雪の止んだ朝に(2020.3.15)

暖かったこの冬。

雪の少なかった今シーズンですが、3月も中盤に入って急に降った「かみ雪」で白銀に染まる八ヶ岳山麓。

少し早く目が覚めた雪の止んだ翌朝。晴れ渡る空が広がりました。

日の出より少し前の北西の空。

うっすらと桃色に染まるビーナスベルトが稜線沿いに広がります。

西の空に19番目の月が輝く中、朝焼けに南アルプスの山並みが染まっていきます。

雪雲が晴れて顔を覗かせた、新雪を纏う甲斐駒を染める朝焼け。

新雪を装う北に聳える八ヶ岳も朝日に染まります。

少し西寄りに移動すると、ひんやりとした朝の空気に包まれた、雪原となった圃場の先に八ヶ岳のシルエットが映し出されます。

東から昇ってきた朝日が、新雪に染まる南アルプスを稜線いっぱいに照らし出す頃。

下弦の月がゆっくりと下っていきます。

氷点下3度まで下がった雪の止んだ朝。

八ヶ岳の上空には澄み切った青空が広がります。

日差しがたっぷりと降り注ぐ空の下、雪渓が輝く昼前の南麓側から望む八ヶ岳。

午後になると風が吹き始め、八ヶ岳の上空には雲が広がり始めてきました。

暖かな3月の日差しに照らされる新雪の山々。今夜は再び降雪の予報が出ています。

眩しい春の日差しと春の雪を繰り返しながら、八ヶ岳の山麓も少しずつ春へと歩みを進めていきます。

まだ早い春の午後、雪降る御射鹿池(2020.3.14)

東京では記録に残る最も早い桜の開花を迎えたとの事ですが、標高1000mに迫るここ、八ヶ岳南麓はまだ冬の装い。

暖かな日が続く3月ですが、時に朝の気温が氷点下まで下がる日も。

降り続く雨に洗い流されて、青空の下で美しく輝く甲斐駒の雪渓(2020.3.12)

雲は多めながら暖かかった金曜日。この気温で明日は積雪とはちょっと予報がおかしいのではないかと首を傾げながら迎えた週末。

明け方の雨が少しづつ雪へと変わり、昼過ぎの森の中は一面の銀世界へと変わっていました。

重たく湿った雪が降り続ける午後、山懐へと車を走らせます。

白銀に包まれる静かな奥蓼科、御射鹿池。

既に湖面の氷は解けて、水面には白銀を装う落葉松たちが映し出されます。

徐々に霧に沈んでいく、雪化粧をした落葉松の木々達。

降りしきる雪の中、ぽつりぽつりと登ってくる湖畔に訪れた方々は、思い思いにその景色を楽しまれているようです。雪降る御射鹿池降りしきる雪の向こうに映る、御射鹿池の水面。

静かな、静かな午後のひと時(Panasonic Lumix DMC-GX7Mk2/SIGMA 30mm f2.8DN Art)山を下っていくと、空一面を覆っていた雪雲が徐々に切れ始めてきます。

雪と共に乏しい光芒が雪化粧をした防風林の上へと降り注ぐ午後。

一面の雪原となった入笠山を望む圃場。

山裾に掛かる雲海が徐々に薄くなり、雲間からは光が零れ始めます。

うっすらと青空が覗き始めた雪原の上空。

夕暮れを迎えて、南の方から南アルプス上空の雲が離れ始めます。

雪雲が離れ始めた山並みから、雪化粧をした山裾が浮かび上がります。

明日は朝から晴れの予報。

雪晴れの空の下、雪化粧を施された美しい山々が望めるでしょうか。

 

ゆっくりと過ぎていく厳冬期の夕暮れと朝に(2020.2.11~2.29)

例年にない暖冬となったこの冬。

暖かな日が続きますが、それでも冬ならではの澄んだ空気に包まれるこのシーズン。透き通る空気に包まれる冬の山々の景色はこの時期だけの美しさ。朝、そして夕暮れに移り変わる空の色が彩を添えてくれます。

澄み切った夕暮れの空。夕焼けに焦がされた空がゆっくりと褪めていくと頃、入笠山の山裾にスキー場の夜間照明が浮かび上がります(2020.2.11)

節分を越えて日暮れの時刻が午後5時を大きく過ぎるようになる2月の中旬。すっかり日が落ちて街明かりが浮かび上がる、諏訪盆地を遠望する圃場。

オレンジに染まる山の端がゆっくりと夜の帳が落ちていきます(2020.2.15)

