松林。お休みの日ともあって、小雪の中、一人、また一人と観光客の方が訪れています。

湖面は霧で真っ白に。新雪に白く彩られた白樺の木を重ねて。

静まり返った湖面。木々も真っ白に雪化粧をしています。

暫くすると、霧が少しずつ晴れてきます。

霧の中から稜線が見え始め、落葉松の木々が湖面に映り始めます。

雪雲に覆われた中から、すっと姿を現した御射鹿池の全景。

雪が止んだ湖面。湖面に映る落葉松から静かな旋律が流れます。

重たい春の雪は、山々も真っ白に染め上げていきます。墨絵のようなモノトーンに包まれる湖面。

このシーズンだけ望める風景。周囲の環境は大分変ってしまいましたが、小さなこの場所の美しさは変わりません。

再び霧が降りてきた湖畔にて。雪化粧をした木が一人佇みます。白と白のコントラスト。

春の雪は、重たくどどっと降りますが、アスファルトの路面には殆ど積もらず、陽射しがもたらされなくともすぐに溶けてしまいます。純白と漆黒が折り重なる湖畔が望めるのは僅かな時間だけ。そうして、雪と暖かな日を繰り返しながら、山里にも少しずつ春が訪れます。

4月の雪は暖かく、気温0℃でも上着も着ずにシャッターを切り続けていると、ふと岡崎律子さんの「四月の雪」の歌詞を思い出します。

♪でておいでよ 寒くないよ

四月はじめの雪

もう春だよ 冬にさよなら♪

春、四月のスタートです。

 

雪景色となった八ヶ岳山麓の午後(2016.1.9)

季節外れの雪が降った11月末以来、随分ご無沙汰振りで本格的な降雪となった日曜日の晩。

朝になって雪は小康状態となり、気温が高かったこともあって、午後になると除雪の済んだ道路はドライに。車での移動には問題ない状態となりました。

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すっかり晴れ渡った空が広がる、八ヶ岳の麓。

高い空には、まだ薄く雲が残る、ちょっと安定しない八ヶ岳ブルー。

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かみ雪らしく、写真で右側となる南麓側の斜面が真っ白になっています。

p1090338振り返って南アルプスの山並みを望みます。まだ甲斐駒の上空には雪雲が残っているようです。

遠くに富士山を望む、穏やかな雪晴れとなった午後のひと時。

p1090341それではと、山に入るとやはり空は雲に覆われてしまいます。

谷筋から雲が湧きあがってくる、奥蓼科、御射鹿池。

結氷が進む湖畔は、ひっそりと静かです。

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雪化粧をした御射鹿池。

暖かいとはいえ、夕暮れの気温は0℃。静かな湖畔に佇むと、ひんやりとした風が湖面を伝ってきます。

本格的な冬景色になった八ヶ岳の麓、そろそろ一年で最も寒いシーズンの到来です。

落葉松の季節へ(八ヶ岳西麓を御射鹿池へ)2016.10.29~30

10月も今日と明日でおしまい。

遅れていた秋の深まりも、徐々にではありますが進んできているようです。

このシーズンを一年中待ちわびているといっても過言ではない(八ヶ岳の麓に居を置いている最大の理由と言っても言い過ぎではない)落葉松の黄葉に包まれる時期が、ようやく訪れたようです。

安定しないお天気だった週末。晴れ間を縫いながらカメラを持って、外に出ます。

p1080853まだ日差しが充分に残っていた土曜日の昼下がり。

刈り入れの終わった葛窪の蕎麦畑から望む編笠山。ぼんやりとした落葉松の黄葉が中腹より上側に広がっています。正面より左側の山裾の中では、来年の大河ドラマの撮影も??

