春色を迎えた八ヶ岳西麓(信濃境、田端の枝垂桜と西麓の桜達)2017.4.23

4月も後半となって、いよいよ本格的な春が山里にもやって来ました。

少しずつ春の装いを見せる八ヶ岳西麓の彩を追って。

少し冷え込んだ朝、甲斐駒を望む田端の枝垂桜も花を開かせ始めました。

三色に染まると称されるこの桜、実は複数の木が見事に開く一本の木に見える事からそのように呼ばれるのですが、それぞれの木が花を開くタイミングが少しずつ異なり、一斉に花開くのは稀。

今年は、最初に咲き始めるコブシの白い花が残ったまま、最後に花開く枝垂桜も花を開いてくれました。私にとって初めてのシーンに、少し喜んでいます。

最後に花開く枝垂桜。色の濃い紅色を見せてくれるのは、咲き始めの数日だけです(4/20)。

キンと冷え込んで、氷点下まで下がった日曜日の朝。

春の山里には、遅い霜が降りました。

空はこの時だけの、初冬を思わせる濃い色合いを取り戻しています。

すっかり花を開かせた田端の枝垂桜。

既に右側に添うコブシの花は散ってしまいました。

田端の枝垂桜と寄り添う桜、そしてコブシの色合いの変化が判るでしょうか。

枝垂桜の向こうに望む甲斐駒。この場所だけのお楽しみ。

一段、標高を上げた場所に佇む、葛窪の枝垂桜も開花を迎えました。

今年から植生保護のため、木の根元にはロープが張られ、立ち入る事が出来なくなっています。

葛窪の枝垂桜より更に標高の高い場所に咲く、葛窪地籍の枝垂桜。

元々雪の少ない八ヶ岳西麓、雪渓もすっかり少なくなりました。

日が西に傾いてきた頃、池生神社の桜もすっかり見ごろを迎えています。

午後の陽射しをいっぱいに浴びる、田端の枝垂桜。

三色桜の種明かしです。お判りになるでしょうか。

ツバメ舞う午後の山里。

甲斐駒の雪渓をバックに。

界隈では最も標高の高い、標高1000mを越える原村、深叢寺の桜も花を開かせ始めています。

ぼんぼりも用意され、そろそろ夜桜見物が楽しめそうです。日が落ちると気温は1桁となる山里、どうか暖かい服装でお越しください。

夕暮れ、標高の高い圃場にも、トラクターが入り始めています。桜が散る頃には農作業が本格的に始まります。

一日良いお天気に恵まれた日曜日、日暮れになって鳳凰三山が薄紫色に色付きます。

雪渓が徐々に減って山肌が見え始めた夕暮れの甲斐駒。

悲しい事故が再び起きてしまった事を知ったのは、この撮影の直後でした。

 

山里の春はゆっくりと八ヶ岳の山裾を駆け上がる(2017.4.10~19)

