台風を前にした夏の午後は、タケヤみその夏まつり「みそプラザ」で貴重な工場見学を

台風を前にした夏の午後は、タケヤみその夏まつり「みそプラザ」で貴重な工場見学を

New!(2019.7.16):今年(2019年)のタケヤみその夏祭り「みそプラザ」はお盆シーズンの8/10(土)、11(日・山の日)両日に開催予定です。恒例の特製ブレンド味噌を使用した、タケヤ自慢の豚汁やの振る舞いや焼きおにぎり、大人気のみそ詰め放題は今年も開催。詳細はタケヤみそ・夏まつり2019専用ホームページをご覧ください。

 

<本文此処から>

台風が接近する崩れ気味の天気の午後。

真夏とは思えないほどに日差しは遠く、気温も肌寒いくらいです。

写真撮影には向かないこんな午後は、せっかくなので夏の諏訪湖ですっかり風物詩となったタケヤみその夏祭りに伺ってみました。

タケヤみその看板諏訪湖のランドマーク、足湯がある間欠泉センターの真向かいに聳えるタケヤの倉庫と、名物の看板。

たけや味噌会館本日は年に一度の工場開放の機会(年末もあるらしいのですが…)。毎年、お盆休み直前の土日に催されています(今年は8/9,10の土日です)。

名物の「みそ詰め放題」のために地元を始め、遠方からの多数のお客様がお見えになっていて、午後3時を過ぎても駐車場や構内はごった返しています。

もう一つの名物でもある、振る舞いの豚汁と焼きおにぎりは早々に品切れとなってしまったようで、ちょっと残念。でも、工場見学の最終回には間に合いました!

タケヤのイヌクシュク工場見学の前に構内の見どころを少々。まずは「イヌクシュク」と呼ばれるイヌイットの道しるべをモチーフにしたウェルカムオブジェクト。何故諏訪の味噌蔵でイヌイット?という疑問は、この際置いておきましょう。

菌塚そして「菌塚」。微生物発酵の偉大さに敬意を表して。

地釜味噌会館前に置かれた、明治時代に使われていたと謂われる大豆を煮ていた地釜。

タケヤ味噌のホーロー看板同じく、味噌会館に飾られている、ファンの方なら感涙ものかもしれない、タケヤ味噌のホーロー看板。

タケヤの「おわんくん」こちらも、いまや懐かしい、タケヤ全盛時代のCMで使われていた「おわんくん」のオブジェ。

実際に森光子さん(一味違う♪でお馴染みでしたね)とCMで共演した際に製作された本物の「おわんくん」です。会館内のショップでは、漆塗りのお味噌汁用お椀「おわんくん」も買うことが出来ますよ。

タケヤみそ工場風景1それでは工場見学に参りましょう。定員限定の特別企画ですから、ここから先は見学者の方だけが観られる風景になります。

タケヤみそ工場風景2施設は大分古くなっていますが、主力量産工場としての役割は既に松本工場に譲っているようで、こちらの蔵は伝統製法が主体のようです。

タケヤみそ工場風景3工場の奥の方に進んでいくと、趣のある建屋が続きます。

タケヤみそ工場風景4土蔵も見えてきました。味噌蔵でしょうか。

タケヤみそ工場風景5そして、こちらが本日見学させて頂ける味噌蔵です。築80年と謂われている蔵が連なっています。

エプソン本社側の道からも、この趣のある看板を見る事が出来ますが、工場の中から見ると、また感慨深いです。

タケヤみそ工場風景6蔵の中に入るためには、ヘアーキャップを付けて、靴を履きかえます。事前注意をよく聞いた後は、いざ蔵の中へ。

使用済み杉桶入口に置かれた、使用済みの杉樽と、味噌の作り方ガイド。向かいの速醸室と書かれた扉も年季が入っていますね。

タケヤみそ工場風景7貯蔵庫が連なる味噌蔵の中。ちらっと見えているタンクにはそれぞれ熟成を開始した日付がラベル表記されている点は、日本酒の酒蔵とちょっと似ているところです(多くは寒造りのタンクでした)。

残念ながら撮影は此処まで。この先は社員の方の解説を聞きながら、蔵の中で味噌の作り方の解説を伺う事が出来ます。そして、蔵の中ではタケヤ、いや日本の味噌作りにとっても「宝物」といえる物を見せて頂く事が出来ます。何が宝物かは是非ご自身の目でご覧いただきたく。

台風間近の諏訪湖夏とは思えない涼しい午後に、ちょっと貴重な体験が出来るタケヤみその夏まつり。

今回はお食事関係が堪能できず、ちょっと残念なことになってしまいましたが、今度は是非「美味しい」体験の方もしたいところですね。

タケヤみそ祭りのおみやげ本日のおみやげ。

味噌蔵見学をした証明でもある「みそができるまで」のパンフレットと、「おわんくん」が目印のタケヤみそ会社案内パンフレット。

そして、お買い物グッズは「お味噌がダメになったら日本もダメになると思う。」という想いのこもったキャッチコピーが嬉しいクリアファイルにタケヤみそのパッケージをあしらった携帯クリーナー(意外と笑えるアイテム達)。