p1080872aもう少し廻り込んで、立沢の集落より。漸く落葉松の広がりが見えてきました。

既に西の方から張り出してきている雲によって、山腹の落葉松林は日影に落ちてしまっています。

p1080863ぐっと標高を上げて、八ヶ岳農業実践大学校の牧場前。

正面に見えるはずの阿弥陀岳と赤岳は残念ながら雲の中ですが、大学校の奥に広がる森は黄葉と紅葉が見事に入り混じっています。

p1080856更に登って、鉢巻道路の上側、落葉松の黄葉の向こうに、強い風を受けて高く飛び続ける鳶を見上げて。

この後、急速に雲が広がり、夜半には雨模様となった八ヶ岳西麓。

p1080883翌日、薄曇りながら午後には日差しも差し込んできました。

ぼんやりとした薄絹雲の下、落葉松の黄葉が広がります。

p1080894トンガリ頭の落葉松の黄葉。

短い夕暮れの陽射しを浴びた落葉松の色は、刻一刻と変化していきます。

p1080876琥珀色に輝く落葉松の森へ。

p1080896p1080890まだ浅い、日差しを受けた落葉松の輝きに、暫し酔いしれます。

p1080904落葉松の森を抜け、視界が開けると、足元には何時もの場所。

この高台からも、湖畔に多くの観光客の方の姿を捉える事が出来ます。

p1080922湖畔に下ると、夕暮れ前の日差しを浴びて、木々が輝いています。

奥蓼科、御射鹿池が最も輝く時。

p1080918既に湖面の中央は、日が西に傾いて暗くなりかけています。

紅葉は徐々に終盤に向かっています。

p1080914西日を浴びて輝く、御射鹿池と落葉松の黄葉。

今年から湖畔に降りる事は出来なくなってしまいましたが、美しい景色は湖畔沿いからでも存分に楽しめます(日中は警備員の方が常駐しています、絶対無茶な事はなさらないように)。

p1080928山を下りると、もうどっぷりと夕暮れの空。

秋が更に深まる11月、一年で一番昼の短いシーズンに入っていきます。

秋色深まる(八千穂高原2016.10.23)

八ヶ岳の南麓から東に廻り込む事暫し、松原湖を抜けて山懐に入り込んだ先に広がる別天地が八千穂高原。

中央に人造の溜池である八千穂レイクを置く、谷筋に開かれた小さな高原は、四季折々に色を変えていきます。

p1080760浅い青空の下、白樺林を望んで。

既に晩秋の装いになっています。

p1080761所々に彩を残す、八千穂高原の白樺林。

p1080786山は紅葉の真っ盛り。

p1080773林の中に広がる紅葉に誘われるように、遊歩道を歩いていきます。

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p1080782強い風が吹き、気温は8℃と、既に初冬を思わせる涼しさ。遠方のナンバーを付けた車から降り立つ方々は、その肌寒さに驚かれているようです。

p1080825白樺林の向かいには、まだ若い落葉松の林が続きます。

大好きな秋の落葉松林をゆっくりと歩いていきます。

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p1080803森の中は秋色に染まっていました。

p1080837更に森の奥へ。

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p1080832色が深まる八千穂高原。空模様は残念ながらどんよりと曇り始めましたが、木々の色は空模様すら跳ね返すほど彩に溢れています。

p1080842雲に追われるように山を下って、何時もの場所へ。

八千穂高原より200m程標高の低い、奥蓼科、御射鹿池も秋色が深まってきました。

紅葉は今がピーク。白樺の葉が落ちて、バックに広がる落葉松の黄葉がぐっと色を深める頃には秋も終盤、冬の足跡が聞こえてくる季節に移り変わっていきます。

秋空、曇天、そして朝霧(2016.10.4~10)

10月に入っても台風が到来し、天候が今一歩安定しない今年の秋。

稲作も果物関係の皆様も悲鳴を上げてしまうような落ち着かない天候が続いていますが、漸く少し落ち着きを取り戻してきたようです。

実りの朝、八ヶ岳なかなか乾燥させるタイミングが得られず刈り入れが進まない、黄金色に熟した稲穂が並ぶ圃場越しに八ヶ岳を(10/4)