遅い遅いと云われながら、春爛漫を過ぎて夏日を迎えた地上に対して、ここ八ヶ岳南麓は、漸く春の心地に。少し振り返りながら、春を迎えた山里の日々をお伝えします。

花びらを開き始めた、甲斐駒を望む高台に位置する枝垂桜。

咲き始めの枝垂桜は実に色濃い紅色に染まります(4/10)。

再び雪の舞った後の夕暮れ、八ヶ岳をバックにする神田の大糸桜もちょっと寒そうです。

真っ白な甲斐駒をバックに、一度咲き出した枝垂桜は雪が降ろうと後戻りせず、次々と花を開かせていきます。そう、時が決して後戻りを許さないように。

すっかり日没が遅くなった夕暮れ。春の空は咲き始めた花々に合わせるかのように、様々な彩を見せはじめます(4/12)。

すっきりと晴れた朝、甲斐駒を望む田端の枝垂桜は静かに開花の時を待ちます。三色と称される木々のうち、コブシの白い花が何時もトップバッターで咲き始めます。

時折、雪が降る事があっても既に地温は春模様。八ヶ岳に刻まれた雪渓も日々細く痩せていきます。

夕暮れの南アルプス。日没前に肩の荷が下りてほっとする瞬間です(4/13)。

快晴の朝には、雪を湛えた甲斐駒と青空の組み合わせがやはり気持ち良い。これから梅雨時まで、もう少しのあいだ、楽しめる景色です。

朝日を受けた枝垂桜の紅色が青空の下に映えます(4/14)。

春の天気は移り気。南アルプスから雨雲が低く垂れこめてきた午後。

小雨が降る中、可愛らしい花を開かせ始めた、山梨県指定天然記念物、関の桜。

齢、数百年とは思えない豪快な枝ぶりを今も訪れる人々に魅せつける、山里の巨人。神代桜のように著名な桜ではありませんが、それでも地元の方々に大切にされている桜です。

峡北の山里を少し降りると、そこはもう春爛漫。透き通るような白い花をいっぱいに咲かせる鄙びた集落に佇む枝垂桜(長坂、連成寺4/15)。

そして、春霞のツバメ飛ぶ空の下、山里の春を本格的に告げる、北杜市小淵沢町、山梨県指定天然記念物でもある神田の大糸桜が色付き始めます。

色濃く染まり枝垂れる、この桜の咲き始めだけに見られる色合い。推定樹齢400年を数え、枝を切られ、支え木にもたれ掛りつつ、漸く地に立つその姿は、見るからに痛々しい姿ですが、それでも精一杯に春の訪れをその身を以て知らしめてくれています。

風除けの防護ネットが外されるのは、この時期だけ。唯、その姿をお越しになった皆様に見届けてい頂く事を願って、この地に佇み続けます(4/17)。

強い風と雨が通り過ぎて行った朝。雨上がりの桜並木に虹が掛かっていきます。

春のお天気は気まぐれ。時にこんなプレゼントを届けてくれます。さあ、外へ出ておいでよと、誘うように。

虹を追って外に出ると、雨上がりの靄の向こうに田端の枝垂桜が浮かび上がっていました。コブシの白、小さな枝垂桜の薄紅色の向こうに、最後に花を咲かせる濃い、紅色の枝垂桜がいよいよ花を開かせ始めるようです。標高900mの高原にも春の訪れです。

そして、お天気雨の中で満開の花を風に揺らす、神田の大糸桜。八ヶ岳南麓も春本番を迎えました。

大糸桜の足元に広がる水田には漸く水が張られ、冬の間に乾ききった田圃を少しずつ温め始めています。山里に春の訪れを伝えてくれる大切な桜です。

八ヶ岳南麓の桜のシーズンもそろそろ終盤。

桜前線はいよいよ標高1000mを目指して八ヶ岳西麓へと向けて足早に駆け登っていきます。

今週末から来週にかけて、高原に佇む桜達と一年振りに再会できる日を楽しみにしながら(カメラ、凄く調子悪いのでちょっと辛いのですが)。

 

今年も巡ってきた桜のシーズンへ、勝手に「ほくとの桜」峡北マイナー版をご紹介(2017.4.9)

今年も巡ってきた桜のシーズンへ、勝手に「ほくとの桜」峡北マイナー版をご紹介(2017.4.9)

今年の桜は例年並み(遅れていると良く云われますが、これで普通じゃないかと)の開花ペース。最も有名な神代桜も開花を迎え、お天気は悪いのですが、この暖かさで一気に満開に向かいそうです。

じゃあ急がなきゃ、と焦る必要はあまりないかもしれません。何せ峡北の標高は300m程度の韮崎から、清里を越えると1200m迄と、実に3倍近い標高差がありますので、如何に一斉に咲くために季節の指標とされるソメイヨシノといっても、開花のタイミングには1~2週間程度のタイムラグが生じます。

更に、この地域で楽しめる桜は都会でも多く植えられているソメイヨシノばかりではなく、開花時期も、その花の色、枝ぶりもバラエティ豊富なヒガンザクラ、ヤマザクラの仲間たち。山桜の開花時期は最も標高が高い八ヶ岳西麓の高原地帯では例年5月のGW頃と、山里の桜のシーズンはゆっくりとバラエティに富んだ広がりを見せていきます。