暖冬と叫ばれるこのシーズンですが、それでも季節は2月。久しぶりに氷点下5℃を超える朝、澄み切った空は眩しい八ヶ岳ブルーに染まります(2020.2.19)

例年であれば大雪となるような強い雨が降る日が繰り返し訪れる中、星空から一転して夜半に思いもよらぬ雪が舞った朝。日が昇って雪雲が離れていくと、八ヶ岳の山裾は新雪に覆われます(2020.2.27)

翌日。雪雲が綺麗に離れると、山頂部に新雪の残る八ヶ岳が抜けるような青空の下に裾野を延ばします。

冬の乾いた畑越しに望む、朝日に雪渓を輝かす甲斐駒。

火の見や櫓の向こうに望遠で臨む、勇壮な甲斐駒の雪渓。

厳冬の2月もそろそろ終わりです(2020.2.28)

少し早く目が覚めた週末の朝。

朝日で淡く色づく東の空。

早くなった朝の訪れ。午後6時半、南アルプス上空の雲がほのかに色づき始めます。

中望遠に切り替えて東の空を覗くと、秩父山地の向こう側では分厚く延びる雲を朝日が焦がしていきます。

桃色に染まる朝の鳳凰三山。

山の端から立ち上がる光芒が分厚い雲へと吸い込まれていく日の出。

朝焼けが褪せていくと、日差しを受けて甲斐駒の雪渓が浮かび上がってきます。

繰り返し訪れる冷え込みは徐々に穏やかになり、朝は早く、夕暮れは徐々に伸びていく、厳冬の季節がゆっくりと過ぎ去っていく2月の終わり。夜になると再び雨が降り始めた八ヶ岳南麓です。

厳冬を迎えた2月の八ヶ岳山麓(2020.2.6~9)

過去に例がないほどの暖冬と云われる今年。

暖かいままに節分を過ぎてしまいましたが、ここ数年で冷え込むのは2月の中旬。今年もやはり遅れて寒さがやってきたようです。

寒気が入り、南アルプスの上空に雲が広がる朝。

朝の気温が氷点下5度を下回ってくると、漸く厳冬期に入ったと実感できます。

月明かりが眩しい冷え込む夜。

雪の少ない八ヶ岳ですが、それでも月明かりに照らし出される雪渓が浮かび上がる夜の姿はこの時期ならではの風景。風を凌ぐ場所のない吹きさらしの圃場の隅、まだ20時前にもかかわらず、手が痺れてシャッターを押すことすら苦戦する冷え込んだ夜(2020.2.6)

夜が明けると、氷点下10度を下回る、この冬一番の冷え込みとなった朝。

枯れた野原の向こうに八ヶ岳ブルーの空をバックに聳える、冬の八ヶ岳の姿(2020.2.7)

冷え込みが続く週末土曜日の夕暮れ。

圃場に影が落ち始めると、東の空から月が昇り始めます。

西の山の端に沈んでゆく日差し。

冬の強い風が空の塵を吹き流した後、透明な夕日が輝いています。

山の端を焦がす厳冬の夕日。

厳冬の月明かりと八ヶ岳残照西の空に日差しが沈む中、残照の中を昇る月が八ヶ岳の峰々を照らし出していきます。

南アルプスの上空にかかる雪雲を赤々と焦がす夕暮れの残照。

夕日がすっかりと西の空に沈んだ後、雲が広がり始めた八ヶ岳の山並みを眩しい月明かりが照らし出していきます。深々と冷え込む週末、明け方にはさっと雪が舞い散りました(2020.2.8)

朝には雪雲が離れ、抜けるような青空が広がった日曜日。

冷え切った夕暮れの空の下に八ヶ岳の峰々が聳え立つ、八ヶ岳南麓の夕暮れ。

薄桃色の夕暮れと富士山振り返ると、甲府盆地の上空は薄紫色に染まっていました。

午後5時の時点で既に氷点下3度。もうしばらくの間、厳冬の真冬日が続く八ヶ岳山麓です。

ゆっくりと凍みていく冬(2020.1.15~2.1)

例年になく暖かな日々が続くこの冬。

それでも山に雪が降ると冬であることを思い出させてくれます。

雪が止んで晴れた朝。

重たく湿った雪は八ヶ岳の山裾を白く染めていきます。

朝日に照らされて淡く雪色に染まる甲斐駒(2020.1.15)

気温が高く、地温も高いこの冬。圃場の雪はすぐ溶けてしまいますが、山裾に降った雪は暫くの間、その姿を留めていきます(2020.1.16)