おみやげに購入した食べ物は、天地返し味噌を使ったみそ饅頭と、チューブに入っていて、使いたい量だけ小分けで仕えて便利な「キッチンブレンドだし入り」。味噌会館のショップには高級味噌から、おつまみ味噌、手作り味噌まで幅広くお味噌が揃っていますが、朝の出かける前や寝る前に小腹が空いたときに味噌汁が飲みたい時にはこれが一番。だし入りなのが嬉しいです(注記:タケヤのポリシーとして、だし入りは手掛けないという方針があり、こちらの「キッチンブレンドだし入り」が購入できるのは、味噌会館だけのようです。手軽さだけではない、発酵食品としての本当の味噌の良さを追求する姿勢が見えて来るようです:ぶらり信州味噌蔵めぐり(信濃毎日新聞社刊)タケヤのページを参照)。

残念ながら、もうひとつの名物でもある味噌せんべいも多くが品切れ状態で買う事が出来ず。

今年は色々と大人気だったようですね。

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ちょっと諏訪のお酒の話など(普段呑み限定)

ちょっと諏訪のお酒の話など(普段呑み限定)

New!(2017.9.18):2017年秋の上諏訪街道呑みあるきは9/23(土・祝日)に開催されます。2015年からチケット制となっており、今回は前売り2500枚、当日500枚の計3000名限定です。前売り券は残りわずかとなっております。詳しくはこちらの公式ホームページへ。

New!(2016.3.26):本日は2016年春の上諏訪街道呑みあるきです。当日券は前回同様800枚のみ、前売り券は全て完売しています。少し寒の戻りとなった土曜日、暖かくしてお越しください。

New!(2015.8.8):2015 年秋の上諏訪街道呑みあるきは、10/3(土)に開催されます。

参加するためには、事前予約ないしは、当日チケットを入手する必要があります(前売り券は2500枚で、価格は 2200円、当日券は800枚で価格は3000円。前回よりさらに当日券の発券枚数が減っていますので、どうしても参加されたい方は予約購入がほぼ必須となってしまいました。チケットの販売は8/3から開始されています。チケットの購入方法および、残りチケット販売枚数の確認はこちらの公式サイトへ

New!(2015.1.26):2015年春の上諏訪街道呑みあるきは、今回から主催が変更となり、事前予約制並びに当日チケット販売による定員制となります(前売り券は2000枚で、価格は2200円、当日券は1000枚で価格は3000円。既にチケットの販売は1/23(金)から開始されています。一部報道では、前回の参加者が3200名を数えたため、主催者側のオペレーションが困難となったとの事です。同じような経緯で、塩尻ワイナリーフェスタも定員制となりましたが、気軽に参加できる呑みあるきがこのような形でスタイルを変えていくのは、ちょっと残念な気もします。チケットの購入方法はこちらの公式サイトへ

New!:2014年秋の上諏訪街道呑み歩きの開催情報がアップされました。今年は10/4(土)に実施の予定です。詳細はこちらの公式サイトよりどうぞ。

長野は酒蔵が多い地域ですが、諏訪地方には特に酒蔵が集積しています。

それぞれの酒蔵が個性的なお酒を出されていますが、「諏訪の酒」に共通する特徴としては、使用する酒米の影響(美山錦、ひとごこち等の長野県で改良された酒造好適種の系統が多い)でしょうか、穏やかで落ち着いた飲み口のお酒が多いような気がします。