そんな桜達のうち、このページではこれまでも信濃境の桜達について、多くご紹介してきましたが、今度は峡北地域に絞って少しご紹介してみようと思います。お馴染み超有名な桜達については、公式さん(昨年は真田丸関連でTLを席巻れされていましたが、今年のスタッフさんはどうでしょうか)が愛着を込めて丁寧に制作してくださいました紹介ページ「ほくとの桜」がありますので、私が紹介するのは、ちょっとマニアックな地元の皆様に愛されている桜達をご紹介してみます。

1.神田の大糸桜(山梨県指定天然記念物:北杜市小淵沢町)

八ヶ岳を正面に望む素晴らしいロケーションに一本だけ立つ枝垂桜の老木。色の濃さが特に印象的です。隣の信濃境には枝垂桜の銘木が数多く知られていますが、この一本は更にそれらから時代を遡るようですが、やはり江戸時代に同じような経緯で植えられた、彼らの仲間ではないかと目されています。

お天気が良ければ、このように八ヶ岳をバックにした雄大な姿が望めます。

振り返ると甲斐駒と鳳凰三山を従えた、南アルプスの峰々がたおやかに伸びています。

最高のロケーションという事は、風雪を遮るものが無く、ひたすらに耐えて来たという事の証。近年、樹勢の衰えが著しく、通年で写真でも見られるような風除けネットが設けられ(シーズン中以外は完全に覆われてしまいます)、数年前に枝も大幅に切り落とされてしまいました。毎年、心配しながら開花を待つ一本です。

<ご覧頂く際の注意>

シーズン期間中、午前9時頃から夕方まで、桜の正面に通じる道路は歩行者専用となります。誘導員の方が立たれますので、現場の指示に従って、指定の無料駐車場に止めてから、徒歩(数分です)で移動してください。すぐ後ろに走る中央本線の列車とセットで写真を撮られる方も多いですが、くれぐれも線路内進入はなさらないように。

 

2.城山公園(笹尾城址:北杜市小淵沢町)

甲斐駒と桜のコラボレーションが撮りたいという方にお勧めの場所。七里岩の絶壁に立つ枝垂桜です

本来は写真の左側にある山城の跡に繋がる公園なのですが、現在は崩落の危険があるため、進入禁止となっています。しかしながら、公園の駐車場までは自由に入れますので、この通り、クリアな景色を望む事も出来ます。

周囲の桜達の中で一番早く咲くため、時にはこんな姿にも(2015年4月)。

 

ここの枝垂桜も、色がしっかり乗って美しい桜色を呈します。

ほんの少し歩くと、このような八ヶ岳と火の見やぐら、桜のコラボレーションが望める場所も。

<ご覧頂く際の注意>

シーズン中のお天気が良い日には、地元、特に長野方面から一足早い春を楽しみにお越しになる方々がピクニック感覚で桜の下でランチなどを楽しまれている場合があります。甲斐駒をフレームに入れた全景撮影の際はどうか譲り合いで。前述のように、城跡側には入らないようにお願い致します。

 

3.関の桜(山梨県指定天然記念物:北杜市白州町)

今回ご紹介する桜の中で一番アプローチが難しい一本。北杜市内に3本ある県指定天然記念物の桜のうちの1本で非常に立派な木なのですが、如何せん場所が場所故に、シーズン中でも訪れる方はかなり限られるようです。

ほぼ白色の花をたわたに咲かせる。とても江戸時代から生き続ける老木とは思えない、生命力を感じさせる桜です。

木の根元に祠を構える、老木らしく地元の方々に大切にされている木です。この静かな場所が、昔の街道であった(関とは関所の事)とは、俄かに思えませんが、すぐ近くにあるお宅の重厚な造りを観て、やはりと思わせるところはあります。

