旅のお供はSIMフリースマホとプリペイドSIMで(HOTLINKのちょっとメモ)

旅のお供はSIMフリースマホとプリペイドSIMで(HOTLINKのちょっとメモ)

何時もは八ヶ岳の南麓に籠って色々とお仕事をしていますが、別のベースが某国にもあったりする私の仕事。

珍しくそちらから呼び出されたこの冬、厳冬の南麓から気温差40度のかの地へ飛びました。

WP_20160124_18_14_44_Pro滞在中のホテルから望む、南国の海と夕暮れの空。

氷点下10度アンダーの世界から一気に30度を超える気温差は少々厳しいため、車以外で外を出歩くのはもっぱら夕暮れ以降になってしまいます。

そんな南国で旅をする際でも欲しくなるのが通信手段。ローミングでも構わないのですが、その費用が自分のお財布を直撃すると判れば、思い切って使う事も難しくなります。そこで便利に使いたいのがSIMフリー端末とプリペイドSIM。滞在した国はどちらも便利に使える事で有名ですが、使いこなしにちょっとしたアドバイスを。

IMG_20160207_094419購入したのは、MAXISのプリペイドプラン用ブランドであるHOTLINK。かの地ではポストペイドとプリペイドで別のブランドを使い分けるようです。こちらのプランは現在の主力である4G Fastより前の少し安いプランで、RM10で購入できますが、初期価格ではほとんど使えません(5日間、5RM分)ので、その場でチャージ(Top upと呼びます)も一緒に行ってしまった方が楽です。他にもポストペイドと同じブランド名を使うDiGi等、合計4社あります。

IMG_20160207_094458パッケージの中身です。

現地に入ってから買ったので、説明文は全て現地語…、正直焦ります(しかも後でコールセンターから、アクティベート確認のため弾丸スピードの英語で電話が入ってきて痺れました)。何処で買っても価格は同じですから、無理をせずに空港で買いましょう。

要注意:たとえ街中であっても、外国人が購入する際には必ずパスポートが必要になります。登録作業はお店の方がやってくれますので、素直に従いましょう(その場に電話機がなくても大丈夫)。気になる方は、街中そこらじゅうにある通信会社のショップ、ブースで買われた方が良いと思います。

IMG_20160207_094525SIMの形状です。マイクロSIMまではそのまま使えますが、iPhone6などのナノSIMの場合は専用のSIMが用意される訳ではなく、SIMカッターが登場します。

ご自分のスマホに直接設定してもらう場合は、言語設定を英語にしておくことを忘れずに。

IMG_20160124_002409こんな具合で、ホテルに帰れば、LTEをちゃんと掴まえています。前述のように、HOTLINKはブランド名なので、親会社の名義で表示されます。Luima1020が遂に本領を発揮するの図です(ショップのお兄ちゃんに思いっきり羨ましがられましたよ。かの地のスマホ事情も別にご紹介してみたいなぁ)。

放っておくと、毎日数通ずつSMSでプロモーションメッセージが飛んでくるのが少々煩いのですが、これでパケ死、ローミング電話料金地獄に陥らなくて済むと思えば、全然問題ありません。

なお、APNは自動で設定されますので、基本的に何も操作する必要はありません。使われる方は少ないかもしれませんが、海外向けの発信(IDDと称します)も利用可能ですし、より電話料金を抑える事が出来るコールバックナンバーが用意されていて、更なる低廉な費用で通話可能です。

・通話の場合:132-00-国番号-0を除いた市外局番以降の電話番号

・SMSの場合:00-国番号-0を除いた市外局番以降の電話番号

通話料金を比較すると、その便利さは際立ちます

・滞在国内

D社のWorld wing : 75円/分、プリペイド : 7.32円/分(同じキャリアの指定10回線(Active10)は更に半額)

地元の知人に高い国際電話料金を要求する訳にはいかないですよね。

・日本からの着信の場合

D社のWorld wing : 80円/分、プリペイド : 0円(当然です)

・日本への発信の場合

D社のWorld wing : 175円/分、プリペイド : 73.2円/分、プリペイド132 : 5.49(携帯は15.25)円/分

何と国内通話より安いし、日本で使う国内電話より安いかも!