静かな夜更けに、のんびりと呑むにはとてもお似合いの飲み口ですね。

これまでに呑んだ各蔵の普段呑み(吟醸まで)のお酒についてちょっとだけ印象を。

  • ダイヤ菊(茅野)
    • 日本映画の巨匠、かの小津安二郎が愛飲したと云われる酒蔵ですが、現在では山梨の酒類量販店である戸田酒販の傘下となっています。
    • 「純粋 蓼科」(純米酒) : 地元での販売は「純米辛口」のラベルですが、観光客向けに720ml瓶で販売される場合はこちらのラベルが貼られています。諏訪のお酒らしい穏やかでさっぱりした飲み口。純米なのですが重さを感じさせないため、ついつい呑み過ぎてしまいます。普段の呑みには最適な一本。但し720ml瓶が観光物産品を扱うお店でしか買えないのが玉にキズ
    • 「本醸造ひやおろし」(本醸造):毎年、ひやおろしのシーズンになると、辛口の普通酒とセットで登場します。やや辛口で落ち着いた飲み口、さっぱりとした味わいながら、あとから旨味がゆっくり出てくる。実にひやおろしらしい、ゆっくりのんびりと呑みたい一本。720mlで1000円以下と地酒にしてはコストパフォーマンスが高いのもポイント。親会社の戸田酒販系列各店でのみ販売です。
  • 真澄(上諏訪)
    • 余りにも有名な諏訪、そして長野を代表する酒蔵。諏訪地域のあらゆる場所で入手できるので、呑みたい時にちょっと買って呑むことが出来るのは嬉しいですね。ブランド自体は「真澄」一本(通販向けに蔵元の名前を冠した「みやさか」といブランドもあり)なのですが、仕込み蔵自体は諏訪の蔵と富士見の入笠山の麓にある富士見蔵の2系統が存在します。諏訪蔵はバランス重視ですが、富士見蔵は明らかに淡麗指向です
    • 「辛口ゴールド真澄」(普通酒)普段呑み用の辛口です。常温で飲むと明らかにアル添らしく、日本酒の味とアルコール添加の味が分離した感じを受けますが、飲み口自体は決して悪くありません。辛口と表記していますが、どちらかというとすっきり旨口といった感じで、付け合せのつまみ次第では僅かに甘口とも捉えられる味です。ほんの少し燗を入れてあげるとアルコール添加の分が飛ぶようで、心地よい飲み口に変化していきます。寒い冬場にストーブで燗を付けながら呑むのに最適な一本ですね
    • 「本醸造 特選真澄」(本醸造)こちらは「ザ・日本酒」といった古風な味を残した一本です。メーカーの解説にもあるように、どちらかというと熱燗で立ち昇ってくる香りを楽しみながら、じっくり呑むといった感じの飲み口です。昔、親父が毎晩のように熱燗で楽しんでいた「剣菱」の香りを思い出します(酒米もこちらは兵庫県産の山田錦を使用しています)
    • 「吟醸 家伝手作り」(吟醸酒)前述の「本醸造 特選真澄」の吟醸酒版と言ったところなのですが、つくり自体はやや垢抜けた感じで、それほど古風な感じの造りではありません。逆に無個性とも捉えられそうで、真澄のラインナップの中ではちょっと埋没気味でしょうか。あまり積極的には選ばない一本です
    • 「純米酒 奥伝寒造り」(純米酒)こちらは「辛口ゴールド真澄」の純米版といった造りです。旨口を狙った造りであると言っていますが、諏訪のお酒なので、やはりあっさり目の仕上がりです。お値段の差とアル添が気にならなければ「辛口ゴールド真澄」で充分楽しめるので、こちらも積極的に押しづらい一本です。お土産でお買い上げの場合、同じ純米酒であるダイヤ菊の「純粋 蓼科」と比較して、透明感の高さ(ダイヤ菊)を取るか味わいを取るか(真澄)で選ばれればと思います
    • 「純米吟醸 辛口生一本」(純米吟醸)黒ラベルでおなじみの一本。辛口にこだわったほぼ冷酒専用の一本ですが、意外な程旨口系なのは真澄に共通する造りの特徴です。夏の暑い日にさっぱりとした付け合せに丁度いい一本なのですが、如何せん夏酒としては生酒がラインナップにあるので、棲み分けが難しい所ですね
    • 「吟醸 あらばしり」と「純米吟醸 あらばしり」(吟醸・純米吟醸。2015年の造りから、吟醸が純米に切り替わりました。酒米はひとごこちと美山錦です)こちらはシーズン物なので、毎年味が変わってきますし、若干落ち着きのない味なのですが、どちらも一般的に言われる「あらばしり」のような荒々しさは感じられません。むしろアルコール分が通常より数%高めなので、心地よく酔うのにはうってつけの一本です。年々ドライな感じに寄っていっているようで、ちょっと旨口を望んでいた側からすると物足りなさも感じさせます
      • 2014年の造りから、圧倒的な旨味と、甘やかさ。さわやかな切れ味をバランスさせる高アルコール度数を生かした味わいへと変わってきました。これは嬉しい変化です
      • 2015年は純米に変わりましたが、重たいというイメージを払しょくしたかったのでしょうか、旨味はそのまま甘やかさを抑えて、高アルコールの爽やかさと、むしろ吟醸っぽいさらっとした感じが全面に出た造りです。こうなると今年の純米吟醸の造りが興味深いです
      • さらっとしたイメージの2015年から一転、2016年は封を切った直後から甘やかな香り(甘露香)が瓶口から広がり、甘さの中にもまるでヨーグルトを思わせる爽やかさを持った、驚きの味わいに変化しました。2014年の造りを更に濃厚にしたような味わい、しかも軽快な飲み口を兼ね備える。ドライな造り傾きつつあった中での純米切り替え2年目にして、眞澄が遂に新境地に至ったようです。純米吟醸の造りが今から楽しみです
    • 「吟醸 生酒」(吟醸酒。2016年春の販売分からこちらも純米に切り替わりました)こちらは富士見蔵のみで醸される夏季専用の冷酒です。毎年造りが変わっていくのですが、こちらも年々ドライな感じになってきていますので、前述の「純米吟醸 辛口生一本」との区別がつきにくくなっています。最初の頃に飲んだ時に感銘を受けた、夏の涼として嬉しい「甘やかさ」が失われてしまったのはちょっと残念です。最近はシーズンの初めに味見に買うだけになってしまいました
      • 2014年の造りから新しい杜氏さんに変わった影響でしょうか、発売時に蔵元がコメントを入れなければならないくらいに舌がしびれるほどのドライになりすぎた反省からか、2015年の造りは吟醸あらばしりをクリアーに整えたような綺麗で、少し甘やかさも持ち合わせた味わいに変化してきました
      • 純米化した2016年は、やはり純米らしくドライな感じではなく、少し重めの大人しい造りになりました