<ご覧頂く際の注意>

県道からのアプローチルートが極めて判りにくいために、昨年ごろよりシーズン中に限って進入個所を示す看板が設けられましたが、白州側から向かう場合、コーナーが余りにもきつく狭いため、一旦、Uターンして進入する必要があります(たまごかけごはんで有名になった「おっぽに亭こっこ」さんのすぐ手前です)。また、その先は細い畦道のような道となりますので、対向車にはくれぐれもご注意ください(路上ですれ違う事は出来ません、路肩に空きスペースがある場所まで移動して避けて下さい)。桜の正面付近と周辺には車を止められる空き地が辛うじて2~3台分ありますが、止められない場合でも絶対に路上駐車は避けて下さい。

ルート的には韮崎方面から神代桜および、眞原の桜並木にも通じる甲斐駒ケ岳広域農道経由で向かう事も可能です。

 

4.熱那神社の桜(北杜市指定天然記念物:北杜市高根町)

こちらも立派な一本ですが、とても静かな場所です。

延喜式に記載され、実際の記録としても甲斐源氏発祥の頃まで遡る事が出来る非常に古い歴史を持つ神社の境内に立つ桜の古木。小さな神社とは思えない立派な神楽殿や、社殿の鮮やかな彫刻で知られていますが、桜の方の知名度は今一歩のようです。

こちらの桜も色は殆ど白色に近い薄紅色。花の付き方も特徴があります。

境内の空を埋め尽くさんばかりに伸びる枝ぶり。道路沿いのため、路上側の低い枝は切り揃えられてしまっていますが、境内側には大きく伸びています。お天気の良い午後に、西日を浴びるこの枝の下で暫し佇むのは、とても気持ちが良いです。

神社の裏手は牧草地。天気が良ければ正面に八ヶ岳を望み、背後には富士山が遠望できるという素敵なロケーションです。

<ご覧頂く際の注意>

須玉側からアプローチする際には、広域農道脇から細い路地を入る事になります(「高根町小池」と書かれた小さな看板が立っています)ので、運転には充分にお気を付け下さい。境内は車数台分であれば止められるスペースがありますが、空いていない場合は、少し八ヶ岳側に進んだ先に路肩に駐車できるスペースがあります。

広域農道を経由して、須玉方面に下る県道を経ると、ふるさと公園へ行く事が可能です。

 

5.ふるさと公園(若神子城跡:北杜市須玉町)

須玉の街並みを眼下に見下ろし、向かい側に茅ヶ岳の山容を間近に望む要害に位置する若神子城跡は、現在では農村公園として整備され、植えられた桜が春のシーズンを彩ります。今回ご紹介したエリア内でも一番標高が低い場所ですので、開花も早く、最初にご紹介した神田の枝垂桜とでは1週間近く開花タイミングが早いようです。

小さな運動公園の周囲を囲む、小さな桜並木です。

ここは、城跡ですので、桜を愛でた後はちょっとアスレチックがてらに城跡探訪なども楽しんでみては如何でしょうか。少し荒れていますが、断崖下の国道沿いまで下る事も出来ますので、往復すればちょっとした運動になりますよ。

<ご覧頂く際の注意>

農村公園として整備されていますので、麓の国道側と七里岩を登る県道の途中から入る山側の両方とも駐車場完備ですが、閉門時間(一応17時)が設けられていますので、お越しの際にはご注意願います。なお、この冬に完成した県道の新しいループ橋からは進入する事が出来ませんので、ループ橋の手前にある旧道に入る交差点を経由してお越しください。

 

6.連成寺の桜(北杜市長坂町)

今回ご紹介する桜の中で、一番マイナーな桜。

日野春駅からオオムラサキセンターを過ぎて、急に道が細くなった先に古い街並みを残す、長坂町渋沢集落のほぼ真ん中に位置する連成寺。無住の少し荒れたお寺ですが、その参道に一本の立派な枝垂桜が植えられています。

