冷え込む晩春の日々、名残の桜を(2020.4.23~25)

4月に入ってから季節が逆戻りしたような朝晩の冷え込み。

極端に暖かかった冬と例年になく早く訪れた春の足取りを整えなおすかのように、大きく地球が深呼吸をしているかのようです。

季節が一か月逆戻りしてしまったかのような、ひんやりと冷え込んだ朝。

それでも空の色は既に春模様。春霞の向こうに筋雲が曳かれていきます。

県境を渡る道の端。

他の桜達がそろそろ花を散らす頃になると漸く咲き出す、濃い紅色の蕾をいっぱいに付けた枝垂桜。冷え込みが続く中、例年通りゆっくりと花を開き始めます(2020.4.23)

4月も20日を超えての雪の予報。よもやと思いつつも夕暮れになると南アルプスの山並みを覆いつくす雲。急に、車が押されるほどに強く冷たい風が吹きつけ始めた後には激しい雨と共に霙と雪。慌てて帰路につきます(2020.4.24)

雨が上がった翌朝。

冷え込みがまだ残り少し肌寒いですが、朝から眩しい日差し。春霞の向こうに聳える南アルプスの山々は再び雪化粧。これほど遅くに雪が降るのはちょっと記憶にありません。

お昼前、早めの時間に買い物に行く途中で車を止めて、少し圃場の周りを歩いてみます。

甲斐駒を遠くに望む県境の谷戸。

山里の春もそろそろ終盤、景色も少しずつ彩を増していきます。

暫く歩くと圃場の脇に見えてくる大きな3本の山桜の木。

界隈で一番遅く花を咲かせる鼎談桜。4月に入ってからの冷え込みでまだ蕾は固いまま。春の訪れが早かった今年ですが、次の季節の訪れを伝えてくれる山桜の開花は例年よりちょっぴり早い程になりそうです。

八ヶ岳を正面に望む圃場の畔を歩きながら。

抜けるような青空の下、昨夜降った新雪が輝いています。

春霞の向こうに浮かぶ甲斐駒の雪渓。

お昼近くになると南アルプスの上空は暖められた空気でどんどんと霞んでいきます。

薄っすらと春霞に浮かぶ、晩春の新雪に染まる鳳凰三山。

一段上の圃場に上ると、甲斐駒を望む桜の木々が見えてきます。

小さな公園を囲む桜の木々。

標高900m付近の桜はもう散り始め。

名残の桜と新雪眩しい八ヶ岳。

山を下るひんやりした風と眩しい晩春の日差し。普段立ち止まることが少ない場所で、ちょっと歩みを止めて。

再び何時もの道を進むと、立派な枝垂桜の木が見えてきます。

付近にバイパスとなる広域農道が開通した後、めっきり車の通りが少なくなった静かな県道の脇、標高1000mを超える乙事の集落に佇む老木。今年も満開の花を咲かせています。

週末の食材と本を買って帰宅する途中。

山裾の脇道に立つ鳥居の前で。

桜の木も緑の葉が目立つようになってきました。

清々しい色を魅せる桜の花を愛でる季節も、もうすぐ終わりです。

寒冷な土地柄故に耕作期間が限られる標高1000mを遥かに超える圃場の脇で。

冷え込む日々ですが4月も終盤、次の季節の訪れを伝える山里の渚が広がり始めます。

春の嵐の後、澄んだ青空の下で(2020.4.19)

予報の通り大荒れの天気となった週末土曜日。

夕方になると日差しが戻ってきましたが、八ヶ岳は雲の中。

日没を過ぎて暗くなると、まるで壁のように聳える雲が八ヶ岳の稜線を覆っていきます(2020.4.18)