      • まるで甘露のような魅惑の味わいとなったあらばしりから期待した2017年度の生酒ですが…自身の舌を疑う程にほとんど味がしないのです。当たりはほんの僅かに甘いが後で苦みが残り、香りも僅かに穀物由来のアルコール香が残るだけで、まるで焼酎を飲んでいるかのような気分に。杜氏さんのコメントでは大吟醸のような綺麗な味わいと自賛されていますが、2014年同様に蔵元の文面は盛夏には味わいが…と書かなければならない様子。純米化を目指した同じ眞澄でも、諏訪のお酒の味わいを引き継ぎつつ米の魅力を引き出すことを狙った諏訪蔵と、昨年、爽やかな空色から濃紺のラベルに変わったように、雨上がりのような軽やかでやや甘めの造りからスピリッツのような固い淡麗辛口にひたすら向かう富士見蔵で方向性が全く異なってしまったようです。皆様はどちらの眞澄がお好みでしょうか
      • 昨年、あまりの辛さにシーズン初めに1度買ったきりだった夏酒。シーズンが変わった2018年、今年はあらばしりでの味わいが夏酒にも好影響を与えたのでしょうか、甘すぎず、青葉のような清々しさが口の中に広がる夏酒らしい味わいへと生まれ変わりました。依然として後味にやや苦みが残りますが、これまでの眞澄にはなかった、新しくちょっと嬉しくなる味わい。杜氏さんのコメントでは今年から麹米をあらばしりと同じ、ひとごこちに切り替えたとの事。ここ数年、純米化へのコスト面の問題でしょうか、眞澄のお米の使い方が揺れ動いている影響を夏酒も受けていた事を独白する結果となった今年の造り。試される価値、大ですよ
    • 「純米吟醸 ひやおろし」(純米吟醸)こちらも季節限定の一本。真澄の中ではちょっと異色な旨口を全面に出してくるのですが、やはり諏訪のお酒らしく控えめな表現にとどまります。涼しい秋の夜長にじっくり呑みたい一本。これ以上ドライなテイストになって欲しくないと2013年版(9/9発売)を待ちわびながら
      • こちらも2014年の造りは、純米吟醸あらばしりの味わいをじっくりと落ち着かせた感じに仕上がっています。甘やかさとさわやかさを兼ね備えた眞澄がどうやら戻って来たようですね
    • 真澄 吟醸 生酒
  • 横笛(上諏訪)
    • 諏訪の蔵の中ではそれほどメジャーではないですが、以前は富士見高原に美術館を持っていたり(現在は蔵に併設されています)と名士としての風格を備えた蔵です。ここの特徴は春夏秋冬でラインナップを入れ替えて来ることでしょうか。市内での入手性は何故かあまりよくありません
    • 「純米吟醸生酒 夏穂の香」(純米吟醸)春夏秋冬でラインナップを入れ替えて来る横笛の夏のラインナップ。どのシーズンも同じなのですが、諏訪の酒らしくすっきりとしているのですが、穏やかで心地よい香りを残した造りが印象的な一本。横笛はどのシーズンでも少し和みたい時に呑みたいお酒です
    • 横笛 純米吟醸生酒 夏 穂の香
  • 本金(上諏訪)
    • 諏訪の蔵では最も小規模な蔵です。蔵元自身が「日本一小さな蔵元」と自嘲気味に述べているのが印象的ですが、諏訪界隈のお店ではかなりの頻度で見ることが出来ますので、地元密着ともいえる蔵です。現在の杜氏(蔵元さん)に変わってから、難病を抱えつつもコアな日本酒ファンに向けての積極的なアピールが目立ってきました
    • 「本醸造 からくち太一」(本醸造)前の杜氏である北原太一氏の名前を冠する本金の大看板。本金特有のマスクメロンの皮を思わせる爽やかでちょっと甘めの香りと辛口でありながら穏やかでうまみのある飲み口が飽きさせることのない一本。本醸造の割にはかなりお手頃の価格(720mlで800円台)なので、普段呑みにも最適な一本。冷酒が良いと云われますが、少し温めて香りを楽しむのもまた良い呑み方かと思います
    • 「純米 胡蝶」(純米酒)既に扱いが終了(本金 純米酒に統合)してしまっているようですが、本金特有の香りが楽しめる純米酒。ちょっと重めなのでぐいぐいと呑むお酒ではなく、ちびちびとゆっくり飲みたい一本です
    • 本金 本醸造 からくち太一
  • 舞姫(上諏訪)
  • 麗人(上諏訪)
    • ごめんなさい、舞姫と麗人はそれぞれ何本か呑んでいるのですが、纏まったコメントを書けるレベルではないので…。舞姫に関しては造りに妥協が無く、県外での評価は非常に高かったようですが、残念ながら高コストにより立ち行かなくなったようで、現在2度目の経営再建中です。そのせいでしょうか、地元ではあまり飲まれていないイメージがあります。一方、麗人に関しては地ビールに手を出したり、各種コラボレーションに積極的であったりと舞姫とは別の意味で地元以外へのアピールに積極的なようです
  • 御湖鶴(下諏訪)
    • 色々な所で取り上げられている蔵ですが、現在の杜氏さん(蔵元)の造りは明らかに諏訪の蔵の造りと違うのではないかと思っていますので、ちょっと割愛させて頂きます
  • 神渡(岡谷)
    • こちらは諏訪の酒蔵の中ではちょっと異色、酒蔵というより商社(昔の燃料屋)が手掛ける酒造元で、杜氏もかなり若手の方で占められています
    • 「本醸造 生貯蔵酒 氷湖の雫」(本醸造)生貯蔵酒なのですが、これといった特徴をあまり感じさせない冷酒です。キレは良いのですが、残念ながら旨味を感じさせないため「日本酒」である理由が余り湧いてこない一本
    • 「神渡 夏誂純米」(純米酒)こちらは同じ生酒でも夏季専用の一品。お米の旨味、切れ味、そして特徴的な涼やかな飲み口と、夏の暑い時期に呑むのに最適な造りが嬉しい一本。暑い日の夕暮れ、風呂上りに冷えた夏野菜を付け合せに呑むと爽やかになれること請け合いです
      • 2015年は特有の涼やかさが影を潜め、氷湖の雫同様に、ドライで淡泊な味わいに変わってしまいました。神渡自体がどれも淡泊な味わいの中、特徴的であった夏誂も同じテイストになると、ちょっと選ぶ楽しみがなくなりつつあります
      • 2016年は以前の特徴的な涼やかな味わいを再び取り戻しつつあります。年によって造りのブレ幅が大きい点は眞澄に似ているかもしれませんね(同じ年度物を商品として扱う横笛は常に穏やかな造りでブレが非常に少ないです)
      • 2017年はこれまででももっとも爽やかな仕上がり。ラムネを思わせる涼やかな味わいが湧き上がる一方、少し甘めながらもキレは落ちずにとても良いバランスに仕上がっていました。生憎の天気が続いたため、その涼やかさを楽しむ機会が少なかったのがちょっと残念なくらいです
    • 神渡 純米生貯蔵酒 夏誂純米
  • 高天(岡谷)
    • 地元密着系の蔵で、諏訪界隈の多くのスーパーなどでも取り扱いがあるため比較的入手性は良いです。価格もかなり抑えめなので日常呑みには嬉しい蔵です。最近は蔵元の娘さんが杜氏の修行中との事で話題になっています
    • 「高天 からくち 通」(普通酒)からくちを名乗っていますが、諏訪のお酒に共通の穏やかな辛口です。そして、諏訪の蔵に数ある普段呑み用の辛口の中でも最も旨口な一本でもあります。ちょっと昔の日本酒のテイストを残しながらも辛口らしく、すっきりと呑める、バランス重視の飲み口です