天候が変わりやすく、安定した晴れの天気がなかなか訪れないこの冬。

雲間から日差しが差し込み始めた昼下がり、しっかり根雪となった甲斐駒の頂上部に積もった雪が輝いています(2020.1.24)

大雪の予報が発表された月曜日の朝。

鱗雲が広がる南アルプスを望む圃場(2020.1.27)

本格的な降雪となった八ヶ岳山麓。

予報より少ない降雪量となりましたが、それでも周囲の道路には除雪車が入り、今シーズン初めての雪かき。夜半から降り続いた雪は昼頃には雨に変わり、翌朝には路面の雪はほとんど溶けてしまいました。

雪雲が離れつつある南アルプスの上空。薄く雪に覆われた圃場の上に、鮮やかな青空が広がります(2020.1.29)

厳冬期の甲斐駒雪渓2再び新雪に覆われた甲斐駒の山頂。

凛とした朝の空気に包まれる雪渓戴く甲斐駒を望めるようになると、漸く冬も本番です(2020.1.30)

雲一つない、晴れ上がった冬の朝に。

南アルプスの山裾も雪で覆われ始めました(2020.1.31)

東沢大橋と雪の八ヶ岳宵のうちから冷え込み始めた八ヶ岳山麓。

朝を迎えると抜けるような青空が広がります。

まだまだ冷え込みは緩いですが、漸く訪れた八ヶ岳ブルー。

八ヶ岳横断道路の赤い橋(東沢大橋)から望む八ヶ岳。

雪の少ないシーズンと言われるとおり、清里までの途中の道には雪がなく、野辺山まで上がってきても圃場にはほとんど雪が残っていません。

雪の少ない野辺山と八ヶ岳例年なら行くこと自体を躊躇してしまう八ヶ岳の山裾に広がる牧草地の傍。

今年は路面には殆ど雪もなく、牧草地の雪もまばらです。

それでも目の前に広がる牧草地の上空には八ヶ岳ブルーの空が広がります。

雪の少ない野辺山と八ヶ岳3牧草地の脇に腰を下ろして暫し雪を戴く八ヶ岳の峰々に魅入る昼下がり。

午後になってくると、上空には少し雲が広がり始めました。

輝く雪渓が眩しい昼下がりの八ヶ岳。

冷え込みはそれほど厳しくなく、雪も少ないせいでしょうか、道行く車も少なく、観光客の方もまばらで静かな休日の野辺山界隈です。

用事を済ませた後、夕暮れになって再び外に出ると、夕日を浴びて雪渓が柔らかに色づく南八ヶ岳の峰々。

薄紅色に染まる蓼科山と北横岳日没を過ぎると、蓼科山と北横岳がほんのりと紅色に染まっていきます。

どっぷりと西の空に日が沈んだ後。

夕暮れと夜の帳の合間で雪渓を輝かせる八ヶ岳の峰々。

昼間は暖かな日差しが降り注ぎますが、八ヶ岳颪が冷たく感じられる夜。

カレンダーは2月となり、もうすぐ立春ですが寒さはこれから。凍みる日々が続く八ヶ岳山麓です。

暖かな、暖かな新春(2020.1.1~12)

年の瀬を越えて新しい年を迎えた八ヶ岳山麓。

移り行く日々は新年であろうとも何ら変わることはないのですが、一年で最も日の短い時期を越えていくと、日差しが徐々に長くなっていくのを実感します。

日差しは長くなっても寒さが一番厳しくなるのは年を明けてからの筈なのですが、今年はどうもそのようにはいかない様子です。

凛とした空気に包まれる元旦の朝。涼やかな青空の下に伸びる、雪渓戴く甲斐駒と南アルプスの山々。

昨年よりは少し雪が残る、南麓側の八ヶ岳。

それでも年末に降った雪はあっという間に解けてしまい、少々寂しい山容となっています(2020.1.1)

緩やかに暮れていく夕暮れの空。

南の空はほんのりと赤く染まっています。

厳冬期は湿度が低く、夕暮れの空も波長が短い黄色から碧へと染まることが多いのですが、暖かなこの冬は早春のような赤みを帯びた空が多いようです(2020.1.2)

さっと雪が降った後の午後。少し足を延ばして蓼科山が望める山懐まで進むと、新雪に染まる北八ヶ岳の山々が見えてきます。

気温が暖かいためでしょうか、午後の日差しを受けて、日当たりの良い圃場では雪が解けていました。

麓のメルヘン街道沿いに広がる圃場の脇、蓼科山と北横岳を望む小さな公園に組まれたどんど焼きとお正月飾り。八ヶ岳へ向けて今年の無病息災と豊作を願うかのようです(2020.1.4)