日曜日の朝。

夜が明けると眩しい日差しが差し込む八ヶ岳南麓。まるで5月の連休を思わせる眩しく暖かな日差しの下、心地よい風が谷戸を吹き抜けていきます。

山では雪になったのでしょうか。眩しい日差しを浴びて、南アルプスの頂上付近は雪渓が輝いています。

眩しい日差しを通して輝く枝垂桜。

標高900m弱に咲く枝垂桜、今年は寒の戻りがあったため長く咲き続けましたが、そろそろ散り始めの時を迎えたようです。

南アルプスの上空は抜けるような青空が広がりますが、八ヶ岳は沸き立つ雲の中。

少し登って、標高1000m台に広がる圃場の脇。遙か南アルプスを望む天空に咲く枝垂桜。

まだ春の嵐の余韻が残る強い風が吹く中、広がる青空の下、たわわに付けた薄紅色の花が揺れています。

山裾を覆っていた雲が切れ始めると、昨晩降ったであろう新雪に彩られる八ヶ岳の雪渓が見えてきました。

地上よりもだいぶ遅い山里の桜は今が満開の頃。

ひんやりとした雪渓に彩られる鳳凰三山をバックに花を咲かせる、葛窪の枝垂桜。

齢200年以上、最早失われて久しい信州と甲州の境にある番跡の脇で、時を経ても尚、咲き誇り続けます。

行き交う車も少ない、例年であれば多くの方々が桜見物に訪れる信濃境、高森の集落。甲斐駒を背景に県道越しに枝を伸ばす桜は今年も満開の頃を迎えています。

静かな高森観音堂。

時折、地元の方が通りかかるばかりですが、例年通りお堂の戸は開かれています。

静かな観音堂を囲む桜の木。昼下がりの眩しい日差しが降り注ぎます。

何時ものお店でお昼ご飯を買って自宅に戻る途中、小さな谷戸の前でふと立ち止まって。

抜けるような青空と甲斐駒の雪渓を暫し望みながら。静かな休日の午後は自宅でのんびりと過ごします。

四月のなごり雪、桜と共に(2020.4.14)

先週来の冷え込みがピークに達したタイミングで訪れた南岸低気圧。

所謂「かみ雪」が降るパターンですが、例年ですと4月も1週目くらいまで。既に夏タイヤに交換した後に降って湧いた大雪の予報に戦々恐々とする週末からの日々。

夜半に霙交じりの雨が屋根をたたく音が響く度に肝を冷やすこの数日でしたが、八ヶ岳の南麓は辛うじて降雪を免れたようです(もう少し標高の高い別荘地帯にお住いの方々は除雪に追われたようです)。

雪雲が去って抜けるような青空が広がる朝。

勤め先まで車で向かう途中、ほんの少し寄り道しながら、ピークを迎えた桜と新雪に覆われた山々のコラボレーションを楽しみます。

氷点下まで下がった冷たい風が吹く中、新雪に覆われる甲斐駒をバックに花を咲かせる、諏訪郡富士見町信濃境、田端の枝垂桜。

南アルプスの稜線もきれいに雪化粧をしています。

雪煙を上げて新雪に染まる八ヶ岳の山裾。

実は山裾が白く染まるのは「かみ雪」の時だけ。冬場の乾いた軽い雪はそのまま地面へと積もっていきますが、春先の重たく湿った雪は山裾を覆う落葉松の枝々にも降り積もり、山裾を白く染め上げていきます。

南アルプスの山並み、更に北側の入笠山方面は朝日を浴びて真っ白に輝いています。春先の雪はちょっと困りものですが、この時期だけの美しく染まる白銀の稜線。

寒の戻りで花を咲かせ続ける、北杜市小淵沢町、神田の大糸桜。八ヶ岳の裾野は東側まで雪で白く染まっています。

抜けるような雪晴れの青空の下、満開の花を咲かせる枝垂桜。

雪に染まる南アルプスの上空から下弦の月がゆっくりと沈んでいきます。

新雪に覆われる南アルプスの山裾へと続く、北杜市長坂町、蕪の桜並木。

雪煙を上げて新雪に染まる甲斐駒の山裾を彩る桜並木。滅多に見る事が出来ない貴重なコラボレーションです。

麓近くの山裾まで新雪に染まる南アルプスと、少し葉が交るようになってきた標高760mの桜並木。

これでシーズン最後となるはずのなごり雪が去っていくと、八ヶ岳山麓の桜前線は標高1000mを超える高原地帯へと昇っていきます。

雪の止んだ朝に(2020.3.15)