諏訪の酒たち

<おまけ>

  • 諏訪にある蔵のうち、上諏訪の5蔵は年に2回、共同で呑み歩きのイベントを行っています。今年秋のイベントはひやおろしも出揃い、新蕎麦のシーズンを迎えた10/5(土)に予定されていますので、ご興味のある方は是非お越しくださいね
  • nomiaruki2014年、春の呑み歩き情報はこちらからどうぞ
  • nomiaruki2014spring

八ヶ岳南麓に秋の訪れを伝える(富士見町の蕎麦畑)

あれほど猛暑、猛暑と騒がれたお盆休みから僅かに1週間後、八ヶ岳南麓は嘘のように涼しい週末を迎えました。

久しぶりに本格的な降雨となった金曜日から続く、どんより、ひんやりとしたお天気は、残暑を越えて一気に秋の空気を運んでくれます。

そんな秋の空気と共に南麓にやってくるものがあります。

霧に沈む蕎麦の花1畑を埋める蕎麦の花たち。霧の向こうには甲斐駒が見えるはずなのですが、残念ながら今日は見ることが出来ません。【クリックでフルサイズ】

OLYMPUS DIGITAL CAMERA雨に濡れる小さな蕎麦の花たち。一輪一輪はとても小さなものです【トリミング済み・クリックでフルサイズ】

OLYMPUS DIGITAL CAMERA霧に沈む一面の蕎麦畑。天気が良い日には森の向こうに八ヶ岳の嫋やかな裾野が広がります【クリックでフルサイズ】

8月の終わりから9月の初めにかけて、八ヶ岳南麓のそこかしこには、平地より早く、少しずつ重みを増して頭を垂れていく稲穂の群れと、小さな白い花をつけた蕎麦畑の美しい風景が広がります。

稲穂がしっかり黄金色の穂を実らせるより、ほんのちょっと早く、9月の中旬までには蕎麦畑の刈り入れは終わります。

そして、9月の終わりには皆様待ちに待った新蕎麦のシーズン。信州の其処かしこで新蕎麦祭りが開かれる頃になると、田圃にたわわに実った稲穂たちも刈り入れのシーズンとなります。

快晴の蕎麦畑2快晴の朝の空の下で再トライです。バックは甲斐駒です(2013.8.29)【クリックでフルサイズ】

快晴の蕎麦畑3甲斐駒をバックにもう一枚(2013.8.29)【クリックでフルサイズ】

快晴の蕎麦畑4天気さえよければ、八ヶ岳と蕎麦畑というコンビネーションも(2013.8.29)【クリックでフルサイズ】

快晴の蕎麦畑2最後に、小さく可愛い蕎麦の花を(2013.8.29)【トリミング済み・クリックでフルサイズ】

蕎麦畑と雲雲間に僅かに覗く青空の元、広がる蕎麦畑。シーズンも終盤(2013.9.8)【クリックでフルサイズ】

<おまけ>

  • 9月の終わりになると、富士見町でも蕎麦祭りが催されます。今年の日程はまだ公開されていませんが、昨年の様子などはこちらの「そば処 おっこと亭」のページでどうぞ
  • 今日の写真は霧の中でしたが、お天気さえよければ、こんな美しい蕎麦畑のシーンも楽しめます。