暖かい日が続きますが、山では時折、雪が舞うようです。

雪雲が去って、美しい青空が広がる朝。新雪を纏う八ヶ岳(2020.1.9)

月が中天まで昇る、風もなく穏やかな冬の深夜。

眩しい月明かりに誘われて、雪渓輝く甲斐駒を愛でに外に出てみました。

シャッターを切る手が凍える事がないほどに暖かな夜更け(2020.1.11)

眩しく暖かな日差しが差し込む冷え込みが緩い日と、どんよりと曇った涼しい日が繰り返す落ち着かない空模様の連休。

夕暮れになって雲が切れてきた西の空を、柔らかな夕日が照らし出しています。

そろそろ1月も中旬、本来であれば乾いた蒼空の下、氷点下10度を下回る日が続く頃合いですが、この冬はどうも様子が違うようです。

年の瀬の点描(2019.12.8~31)

例年になく暖かな年末を迎えたと評される今年ですが、訪れる冬の季節。景色も冬の装いへと移り変わっていきます。

西の空を焦がす夕暮れ。日没の時間はぐっと早くなり、初夏の頃には塩嶺に沈む夕日も、この季節は諏訪盆地の南端、杖突峠へと下っていきます。

ぐっと冷え込む八ヶ岳の山懐。標高1300m超、冬の訪れを告げる八ヶ岳美術館前をメイン会場とする、原村のイルミネーション。

遙か遠くに諏訪の街明かりを望む山腹に連なる、冬の暗闇を照らし出す、ひんやりと涼しげなブルーのイルミネーションが麓のペンション街へと続いていきます(2019.12.8)

日没を過ぎて空の色が徐々に闇へと落ちていく頃。入笠山に連なるスキー場の夜間照明が暗い稜線に浮かび上がります。もうすぐ一年で一番日差しが短くなる頃(2019.12.15)

暖かい年の瀬の日々が続きましたが、それでもカレンダーは最後の1枚。スキー場や観光関係の皆様をやきもきさせていた冷え込みがようやくもたらされた月曜日の朝。雪雲を舞い上げる甲斐駒。

冬景色になった圃場の向こうに広がる、雪化粧をした南アルプスの山並み。

冬のシーズンらしい雪景色は嬉しいはずなのですが、圃場を覆うのはずっしりと湿った重たい雪。県境を越えた辺りでは積雪が20cm近くに達するこの時期にしては珍しい春先のような雪の降り方に、地元の方は首を傾げるばかりです(2019.12.23)

年の瀬へ向けて徐々に冷え込む日も増えてきた八ヶ岳山麓の山里。

暖冬の影響もあって、降った雪がすぐに解けて消えてしまう八ヶ岳の南麓側ですが、年も押し迫って漸くの雪化粧となってきました。

冷たく澄んだ空気に包まれる朝、新雪を戴く八ヶ岳の姿。まだ空の青さは浅いですが、それでも冬の訪れを実感させます。

乾いた冬の圃場越しに望む甲斐駒も、しっかりと雪渓に覆われていきます(2919.12.28)

雪雲が西から迫る夕暮れ。

昼間の青空から徐々に夜の帳に落ちる深い碧へと移り変わる中で。西麓から望む八ヶ岳はすっかり冬の装いとなっています(2019.12.29)

朝から降り始めた雪が雨へと変わった午後。圃場を覆っていた雪は解け、重たく空を覆う雲が切れると、南アルプスの山裾が見え始めます。

やがて、日没を迎えて雲海の向こうに、雪化粧した入笠山の山裾と、スキー場の夜間照明が浮かび上がります。暖かな晦日の夕暮れ(2019.12.30)

雨が上がった大晦日の明け方。

濃い霧が立ち込め、雲海に覆われた釜無川の谷筋から八ヶ岳の裾野へと登っていくと、雲海の上には再び雪化粧をした甲斐駒と鳳凰三山の山並みが見えてきました。

日の出の時刻を過ぎて朝日が雲海に差し込む暖かな大晦日の朝。

気温が10℃を上回る、信じられないような暖かさとなった大晦日ですが、寒気が流れ込んできた午後になると八ヶ岳颪が吹き始め、山々は再び雲に覆われてきました。

西の空へと日が沈んだ後、急激に冷え込む中、僅かに残る夕日が高い空の雲を染めていきます。

一巡した干支が再び子年に戻る夜。

年を重ねる毎に年々早くなっていく過ぎ去る日々を思い起こしつつ。どうか暖かくして良い年の瀬をお過ごしください。