品質も立ち上がりは不安定ですが、30秒ほどすれば安定した通話が可能になります。

もちろん、通信料も最近はWorld wingが2980円/日で上限設定されているとはいえ、こちらなら更にお安く使えますし、プリペイドなので足らなくなったらTop upすればOK。使用感は日本のプリペイドSIMより優秀で、料金が超過した場合でも低速通信は維持されるため、メッセージやメールを取り損なう事はありません。

wp_ss_20160124_0005料金プラン表です。深夜はメインの契約と同じだけの容量が別途に使えるという、大盤振る舞い。ちなみに、現行のFast 4Gはもう少しお高いプランになっている代わりに、RM33で1年間電話番号を維持できるHOTLINK365というプレミアムサービスが選択可能です(通常は有効期限or最後のTop upから60日後に無効になります)。

これらのサービスを受けるのに面倒な手続きが再び必要になるように思いますが、そんな心配は要りません。AndroidやiPhone向けに専用アプリも用意されていますが、説明リーフレットに記載されているように、これらのプリペイドSIMには機種を問わず使用できるサービスメニューが用意されています。

サービスメニューコール*100#です。

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私のように現地でSIMを購入した場合、不幸にして現地語表示のメニューになっている場合がありますが、そんな時は慌てず騒がず言語設定を変更しましょう。まずは01(Seterusnya)を押して次のページに進みます。

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次のメニューに切り替わったら、6(Bahasa)を選ぶと、言語選択画面が表示されますので英語を選ぶと、30分待てというメッセージが表示されます。素直に30分待ってからもう一度、サービスメニューを開くと、ちゃんと英語表示に切り替わっている筈です。

ご注意 : このメニュー構成はSIMによって異なりますので、ご使用のSIMで表示されるメニューNoに読み替えて下さい。

さあ、これで心置きなく、スマホ持って街歩きを楽しんでください(私は此処で苦戦して2時間ほど格闘してしまいました(笑))。

WP_20160202_07_20_36_Proこのサービスメニュー、非常に優れていて、色々な設定やチャージがこのメニューからほぼ全て行うことができます。

ちょっとメニューの内容を観てみましょう。

wp_ss_20160123_0005メインで使うことになるのは、2番のInternet Passes、3番のTop Up、そして4番のBalance Enquiry、次のページにある5番のMy Account Informationでしょうか。

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ここで1番のInternet Passes Statusを選ぶと、現在の利用状態を観ることができます。

FacebookやBlackberry等という、惹かれるメニュー(BISね)もありますが、此処はとりあえずスルーで。

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2番のMobile Internetを選択すると、プランの選択画面が表示されます。プランを変更したい場合はこちらで変更が可能です。

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こちらがTop upメニュー。一旦チャージした金額を貯めておいて、各サービスに振り分ける形態です。チャージの方法は街中でTop upチケット(バウチャーカード)を購入して、記載されているNoを入力するか、ネットからチャージすることも可能です(もちろん、お店で携帯を渡してTop up please!)と言えば金額を聞かれるので、必要な金額を言ってチャージしてもらう事も可能です。あ、渡す前にはくれぐれもスマホは英語表記、メニューは現地語にしてあげると喜ぶかと)。

wp_ss_20160124_0001ホームページのトップからTop upへジャンプできます(要注意!:海外で登録されたクレジットカードではチャージできません(実験済)。Top upに充分な残金を持たずに電話番号を維持されたい方はFastプランの方を選ばれた方が良いと思います)。

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と、いう訳で現地の知人に協力してもらい、Top upチケットを入手後にNoを入力すると、このように国外からでもチャージを行う事が出来ます。有効期間が伸びているのが判りますでしょうか(注意:日本国内でのローミング先がDocomoである事が必要です)。チャージはTop upチケットは10RM単位で買える筈なので、電話番号を維持するだけであれば、年間に最低でも60RMチャージしてあればよい事になります(この方法だと、使わないチャージが溜まり続ける事にはなります)。

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次にBalance EnquiryとMy Account Informationです自分の回線状況や電話番号を確認できます。

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こちらから、1番のメニューを選ぶ(もしくは直接ダイアルで*122#をキーイン)で現在の開通状況を確認できます。SIMを自力でアクティベーションしたいという猛者の方には必要な確認ページです。あ、Phone Settingというページもあるのですが、英語メニューが用意されていませんので…。

ここまでわかれば、ほぼ困る事はないと思いますが、もう少しお楽しみを。

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頻繁に行き交う事になる、お隣の国に行った時も格安プランが用意されているのがこのSIMの嬉しい点。トランジットなら空港内Wifiを当てに出来ますが、街中ではそうはいきません。

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ローミングを開始すると、すぐにこんなプロモーションSMSが飛んできます。RM38で1G/月使えるプランが用意されている事が判ります。国内とは別料金をチャージされてしまいますが、ローミング時の法外な価格ではなく、少し高い支払い程度でネット環境が使えるのは心強いところです。

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国外に出てもサービスメニューはちゃんと使えるどころか、国ごとにカスタマイズされたメニューに自動的に切り替わる親切仕様。もちろんTop Upも可能です。であれば…。