ひまわり畑と八ヶ岳を(諏訪郡富士見町高森)

New!(2018.8.17):今年はコスモス畑になっています。

New!(2015.7.19):今年(2015年)高森のひまわり畑は、現時点で植えられておりません。

今年(2014年)の様子はこちらから。

山梨方面から県道を茅野方面に抜けていくと、信濃境を越えたあたり、中央道と並走した直後にちょっと気になる風景が。

高森のひまわり看板1みっしりと植えられたひまわりと、よくみると看板が設置されています

「高森中山間地ひまわり畑」と書いてあるようです。地元の皆さんが共同で植えられているひまわり畑のようです(昨年の夏も訪問させて頂きました)。

高森のひまわり3天気が良ければこの通り、ひまわり畑の背後には編笠山をセンターに両裾を広げる八ヶ岳のパノラマが広がります。

高森のひまわり1ちょっと密植しすぎかな?写真を撮るには少々苦しいのですが、単調になりがちな水田やまだ植え始めたばかりの蕎麦畑の多い真夏の八ヶ岳西麓の風景のなかにあって、鮮やかなひまわりの花はちょっとした彩りを添えてくれます。

高森のひまわり2もちろん、ミツバチたちにとっても花粉を集める絶好のチャンス。開き始めたひまわりの花の間を飛び交っています。

高森ひまわり看板2そして、びっくりなのがこの看板。

明野のひまわり畑もそうなのですが、普通この手の観光農園的な場所はかなり管理が厳しくて、撮影ポイントを探して下手に畔でも歩こうものなら怒鳴られるのがオチなのですが、何と「ご自由に切り取りお持ちください」の看板が。

このおおらかさが、懐の深さは八ヶ岳西麓ならではないでしょうか。何時までも続いてくれることを願いたいです。

<お越しになる皆様へのお願い>

ひまわり畑正面の県道は鄙びた場所を通っていますが、山梨県境と長野県境を結ぶ、それなりに通行量がある地元の皆様にとっては重要なルートです。道幅が広い訳ではありませんので、決して県道上で路上駐車をなさらないようにお願いいたします(周囲の路地には止められます)。

img2M2ひまわり畑への行き方【クリックで拡大】

[小淵沢方面より]

・小淵沢ICより茅野方面(県道17号、茅野北杜韮崎線)へ15分ほど、高森の交差点を茅野方面に右折して中央道を潜った直後、右手に見えてきます

・鉢巻道路(富士見高原)側よりお越しの際には、ヨドバシカメラ研修センターの交差点からおっこと亭方面に下って、県道に突き当たった交差点を左折、小六の集落を抜けてすぐです

[茅野・富士見方面より]

・諏訪南インターより八ヶ岳ズームラインを利用して北上、八ヶ岳エコーラインと交差する中新田南の交差点を右折、八ヶ岳エコーラインを10分ほど走った終点の交差点を右折(小淵沢IC方面)、県道に突き当たった交差点を左折して、小六の集落を抜けてすぐです

・富士見駅方面からお越しの方は、県道198号乙事富士見線の終点から県道17号線に合流しますので、そのまま道なりで小淵沢方面に5分ほどです

・判りづらい場合は、富士見駅から県道190号立沢富士見停車場線でまっすぐ八ヶ岳を目指して登っていくと前述のエコーラインと立沢大橋の交差点で合流できます

井戸尻遺跡と蓮の花を(縄文に逢える里)諏訪郡富士見町信濃境

お天気が安定しないここ数日、こんな時は近場で楽しむのもよいものです。

そんな訳で、以前桜巡りをした富士見町、信濃境に再び訪問。このシーズンは町内にある井戸尻遺跡で古代ハス(大賀ハス)が楽しめます。

井戸尻史跡公園の案内板駐車場にある園内の案内ボード。あいにくの薄曇りにも関わらず、連休なので駐車場は満杯。団体客の皆様も一杯いらっしゃいます。花の種類に疎い男性陣の皆さんはレイアウトと花の名前を頭に叩き込んでから湿地帯に降りましょう。

井戸尻遺跡の大賀ハス1この公園の主役。古代ハス(大賀ハス)です【クリックでフルサイズ】

井戸尻遺跡の大賀ハス3園内の最も奥まったところにある池が大賀ハス専用の池になっています。

まだ咲き始めですが、じっくり楽しむことが出来ました【クリックでフルサイズ】

井戸尻遺跡の大賀ハス2凛として咲き誇る。主役の風格を漂わせる花ですよね。極楽浄土をイメージさせるという方もいますが、どうでしょうか【クリックでフルサイズ】

井戸尻遺跡のスイレン他の蓮の花も、もう少しで見ごろを迎えそうです。こちらはスイレン(トリミング済み)。

井戸尻遺跡の漁山紅蓮こちらは珍しい漁山紅蓮。手前でクロイトトンボがポーズをとってくれました【クリックでフルサイズ】

井戸尻遺跡のクロイトトンボせっかくポーズをとってくれているのでクロイトトンボをアップで(トリミング済み)

井戸尻遺跡のシオカラトンボそして、開花を待つ花の先に止まるシオカラトンボを(トリミング済み)。蓮の池の周りで盛んに偵察飛行を続けています。

井戸尻遺跡の蛙トンボがいっぱいいれば、もちろんこちらも。池の傍を歩くと、時々「ぽちゃん」と水面を叩く音が聞こえてきますが、正体は彼ら、蛙です(トリミング済み)。葉が密集した蓮の池は彼らにとっても格好の隠れ家です。