蓋もない道端の水路が今でも水を湛え、火の見やぐらが建ち、潰れた古い漆喰壁の家や、古い豪農たちの風格を残す長屋門や倉、門構えの跡が並ぶというタイムスリップしたかのような雰囲気に実にマッチした一本です。逸見牧とも呼ばれ、逸見路という、現在の国道20号線沿いに伸びる甲州街道が発達する以前から存在する街道沿いに成立した集落の面影を今に残す貴重な場所です。

<ご覧頂く際の注意>

前述のように、道路の脇には水路が通っており、道幅も集落の内部だけは極端に狭くなっていますので、路上駐車は絶対におやめください。長坂と日野春の間を抜ける旧道のため通行量はそれなりにあり、地元民は馴れていますので、対向車が来てもスピード落とさずに走って来ますから、撮影や歩行の際にも細心の注意をお願います。100mほど長坂側に離れた場所にある公民館に車を止める事が出来ます。なお、地元の皆様のご意向かと思いますが、この付近はその貴重な旧観を保つ一方、整備はされておらず一切観光地や史跡としては紹介されておりませんので、その点はご承知おき願います。

静かな朝にシーズン最後の桜を(諏訪郡富士見町信濃境、田端森新田の鼎談桜)2016.4.26,29

初夏を思わせる、風もなく穏やかな朝。

標高1300m辺りが見頃になっている八ヶ岳西麓の桜ですが、標高1000mに満たないこの場所で、一本だけ遅く咲き始めるある桜を眺めるのが、私にとってのシーズン収め。良く晴れた朝に最後の景色を収めに、ちょっと寄り道していきます。

鼎談桜1No.1

鼎談桜2No.2

鼎談桜3No.3

鼎談桜7

No.4(2016.4.29)

鼎談桜6

No.5(2016.4.29)

鼎談桜4

No.6(2016.4.29)

鼎談桜5

No.7(2016.4.29)

鼎談桜9No.8(2016.4.29)

鼎談桜8No.9(2016.4.29)

巡りゆく次の年も、きっとその美しい姿を魅せてくれることを願って。

八ヶ岳西麓の静かな集落の中で、静かに根付き、営々と花を咲かせ続ける桜達に今年も遭えた事への喜びを。

 

嵐の過ぎ去った午後は満開を迎えた八ヶ岳西麓の桜を巡って(2016.4.17)