暖かったこの冬。

雪の少なかった今シーズンですが、3月も中盤に入って急に降った「かみ雪」で白銀に染まる八ヶ岳山麓。

少し早く目が覚めた雪の止んだ翌朝。晴れ渡る空が広がりました。

日の出より少し前の北西の空。

うっすらと桃色に染まるビーナスベルトが稜線沿いに広がります。

西の空に19番目の月が輝く中、朝焼けに南アルプスの山並みが染まっていきます。

雪雲が晴れて顔を覗かせた、新雪を纏う甲斐駒を染める朝焼け。

新雪を装う北に聳える八ヶ岳も朝日に染まります。

少し西寄りに移動すると、ひんやりとした朝の空気に包まれた、雪原となった圃場の先に八ヶ岳のシルエットが映し出されます。

東から昇ってきた朝日が、新雪に染まる南アルプスを稜線いっぱいに照らし出す頃。

下弦の月がゆっくりと下っていきます。

氷点下3度まで下がった雪の止んだ朝。

八ヶ岳の上空には澄み切った青空が広がります。

日差しがたっぷりと降り注ぐ空の下、雪渓が輝く昼前の南麓側から望む八ヶ岳。

午後になると風が吹き始め、八ヶ岳の上空には雲が広がり始めてきました。

暖かな3月の日差しに照らされる新雪の山々。今夜は再び降雪の予報が出ています。

眩しい春の日差しと春の雪を繰り返しながら、八ヶ岳の山麓も少しずつ春へと歩みを進めていきます。

まだ早い春の午後、雪降る御射鹿池(2020.3.14)

東京では記録に残る最も早い桜の開花を迎えたとの事ですが、標高1000mに迫るここ、八ヶ岳南麓はまだ冬の装い。

暖かな日が続く3月ですが、時に朝の気温が氷点下まで下がる日も。

降り続く雨に洗い流されて、青空の下で美しく輝く甲斐駒の雪渓(2020.3.12)

雲は多めながら暖かかった金曜日。この気温で明日は積雪とはちょっと予報がおかしいのではないかと首を傾げながら迎えた週末。

明け方の雨が少しづつ雪へと変わり、昼過ぎの森の中は一面の銀世界へと変わっていました。

重たく湿った雪が降り続ける午後、山懐へと車を走らせます。

白銀に包まれる静かな奥蓼科、御射鹿池。

既に湖面の氷は解けて、水面には白銀を装う落葉松たちが映し出されます。

徐々に霧に沈んでいく、雪化粧をした落葉松の木々達。

降りしきる雪の中、ぽつりぽつりと登ってくる湖畔に訪れた方々は、思い思いにその景色を楽しまれているようです。雪降る御射鹿池降りしきる雪の向こうに映る、御射鹿池の水面。

静かな、静かな午後のひと時(Panasonic Lumix DMC-GX7Mk2/SIGMA 30mm f2.8DN Art)山を下っていくと、空一面を覆っていた雪雲が徐々に切れ始めてきます。

雪と共に乏しい光芒が雪化粧をした防風林の上へと降り注ぐ午後。

一面の雪原となった入笠山を望む圃場。

山裾に掛かる雲海が徐々に薄くなり、雲間からは光が零れ始めます。

うっすらと青空が覗き始めた雪原の上空。

夕暮れを迎えて、南の方から南アルプス上空の雲が離れ始めます。

雪雲が離れ始めた山並みから、雪化粧をした山裾が浮かび上がります。

明日は朝から晴れの予報。

雪晴れの空の下、雪化粧を施された美しい山々が望めるでしょうか。