井戸尻遺跡の水車と南アルプス水車越しに南アルプスの山々を。水車のリズミカルな音に合わせて高原の涼しい風が吹き抜けていきます。

井戸尻遺跡の復元縄文竪穴式住居漸く雲が切れ始めた青空の下、復元された竪穴式住居の跡と、史跡である井戸尻遺跡を。【クリックでフルサイズ】

当日は丁度「道の駅蔦木」主催の散策イベントが行われていて、井戸尻考古館の館長さんの説明を横でちょっと聞きながら、思わぬ歴史散策も楽しめました(ごめんなさい井戸尻考古館には行ってません)。

蓮の花はこれからが見頃です。暑さが続く中、涼を求めて霧ヶ峰や、蓼科高原、八ヶ岳西麓を巡った後、ほんのちょっと寄り道して、静かな信濃境で花を愛でながら歴史に触れるというのは如何でしょうか(小淵沢駅/小淵沢ICから車で15分ほどです)。

<おまけ>

今回の訪問に際して、ちょっと参考にさせて頂いた資料をご紹介。

井戸尻遺跡散策ガイドブック1「富士見町井戸尻遺跡周辺散策ガイドブック ここに来れば縄文にあえる」(信州わくわくフットパスガイドブックNo.04 特定非営利活動法人つなぐ・編、まちミュー諏訪)です。

極めて入手経路が限られるガイドブックですので入手困難(発行200部らしい…)かとは思いますが、手作りチックで味わいのあるガイドブックです(平安堂諏訪店にて購入。200円)

井戸尻遺跡散策ガイドブック2このように1ページごとにテーマを決めてイラストとショートコメントが載せられています。込み入った内容ではないので、ちょっとした息抜きに読むもよし、訪問前の事前勉強にも良いかもしれませんね。多分、唯一無二の信濃境ガイドブックではないでしょうか。

続編です :高森のひまわり畑はこちら

・井戸尻考古館のご紹介はこちらにて。

 

信濃境の桜達(静かな県境に凛と佇む)長野県諏訪郡富士見町

New!(2016.4.13):例年恒例の信濃境、高森観音堂で開催される「高森観音堂de桜まつり」。今年は、4/23(土)、4/24(日)の二日間に開催される予定です(御柱の年ですので、準備も大変だそうです)。高森観音堂の桜は既に咲き始めていますので、満開を過ぎた辺りになりそうですね。当日は観音堂内部の公開もある筈です。開催内容の詳細は、直近になった時点で富士見町公式ホームページに掲載されると思います。

New!(2015.4.15):例年恒例の信濃境、高森観音堂で開催される「高森観音堂de桜まつり」。今年は、4/18(土)、4/19(日)の二日間に開催されることが決定しました!振る舞いや、出店、信濃境駅発着で町が主宰するウォーキングツアーも実施されます(今年もこっそり、夜桜ライトアップがあるかも…)。詳しくは富士見町公式ホームページへ。

2014年の開花の模様はこちらのリンクから順次ご紹介する予定です。

・2014年4月8日、11日の様子はこちら

2014年4月12日の南麓、山梨県側の桜の様子、その1(小淵沢・城山公園)その2(峡北ふらふらと)その3(高根・熱那神社)

・2014年4月13日の諏訪郡富士見町、信濃境の様子はこちら

・2014年4月18日の信濃境、葛窪の桜開花の様子はこちら

・2014年4月19日の信濃境、田端の枝垂れ桜と高森観音堂の夜桜の様子はこちら

・2014年4月20日の信濃境、葛窪の枝垂れ桜と高森観音堂の桜まつりの様子はこちら

・2014年4月23日の見頃を迎えた、信濃境、田端の枝垂れ桜の様子はこちら

・2014年4月24日の見頃を迎えた、信濃境、葛窪の枝垂れ桜の様子はこちら

再び冬が戻ってしまったかと思わせるほどの氷点下まで冷え込んだ週末の朝。

このような日は決まって美しい青空に恵まれる。

そんな冬と春がちょっとまぜこぜになった日。普段、車ですと一瞬で通りすぎてしまう県境の静かな小邑、信濃境の桜を追ってカメラ片手に散歩してみました。

桜と甲斐駒

No.1より、満開まであともう一歩となった桜に囲まれた甲斐駒を。穏やかな春の日差しの下、残雪が輝く【クリックでフルサイズ】。

田端の枝垂桜

No.2より、先日も訪ねた田端の枝垂桜はいよいよ見頃に。今年も美しく咲き誇る古木は風格を漂わせる。奥には八ヶ岳【クリックでフルサイズ】。

田端の枝垂桜越しに南アルプス

田端の枝垂桜越しに南アルプスを。この時期にしか撮影できない取り合わせ【クリックでフルサイズ】。

桜の花

No.3より、田端の集落で見つけた満開となった小さな桜の花をアップで。春の日差しを浴びて美しく白く輝く【クリックでフルサイズ】。

田端の天満宮

No.4より、古い土地なので集落ごとにお社が鎮座している。こちらは田端の天神社。諏訪の神社の習いとして必ず御柱が。

まだ早い新緑

中央本線の葛窪トンネル沿いを歩く。ひんやりと心地よい風を受けながらようやく芽吹き始めた緑を。もう少しするとこの場所は落葉松の新緑で眩しいほどの緑に囲まれるのですが、今はまだまだ静かな冬の装い【クリックでフルサイズ】。