頂上付近から少し下がったところまで紅葉が降りてきているのが判ります。

実りの朝、南アルプスを遠望台風が通過して晴れ渡った朝。

目の前に南アルプスの山並みを見下ろす圃場は一面の黄金色に染まります。

何時もの年より2週間ほど遅れている刈り入れのタイミング。ようやく訪れた秋晴れの空の下、朝から早速刈り入れが始まっていました(10/6)

秋色の空1再び天候が崩れた連休の週末。

雨が降りやんだ日曜日の夕暮れになると、空は夕焼けに包まれました。柔らかな雲が刈り入れを待つ圃場の上をたなびいています。

秋色の空2真っ赤に染まる雲。

日没を迎えると、急激に冷え込んできました。標高900mを越える撮影場所の気温は、この時点で14℃。

朝霧の御射鹿池2これだけ急に冷え込むと、明け方に目が覚めてしまいます。

ええぃ、と気合を入れて、何時もの場所に一気に車で駆け上ります。

日の出前の奥蓼科、御射鹿池。湖面に霧が流れています。

朝霧の御射鹿池1日中はどうしても白みがかった色合いになってしまうこの場所の風景。

日が昇る前や曇り空で撮影すると、ちょっと幽玄な雰囲気の写真を撮る事が出来ます。

湖畔に降りられなくなった今年、何時もならピークの時でも余裕で撮影できる湖岸のガードレール沿いには、三脚に載せたカメラの放列がずらっと並び、手持ち派の私は右へ左へとウロウロ。こういう時にLumix GM5はコンデジ並みに小さいので、他の方に威圧感を与えずに、こそっと隙間に入らせてもらえるので、重宝です(レンズは42.5mm F1.7の一本勝負)。

朝霧の御射鹿池3曇りとはいえ、日が昇って来ると周囲は明るくなってきます。

日の出前から粘って撮影されていた方は、ちらほらと御帰りになり始めます。

朝霧の御射鹿池4湖面にさらっと霧が流れていきます。

落葉松の黄葉も少し色付き始めています。

秋の朝、明治温泉から蓼科山ひとしきり撮影した後に、明治温泉側に。

朝日が射し始め、霧が流れ始めた遠く望む蓼科山の裾は紅葉で染まり始めていました。もうあと一週間もすると、明治温泉の辺りも紅葉に染まり始めそうです。

朝霧の御射鹿池5振り返って、御射鹿池に戻ってみると湖面は真っ白に。

日が昇り始めた山の天気は移り変わりが激しく、この後暫くは真っ白な霧に湖畔は包まれました。

朝霧の御射鹿池6朝になって気温が上がり始め、森が深呼吸を始める時。

僅かに霧が晴れた先に、秋の御射鹿池の彩を望んで。

農作物の為にも、今週はもう少し落ち着いた天候になってくれることを願って。

彩の季節、始まる(御射鹿池2016.10.1)

天候不順が続く日々。

それでも日一日と、秋は深まっていきます。

秋の訪れを確かめるために、週末の夕暮れ、何時もの場所へ久しぶりに訪れます。

img20161001170638梅雨時から始まった整備事業が佳境に入った奥蓼科、御射鹿池。

山間を奥深くへ詰めていく細い道が抜ける山筋の脇に、ぽっかりと見える小さな溜池といった、鄙びた景色が心地よかった場所だったのですが、ご覧のように大幅に拡張された道路と広大なエスケープゾーンが広がる、立派な公園へと様相を変えていくようです。