WP_20160204_10_59_57_Pro告知:以下の使用方法は、総務省のガイドラインに則った使い方ですが、推奨するものではありませんし、使用に際して発生する費用面並びに通信関連で生じた障害について一切の責任は問いかねます。

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Welcome Japan!という訳で、日本でローミングしてもしっかりメニューが使えてしまうのです。しかもデータプランは、D社の海外1dayパケとほぼ同じ、38RM/day。この辺りはMAXISとD社がローミング提携しているから出来るのでしょう(D社側のローミングサービスでも、MAXISの場合はデータプランが0.2円/パケットの固定制ではなく、上限まで料金スライド制のプランが提供されています。ちなみに2GHz帯のエリアの広さからB社のネットワークで日本国内でローミングしてしまうと、メニューが出せません)。

プリペイドSIMなのに、日本のポストペイドSIM以上に柔軟に使えてしまう事にちょっと驚きながら。

IMG_20160204_234219まあ、こんな使い方は全く以てお遊びですが、正しいSIMフリー、そしてLumia1020の使い方の一例として。

SIMフリースマホの実力が一番発揮されるというシチュエーション例としてのご紹介です。

 

Blackberry日本撤退の報に接して

Blackberry日本撤退の報に接して

今朝方より日経をはじめ各方面で「Blackberry日本撤退」のニュースが流れました。

最終的には流石Blackberry一押しの竹子さんがいらっしゃる週アスPlusが正式に否定するコメントを取られたようで、Blackberryファンの皆さんを困惑させた今回の混乱もひとまずは収まったようですね。

いちBlackberryユーザーとして、端末だけではなくプロバイダとしての機能を有するRIM(現Blackberry社)の動向、特にサービスの存廃は端末そのもののが使い物にならなくなる危険性を孕んでいるため、通常の携帯電話端末とは圧倒的に異なる重要な問題です。

幸いなことに、すぐにもプロバイダサービス(BIS)が停止するわけでも国内販売モデルのサポートが打ち切られる訳でもない事は一安心です。

ただし、これまでも多くの海外電子小物を使ってきた身としては「火のない所に煙は立たない」のことわざ通り、表面的には否定しているかもしれませんが、水面下では着々と日本撤退の準備がなされていると考えた方が良いと思っています。

この状況は2008年末に発生したリーマンショック後のNokiaの動向とかなり相似の関係にあります。

あの時も、Docomo及びSoftbankからE71の国内版リリースが表明され、カタログまで用意されていたにも関わらず、国内版が販売されることはありませんでした(実際の端末も既に用意されていたらしいですね)。

サポートについても、しばらくの間はNokiaジャパンが存在していましたが、結局のところ法人自体が日本から撤退したことは記憶に新しところです。

海外メーカーにおける非重点市場の対応は往々にしてそのようなものですから、日本法人を閉鎖してアジア地区の一営業拠点に格下げすることなど容易い事だと思います。

もちろん、減少したとはいえ多数の法人(外資を含む)では依然としてBlackberryが使用されていますので、これら法人ユーザーに向けたサポート、特に端末言語のローカライゼーションとしてのOS10日本語ROM提供はあり得るかもしれません。

しかしながら、Docomoがこれ以上積極的に拡販するとは考えにくいですし、各種情報ではOS10からBISが必須ではなくなったとの事ですから、ビジネス用途としても国内キャリアからBlackberryの新たなモデルがリリースされる事は期待できません。

我々のような趣味で携帯端末を扱うユーザーにとって最後の頼みの綱は並行輸入となってしまいそうですね。

いっそうの事、アジアベースでもいいのでSIM-Free端末を購入できるようにして欲しい所ですが…(ムリでしょうね)。

Blackberry9900が国内で買えた最後のQWERTYキーボード付携帯だった…と回想で述べられるような事が無い事を祈りたいところです。

Nokia E71 and Blackberry 9790

国内発売を待ちきれずに香港仕様を購入したNokia E71と国内未発売のためタイ語版に日本語ROM(ジャパエモさんが出荷時に入れてくれた!)Blackberry9790。

どちらも小柄でお喋り好きなアジア人(自分の事)にはピッタリの端末です。

並行輸入でもハンドキャリーでも全く構いません。ニッチであることは判っていますが、今後も日本語環境がBlackberryで使えることを切に希望します。

携帯端末の面白さは「多様性」あっての事ですから。

<おまけ>

こういうタイミングで予備機やらバッテリーの紹介記事を読まされるのも何度目かな…

まあ、マイナー端末使いの宿命かもしれないですね。