池生神社

No.5より、信濃境の駅裏にある池生神社。この辺りでは遅く咲く桜達も漸く花開き始めています【クリックでフルサイズ】。

池生神社の桜

別の角度から池生神社の境内を。手前の畑は初秋になると一面の真っ白な蕎麦の花でいっぱいになります【クリックでフルサイズ】。

蕎麦畑と池生神社

初秋の池生神社の周りはこんな感じです。

富士見町立境小学校校庭

No.6より、途中通過した境小学校の校庭。池生神社より100m弱標高が高いので、桜はほころび始め。桜も咲く前に校庭には早くもこいのぼりが…(ここだけBlackberry9790の画像です)

五島光学と八ヶ岳

No.7より、一気に標高を稼いで八ヶ岳側に移動。昨年、超新星を発見された五藤光学が所有する八ヶ岳観測所と八ヶ岳の遠景を。45cmカセグレイン望遠鏡を収容する天体望遠鏡用ドームが光り輝く。

葛窪より八ヶ岳遠景

No.8より、葛窪集落の一番標高の高い場所から残雪残る八ヶ岳を。七里岩の断崖沿いにある池生神社からは200mほど標高を上げている。最近電線柵とかが増えてしまった八ヶ岳周辺で裾野まで綺麗にパノラマを楽しめる貴重な場所です【クリックでフルサイズ】。

八ヶ岳と蕎麦畑

こちらも秋になると一面、蕎麦の花に囲まれます。

葛窪の神明社

No.9より、再び標高を下げて葛窪の集落の中へ。神明社にはもちろん御柱が。諏訪大社の上社本宮と同じ理由なのでしょうか、鳥居の向きとお社の向きが直角を向いているのがちょっと不思議(田端の天神社も同じなのですが、こちらは中央本線が開通した時に本来の社殿の位置から移設しているので判明しません)。

路傍の祠

No.10より、路傍の小さな祠。背中に梅の木を背負っているのがちょっと可愛らしい。諏訪の周りにはこのような小さな祠がそこかしこに残っていて、今でも大切にされているようです(少し大きめの神社に合祀されている例もたくさんあります)。ご興味がある方は以前NHKで放映されていた新日本風土記「諏訪」をご覧ください【クリックでフルサイズ】。

葛窪地先の枝垂桜1

No.11より、甲斐駒を後ろに夕日を浴びて薄紅色を魅せる、葛窪地先の枝垂桜【クリックでフルサイズ】。

葛窪地先の枝垂桜2

反対側より。まだ満開とはいきませんが、枝垂桜らしい雰囲気は充分に楽しめます【クリックでフルサイズ】。

葛窪の枝垂桜1

No.12より、独り凛として佇む葛窪の枝垂桜。もう日が西に傾きかけているので花の鮮やかさを出すことが出来ていませんが、風雪に耐えて、台地の突端に独り立つその風格は、美しさを語るのではなく畏敬を念を以て接したくなる一本です【クリックでフルサイズ】。

葛窪の枝垂桜2

何とか色を出そうと試行錯誤の一枚。写真ではどうしても伝えきれない事がたくさんあるこの桜の木です。今年はまだピークに達していませんので、是非実際に見て頂きたいと思う所です【クリックでフルサイズ】。

葛窪の枝垂桜3

一瞬、晴れ間が覗いたタイミングで撮影した本日(4/21)、ほぼ満開になった状態を【クリックでフルサイズ】

先達城跡の桜

No.13より、そろそろこの小邑を巡る散歩も終わりの時刻です。夕刻の日差しを浴びる先達城跡に咲く桜の木々を。来週になると幔幕が張られ、夜桜を楽しむ地元の方々が集まられる場所です【クリックでフルサイズ】。

先達の枝垂桜

No.14より、ラストに八ヶ岳をバックにもう間もなく花が揃い始める先達の枝垂桜を【クリックでフルサイズ】。

さして見どころがあるわけでもない県境の静かな小さな集落故に、これほどの桜達が残っているともいえますが、実際には現在残っている桜達は大規模な圃場整理をかいくぐって奇跡的に生き残っているだけに過ぎません。

これからも幾久しく、春を告げる花を咲かせ続けてくれることを祈って止みません。

shinanosakai_map

今回のお散歩Mapです。

詳しくは富士見町の観光ガイド「富士見町を歩く」を参照願います。

大切なお願い : 撮影場所付近は一部には駐車場がありますが、殆どの場所が公道沿いとなります。地元の皆様が日常生活で使われる、大切な生活道路です。お車でお越しの際には、通行の迷惑にならないよう、駐車場所には十分に配慮して頂けますよう、お願い致します。

私のショボイ写真ではどうにも良さが判らない!という至極まっとうなご批判に対して、釈明ではありませんが、地元在住のプロの風景写真家・玉置弘文さんの写真をこちらからどうぞ

続編です : 7月の井戸尻遺跡と大賀ハスはこちらにて

続編その2 :高森のひまわり畑はこちらにて