p1080431湖畔から望む木々は少しずつ色付き始めているようです。

静かな湖畔。霧が山から下りる中、ぽつりぽつりと訪れた人がシャッターを切っていきます。

p1080428白樺の黄葉は既に始まっています。

p1080426日没を迎えて、暗闇に包まれ始める湖畔はひんやりとした空気に包まれます。

落葉松の森の中、所々にツタウルシの鮮やかな赤い紅葉が見え隠れしています。

p1080424既に色付き始めた湖畔の木々を眺めて。

周囲の景観はすっかり変わってしまいましたが、湖畔からの落ち着いた眺めはそのまま。この景色が何時までも愛でられることを願って。

既に紅葉のピークを迎えたツタウルシから始まり、白樺、カエデ、そして最後を装おう落葉松の黄葉がピークを迎える月末にかけて彩を変えていく御射鹿池の紅葉。周辺の工事はその間を含む11月末まで続く予定になっています。自動信号による片側交互通行や駐車場所の規制も併せて行われていますので、訪問される方はくれぐれもご配慮願えますよう、お願い致します。

 

曇り空の梅雨の午後は「緑響く」(御射鹿池2016.6.4)

八千穂高原から車を駆って麦草峠を越えると、八ヶ岳の西側へ。

標高2000mを軽く超える峠の界隈は、下界の初夏を思わせる気候とは一線を画す、まだ春先の様子を留めています。

落葉松の緑曇り空の中で瑞々しい緑色を湛える、落葉松の若葉。

黄緑色の小さく細い葉で山肌が染められるこの時期、標高が高い日差しが雲の向こうに隠れてしまった麦草峠界隈の気温は12~3℃。風が吹けば、半袖だと鳥肌が立つほど。

落葉松の緑2森の中を抜けていくと、落葉松の緑に包まれます。お天気は勝れない分、しっとりとした緑が楽しめます。

緑響く御射鹿池4八千穂高原から峠を越えて1時間ほど、何時もの場所に戻ってきました。

奥蓼科、御射鹿池です。

こちらもレンゲツツジが咲き始めています。

緑響く御射鹿池6まだ見頃とまではいきませんが、一部の木では満開近くまで花を開かせています。

緑響く御射鹿池5お天気の悪いときこそ、この場所は緑が深まります。

風は少しありましたが、湖面も穏やかな水面を魅せています。

緑響く御射鹿池7白樺の向こうに緑が広がる午後。

湖畔を歩く人も少なく、落ち着いた雰囲気を醸し出しています。

緑響く御射鹿池3湖畔の向こうに広がる落葉松林の足元にはレンゲツツジが僅かに蕾を付けているのが判ります。

緑響く御射鹿池2弱い日差しが移り変わり、ほんの少し明るくなった時、湖面の緑と山の緑が混じり合っていきます。

緑響く御射鹿池1しっとりとした緑を楽しむ事が出来る、梅雨時ならではの御射鹿池。

梅雨時の八ヶ岳にお越しになって、お天気が悪くて残念…と思った時には、ちょっと観光名所を離れて、森の中に入ってみるのは如何でしょうか。きっと素敵な「緑響く」に出逢える筈です。

【ご注意andお願い】

只今、御射鹿池の湖畔では周辺環境整備事業(湖畔道路の拡張、付け替えと、湖畔遊歩道の整備)が進められており、湖畔部分では大規模な伐採と重機を使用した道路の付け替え工事が終日実施されています。

御射鹿池周辺は元々駐車場が少ないため路肩駐車をされる方が多く見られますが、現在片側交互通行のため、路肩への駐車は一切できません(規制は8月初旬まで)。また、湖畔沿いの駐車場(3か所)のうち、麓側の1か所と、明治温泉側の半分は工事関係施設設営のため、駐車できなくなっています。現在の湖畔周辺の最大駐車台数は10台にも満たない状態です。無理な駐車は工事の迷惑(重機が頻繁に行き交います)ともなりますので、現地誘導員の指示に従ってください。

なお、御射鹿池に登るアプローチルートの麓にあるもう一つの溜池、笹原溜池(真田丸2話で撮影に使われていましたが)での撮影をお考えの方へ、現在溜池は水を抜いての工事が行われており、堰堤自体も切っています。入口は駐車スペースを含めてゲートで封鎖されており、池自体も暫くは湛水される事はないと思われます。