台風一過、初冠雪、そしてまた台風(2017.10.23~28)

超大型の台風が通過した今週の始め。山に囲まれたこの地では、強い雨が降った以外は大した影響もなく、台風が過ぎ去った後には青空が望めました。

台風の残していった強い風が吹く朝。

空へと巻き上げながら、大きな弧を描く雲が山並を渡ります。水に浸かった圃場が激しい雨が降り続いたことを教えてくれます(2017/10/23)。

そして、冷たい雨が降り続いた翌日の朝。周囲の山々は雪化粧を纏いました。

少し早い冬の到来を告げる、甲斐駒の初冠雪。

振り向くと、八ヶ岳の頂上も白く冠雪しています。

朝靄の中、少し車を西に走らせると、諏訪の盆地は雲海の中。

一気に標高を上げて美濃戸口近くまで上がって来ると、漸く雲海を抜け出しました。

遥か遠く、南アルプスの山並みが諏訪の盆地に落ち込む更に向こう側に、白く冠雪した木曾の山々が望めます。

雲海の向こう、塩嶺越しに望む、北アルプスの山々。

こちらも真っ白に雪化粧をしています。これから半年余り続く、長い冬の間に眺めつづける景色を少し先取りです。

雲海を抜けると、冠雪した八ヶ岳の山々を望む事が出来ました。

北八ヶ岳の蓼科山と横岳。

紅葉する木々の向こうに望む、冠雪した天狗岳。

朝の眩しい日差しをいっぱいに受けて呼吸する、主峰、赤岳。

麓に降りてくると、雲海はすっかり晴れて、雪渓を戴き、落葉松色に染まる山裾を曳く八ヶ岳が望む事が出来ました(2017/10/26)。

そして、再び台風の襲来が予報される中、少し暖かい雨が降る週末。

山の上はすっかり次の季節に移り変わった事を実感させる、雪渓が育ち始めた、南アルプス、鳳凰三山。

小雨模様の中、雲間から望む甲斐駒も、深い雪渓を刻み始めています。

天候が悪いので山に入る事も叶わず。何時もの場所へ。今日も霧に包まれています。

小雨が降る中、深い彩に変わり始めた奥蓼科、御射鹿池。沢山の観光客の皆様がお越しになっています。

湖畔を次々に流れていく霧。

紅葉する木々を白く覆っていきます。

霧が通り過ぎると、鮮やかな深い彩の紅葉の森が水辺の向こうに広がります。

本降りの雨が湖面を叩くようになってきた午後、これから再び台風の到来を迎える八ヶ岳の山中は、静かに秋の深まりを濃くしていきます。

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季節は梅雨へ(2017.5.29~6.12)

仕事の都合で遠出が出来ない日々。

それでも、季節の移り変わりを留めたく、朝夕の僅かな時間を捻出してはシャッターを切り続けていました。そんなカットのうちから何枚かを。

遅れていた田植えも進んで、周囲の圃場は全て苗が植え揃えられました。

水面に映る山並みが望めるのも、もう僅かな期間です(5/29)。

梅雨入り前の夕暮れ、圃場に一条の光が差し込みます。夕日が西の空に沈んだ後、山並の向こうで雲が真っ赤に染まっています。

日射しが無くなると急に寒くなるこのシーズン。鮮やかな空の色とは対照的に、山から吹く冷たい風には肌寒さを感じます(6/4)。

梅雨を迎えて、少しウェットな南アルプスの空に雲が流れていきます。若々しい緑に包まれた圃場では、稲がすくすくと育っているようです。

圃場の脇では自家用でしょうか、早くも夏蕎麦の花が咲き始めています。最近特に増えてきたこのシーズンの蕎麦の栽培。新蕎麦までの繋ぎ需要もあるようです(6/9)。

今にも雨が降り出しそうな東の空を背に西に向けて車を走らせると、梅雨時とは思えない、鮮やかな夕暮れの空が広がっていました。日暮れを迎えると半袖では涼しいほどの梅雨寒の日々が続きます(6/11)。

ぐっと冷え込んだ朝。鮮やかな梅雨晴れの空の下、刈り入れを間近に控えた麦畑が視界いっぱいに広がります。こちらは出来るだけ雨が降らないうちに刈り入れてしまいたいであろう、麦秋を迎えた麦畑(6/12)。