激しい風と雨が降り続いた土曜の夜。

日曜日の昼ごろになると、風は引き続き強く吹き続けますが、日差しが徐々に戻ってきました。

菜の花と八ヶ岳雨に洗い流されて、きりっとした日差しが降り注ぐ午後。八ヶ岳を遠望する菜の花畑で、早春の名残を。

葛窪の枝垂桜1八ヶ岳の西麓に廻って、葛窪の枝垂桜へ。

不安定な空模様。青空を遮るように南アルプスから雲が吹き上げられています。

葛窪の枝垂桜2午後の日差しを受ける葛窪の枝垂桜。たわわにつけた花びらが強い風に煽られています。

葛窪の枝垂桜3樹齢200年以上とも謂われる老木の枝垂桜ですが、強風の中、今年も満開の花を咲かせてくれました。

葛窪の枝垂桜4強風に枝垂れの枝が煽られる中、雲に覆われた甲斐駒に凛として対峙する、葛窪の枝垂桜の雄姿を。今年もこの姿に遭えたことへの嬉しさを込めて。

葛窪地籍の枝垂桜すっかり青空が戻ってきた八ヶ岳の麓に満開の花を咲かせる、葛窪地籍の枝垂桜。

雪が殆ど無くなってしまった八ヶ岳に、既に気温は20度近くと、日差し共に初夏を思わせる陽気。

葛窪の枝垂桜5暫く待っていると、甲斐駒の方にも日差しが戻ってきました。

田端の枝垂桜1少し下がって、田端の集落へ。

コブシの花は散ってしまいましたが、緑のコントラストと2種類の桜が彩る3色の色合いが鮮やかに輝く、田端の枝垂桜。

田端の枝垂桜2満開となった田端の枝垂桜。午後の日差しをいっぱいに浴びています。

開花前の鼎談桜満開の桜に囲まれた八ヶ岳西麓。でも一番標高の低い場所に居るのにひとりお寝坊な鼎談桜。

南アルプスの雲も切れはじめて、甲斐駒と鳳凰三山が見えてきました。

P1060936そうはいっても、いっぱいに付けた蕾は丸々と膨らんできています。

開花まであともう少しです。

P1060939振り返るとすかっと青空になった八ヶ岳のパノラマが望めます。

この桜の下に広がる芝生で暫し寛ぐ、ちょっと贅沢な休日の午後の昼下がりです。

池生神社の桜少し移動して、信濃境の駅近くにある池生神社。

鳥居の後ろに控える桜も満開を迎えました。まだ綺麗な注連縄が風になびいています。

深叢寺の桜並木1標高900m台の信濃境から一気に1000mを越えて、八ヶ岳西麓の桜の名所では最も標高の高い、諏訪郡原村、中新田にある深叢寺の桜並木。

普段なら信濃境より1週間ほど遅く満開を迎えるのですが、今年は既に満開を越えようとしてます。

深叢寺の桜並木2名物の鐘楼門の周りにも桜が一杯に花を咲かせています。

深叢寺の桜並木3夕暮れの日差しを受けて、濃い色合いの花びらをたわわに付けた深叢寺の桜の木。

深叢寺の夜桜深叢寺では、中新田地区の皆さんにより、夜桜のライトアップが行われています。

今年も参道を彩る提灯の明かりと、幻想的な桜のライトアップが楽しめます。

嵐が過ぎ去った後、一気に満開を迎えた八ヶ岳西麓の桜達。初夏の陽気となって、そろそろ水田に水が張られる中、残るは鼎談桜の開花を待つばかりとなりました。

 

八ヶ岳西麓、桜の里は花開く刻に(桜祭りを待つ信濃境、高森観音堂とまだお眠り中の鼎談桜)2016.4.14

しとしとと雨が降る朝、桜の季節を迎えた八ヶ岳西麓の小邑、信濃境で最も有名な桜の見所。周囲も多くの桜の木に囲まれた高森観音堂に来てみました。

P1060887園内の観音堂と呼ばれている建物(正確には違うのですが)に寄り添うように佇む、枝垂桜。

多くの枝垂桜に囲まれた、ここ信濃境の中でも最も有名な桜の名所です。

P1060890雨に濡れたお地蔵様越しに桜の花を。

普段は締め切られている観音堂ですが、この時期だけ(実際には秋にも)は雨戸と障子が明けられて、ひな壇のように多数飾られた弘法大師像を桜越しに拝観する事が出来ます。

P1060891薄紅色を湛える高森観音堂の枝垂桜。

この界隈の田圃の高台や集落の小さな丘の上など、ちょっと見晴らしの良い場所で花を咲かせる、江戸時代ごろからの歴史を誇る桜達は、皆、同じ系統の枝垂桜であると謂われています。誰がどのようにして植えたのかは今となっては定かではありませんが、今年も里のあちらこちらで印象的な濃い色の花を開かせています。

IMG20160414075109毎年恒例の桜祭り。後方のブルーシートを被せられた練習用御柱をご覧頂ければ判りますように、高森も御柱の氏子地区のひとつ(今年は、本宮三の御柱を担当しています。詳しくはこちらの氏子会のホームページへ)。本来であれば、次の里引き、建御柱の準備で大忙しなのですが、大切な桜祭りのために部隊を2つに分けて、例年同様、振る舞いや、出店。観音堂の案内、周辺の誘導などの対応してくださるようです(地元のS君、何時もご苦労様です)。開催は満開を少し超えた辺りになるであろう、来週末の4/23,24。今回もこっそりと夕暮れからのライトアップがあるかも…。