梅雨空とはちょっとイメージが違うかもしれませんが、これも季節の一ページ。夕暮れを迎えて再び雨模様となってきた八ヶ岳南麓は、これから本格的な梅雨のシーズンを迎えます。

緑の中へ(2017.5.27)

雨上がり、風は強いながらも上々なお天気となった土曜日。

少しずつ冬物を片付けた後、陽射し一杯の午後に出掛けます。

午後の陽射しが差し込む明るい落葉松の人工林。

軽やかな緑が、森の中を染め上げます。

落葉松に囲まれて、黄緑色の新緑を装いう白樺の木。

緑の小路を進んでいきます。

緑に染まる、千代田湖の湖畔。テントを持ち込んで、ランチを楽しむ皆様が湖畔にちらほらと見られました。名物のレンゲツツジ開花はもう少し先。

緑に染まる森の中で包まれる昼下がり。

千代田湖の森を抜けて、谷筋を下ると、一番奥に位置する集落、松倉へ。田植えの済んだ新緑の棚田の向こうに杖突街道に下る谷筋が見えています。

緑の苗の間を抜ける漣。山里に広がる小さな海辺のワンシーン。

長く、長くなった日射しが西に傾く頃、綺麗に植えられた苗が広がる伊那谷のある小さな圃場にて。奥に広がる木々とのコントラストが楽しめるのも、このシーズンならでは。

5月らしい、気持ちの良い風が伊那路を抜けていきます。

 

 

新緑の八千穂高原と咲き始めたトウゴクミツバツツジ(2017.5.21)

晴天に恵まれた週末。

少し暑すぎるんじゃないのとのお話もありますが、恵みの日射しをたっぷり受けて、山は新緑に包まれます。

午後の陽射しを浴びる牧草地の向こうに裾野を広げる八ヶ岳。

今年は雪をたっぷりと残しています。昼を迎えて、気温25度と季節が一つ先に進んでしまったかのような夏日になった野辺山。八ヶ岳の上空にはうっすらと雲が湧き始めています。

海ノ口別荘地のエントランスも初夏の装い。落葉松もすっかり緑が濃くなってきました。

東にぐるっと廻り込んで、八千穂高原へ。八千穂レイクの周囲も新緑に包まれています。

駐車場の周りでは、トウゴクミツバツツジが早くも花を開き始めています。

まだ咲き始めのトウゴクミツバツツジ。周囲の木々も漸く花芽が付き始めた状態で、例の「高原の女王」はまだ蕾も硬いまま。月末頃には花を開き始めるはずです。

 

白樺も新緑の葉を広げつつあります。

足元にはゼンマイでしょうか。高原はまだまだ春を過ぎた辺り。

足元にはもうひとつ、可愛らしい落葉松の幼木。雪にも、冬の寒さにも負けず、少しずつ背を伸ばしていきます。

東の空には沸き立つ入道雲。風は初夏の心地です。

午後の陽射しをいっぱいに浴びる白樺林。八千穂高原の大好きなシーン。

緑の小路が林の中を縦横に抜ける八千穂高原。気に入った小路を見つけては、ゆっくりを歩んでいきます。

白樺の林に繋がる落葉松林の新緑に暫し浸りながら歩く、午後。

大きく育った入道雲が迫る空。この後、麦草峠を越えると暫しの通り雨となりました。

雨の上がった奥蓼科、御射鹿池。

新緑の若葉に包まれた夕暮れに、水鏡が浮かび上がります。少し先走り気味の空模様を追うように、季節は新緑から梅雨へと進んでいきます。

 

静かなGWの一コマを、田端森新田の鼎談桜(2017.4.28~5.4)

GWの八ヶ岳山麓。

有名な観光地やアウトレットモールには朝からひっきりなしに車が押し寄せていますが、メインルートをほんのちょっと外れると、普段とほとんど変わらない静かな時間が流れています。