ピークの様子はこんな感じです。

開花前の鼎談桜20160414そして、本ページに多数検索でお越しになる方のお目当てである、鼎談桜ですが…この一本(いえ二本ですね)は毎年お寝坊さんなので、まだお目覚め前の状態です。雲海の向こうには、雪渓が僅かに覗く、甲斐駒が見えています。

今のままの気象状態が続けば、来週末には花を咲かせるのではないでしょうか。見頃は例年、GWの頭頃です。宜しければ、鼎談桜の様子を見た後、すぐ隣の高森にも寄ってみては如何でしょうか。

富士見町内の桜の開花情報は、富士見町の公式ページ、観光サイトで随時更新されています。

 

 

春めいてきた八ヶ岳南麓を桜と共に(2016.4.9)

お天気が回復して、朝から春らしい、ちょっと霞んだ青空が広がる土曜日の午後。お隣の諏訪では今週も引き続き御柱祭で多くの観光客の皆さんがお越しのようなので、少し喧騒を避けて、八ヶ岳の南麓を暫しお散歩です。

P1060752まるでGWのように雪の少ない、八ヶ岳をバックに火の見櫓と桜の木を。

P1060754眼下に白州の街並み、遠くに甲斐駒を望む、城山公園にて。今年は園内が倒木のため、入れるのは此処まで。

P1060759桜の間から、まだ白さを残す、でも例年に比べればぐっと雪の少ない甲斐駒を望んで。

P1060762濃い花びらの色が特徴の、城山公園の桜。標高800m程のこの界隈では最も早く咲く桜ですので、もう葉桜になり始めています。

P1060764a春の日差しを受けて輝く甲斐駒を桜を越しに。桜の木の下ではお弁当を広げて花見を楽しむ方も。

P1060788七里岩を下って、甲斐駒の懐に抱かれる、小さな集落の道沿いいっぱいに花を開かせる、山梨県指定天然記念物、白州町横瀬の関のサクラ。

P1060768白っぽい、花を上に向けて咲くヒガンザクラ。樹齢200年以上と云われていますが、今年も満開の花を付けています。

P1060781大きな幹回り、複雑に屈曲する枝に圧倒されます。

P1060785幹の下に入り込むと、しっかりとした幹の力強さを感じます。

P1060783桜の木の足元には小さな祠も。その昔、信州に抜ける街道の関所があったとされるこの場所。今は甲州街道から遥かに離れて、ひっそりとしています。

P1060798溢れんばかりに花を開く、関のサクラ。

P1060791道沿いの土手に咲く桜。土手に沿って下の方にまで枝を伸ばしています。

P1060795周囲には数件のお宅と、狭い斜面に開かれた農地が僅かばかり見えるだけの静かな山間にぽっと現れる桜。振り返ると、遠くに南アルプスの山並みが見えてきます。

P1060796小さな石碑越しに、雪を戴く甲斐駒を僅かに望む事が出来ます。

P1060765大坊で行き止まりになる細い県道の更にわき道に入った先にある、本当に隠れ家的な一本の桜。それでも時折訪れる方に、その風雪に耐えた歳月を刻み込んだ威容と美しさを魅せていました。

P1060813再び七里岩に上がって、高根町へ。緑の牧草越しに八ヶ岳を望む、お気に入りの場所。振り返ると富士山も見えるのですが、今日は霞んだ雲の中です。

P1060821熱那神社です。今年も境内にある古木の桜(北杜市指定天然記念物、境内の建物も指定文化財です)は、いっぱいの花を咲かせてくれました。

P1060826満開の花を咲かせる、熱那神社の桜。少し白っぽい花が枝一杯に広がります。

P1060834太い幹と、花を付けて広がる枝、農村の片隅にある集落をずっと見守ってきました。

P1060835春を迎えて、今年もこの桜を愛でる事が出来た事への実感を味わいながら。

P1060847すっかり遅くなった日暮れ。春霞の薄雲の向こう、西の山にゆっくりと沈む夕日が雲を輝かせていきます。

何時もより、ほんの少し早く春が来た八ヶ岳南麓。来週には西麓側の桜も咲き始めることでしょう。