普段ならGW前に満開を迎える諏訪郡富士見町信濃境、田端森新田の鼎談桜。今年はGWに開花が掛かることになりました。

GW直前の冷え込んだ朝。

すっきりと晴れた青空の下で、開花を待つ鼎談桜。

圃場に張られた水面に映る、甲斐駒と鳳凰三山の雪渓。

少し涼しくも、心地よい朝の空気に包まれます(4/28)。

開花を迎えた朝。水面に移る甲斐駒の雪渓も大分減ってきました。

咲き始めた鼎談桜。

2本(正確には3本?)の桜が並び立ちますが、左の桜の方が先に咲き始めます。

遠方からお見えになった方が、「もう散ってしまったのですか」と語りかけてこられたので、お見せした一枚。ここの桜は山桜の系統に属するようで、周囲の桜達より更に開花が遅くなります(但し、山桜らしく、開花と同時に葉も開き始めます)。

田圃の畔には、次の季節の到来を伝える菜の花が咲き始めています(5/2)。

雨は降らないまでもお天気が今一つのGW中盤。

日が昇り始めて、雲が切れかかったタイミングで、急いで自宅を飛び出します。

ほぼ満開となった鼎談桜が水面に映ります。

霞んだ5月の空をバックに花を開かせる、鼎談桜。

2枝に分かれた木の間から、南アルプスの山並みを望みます。

青空の向こうから射す日差しを受けて白と新緑の緑が交じり合う。既に葉桜になり始めた左側の鼎談桜。

雲を纏った甲斐駒をバックに。

こうして観てみると、確かに3本にも見えますね。

今週中にはあっという間に満開から散ってしまうであろう、鼎談桜(地元の写真家の方が名付け親です)。この時期だけ山里に広がる水面の畔で、名残の春を静かに謳歌しているようです。

撮影後には再び雲にすっぽりと覆われた八ヶ岳西麓。

緑に染まり始めた畔の向こうに広がる、今年の農作業シーズンを待つ畑には徐々に鍬の入る音が響き始めます。

 

 

静かなGWの一コマを、霧ヶ峰(2017.4.30)

世間はGW。

普段は静かなこの地も、この時期ばかりは有数の観光地ということもあり、多くの人々が押し寄せます。

インターから溢れ出す車から逃げるように、ちょっと静かな場所を探して。

この地域でも一、二を争う観光地でもある霧ヶ峰。

ドライバーの皆さんが車を走らせるビーナスラインからほんのちょっと外れた池のくるみへ下る道端にて。メインルートの裏側となるこの場所は車もほとんど通らず、枯草を揺らす風の音だけが響き渡ります。

何とも言えない碧空の色と、枯草が広がる霧ヶ峰。遠くにグライダーが横切っていきます。

丘の上に登ってみましょう。

日差しを浴びて、頭上を一気に旋回していくグライダー。

風の強い日には、上空を優雅に舞うグライダーの姿が楽しめます。

スポイラー(エアブレーキ)とフラップを一杯に広げて、アプローチに入るグライダー。

五月晴であれば、滑走路の向こうに雪を戴く中央アルプスや御嶽山が望めるはずですが、春霞に隠れてしまいました。

吹き流しのポールが斜めになるほどに強い風が吹く昼下がり。

ぼんやりした春らしい空の下、たっぷりの雪を湛えた八ヶ岳を遠望しながら手作りパンをかじる、ちょっと素敵なお昼休みです。

遅れて来た春と、その先の季節へ(2017.4.29)

標高1000m近くに位置する、八ヶ岳の麓。

既に初夏を思わせる陽射しとなる場所がある一方、ほんの僅かに移動するだけで季節の進み具合は、全く違った装いを見せてくれます。

少し寒気が入って冷えた朝。すっきりと晴れ渡った空の下には、まだ開花しない2本の桜の木。

八ヶ岳西麓の桜シーズンの最後を飾る一本、田端森新田の鼎談桜は、過ぎ去る蒼色の季節を惜しむように、もう暫しの眠りについているようです。

一方、標高1000mを越える高原に位置する、原村、中新田。

地元の方々によって催される、深叢寺のライトアップは今年も実施されています。

華やかというより、少し儚さすら感じさせる4月終わりの夜桜。

華やかな春の名残を惜しむ多くの方々が今夜も訪れます。

まだ少しひんやりする高原の夜に満開の夜桜。

名残の桜と、まだ咲かない桜に想いを馳せながらも、人の営みは季節に添って移ろっていきます。

水温む頃となって圃場に張られた水面には、まだ豊かに雪渓を湛える甲斐駒と南アルプスの山並みが映り込んでいきます。

週が明ければ清々しい風と緑溢れる、5月がやって来ます。