五月晴れの朝、水面に映る甲斐駒の雪渓(2020.5.8)

汗ばむほどの気温となった連休も終盤になって急に寒の戻りとなった八ヶ岳南麓。

休み明けの仕事始めとなる週末にかけて、カレンダーが1枚戻ってしまったかのような冷え込む朝になりました。

早朝の最低気温が2℃まで下がった金曜日の朝。日が昇り、朝靄が消えると上空には青空が広がり始めました。

澄み切った空気と爽やかな五月の風、そして鮮やかな五月晴れの空に惹かれて、通勤途中ですがちょっと車を止めてカメラを取り出します。

圃場に張られた水面に映る南アルプスの山並み。

透き通るような水面に並ぶ、植えられたばかりの稲の苗が風に揺れています。

穏やかな風に揺れる圃場の水面と稲の苗。

今年はたっぷりと雪を残す甲斐駒の雪渓も輝いています。

圃場を囲む木々も鮮やかな新緑に染まります。

新緑に染まる落葉松林越しに望む、南アルプス、鳳凰三山。

圃場の水面に新緑と雪渓が映り込んでいきます。

新緑に囲まれる雑木林で花開く木々。

鮮やかな新緑に囲まれる小道を往くと、出社を前にちょっと神経質になっているハンドルを握る心もすっと軽やかになります。

五月晴れの青空と新緑に映える木々、そして白銀の雪渓湛える南アルプスの山々。

八ヶ岳南麓に暮らす。その日々の生活に寄り添う、この日、この時だけのシーンを愛しみながら。

Panasonic Lumix DMC-GX7Mk2 LEICA DG Summilux15mm f1.7(2020.5.8 北杜市小淵沢町上笹尾)

空焦がす雷雲が去った夕暮れに(2020.5.6)

連休の最終日。

朝からどんよりとした曇り空は午後になると急激に悪化。

落雷の音が繰り返し響き、激しい雨が夕暮れ前まで降り続きました(瞬停で一瞬、照明が消えましたが仕事のPCはノートなのでデータは無事…ほっ)。

雨が小降りになってきた夕暮れ。

南アルプスを覆う雲が徐々に切れ始め、谷筋には雲海が伸び始めました。

食材の買い出しを終えて帰路に就く途中。

西の空を覆う雲が切れ始め、夕日が零れてきます。

圃場の水面を輝かす、雲間から差し込む夕日。

遙か遠くの雲を焦がす夕日がゆっくりと雲間へと下っていきます。

空をびっしりと埋める雲間から零れる日差しと夕日に照らされる雲が広がる圃場の水面。

振り返ると、八ヶ岳を覆う雲と山裾が夕日に赤く焦がされていきます。

日差しが西の空に沈むと、残照が西の空に広がる雲を焦がし始めます。

西の空に広がる雲間から零れる夕日が空一面を染め始めました。

谷筋を埋める雲海と上空に広がる雲の間から、残照が零れていきます。

雲間から筋のように赤く伸びる残照。

空を焦がす雲が圃場の水面へと映り込んでいきます。

やがて、上空を覆う雲が開き始めると、焦がし続けた残照もゆっくりと色褪めていきます。

夜半になっても時折響く遠雷。

連休も今日で終わり、徐々に日常に戻りつつある八ヶ岳山麓の山里。明日は寒気が入り込んだ少し冷え込む朝になりそうです。

 

春と新緑の狭間で(2020.5.3~5)

例年にないGWとなった今年。

本州でも有数の山岳観光地の入り口に位置する、ひっそりと静まり返った集落には、朝から戦前の訓令を思わせる有線放送が響き渡り、行き交う車がまばらな県道には鹿が跋扈し、道の真ん中で鳶が悠然と獲物を啄む。

人の存在が小さくなると野生が押し出してくる山里の集落、そんな中でも季節は途切れなく進み続けています。

曇り空となった日曜日。

昼下がり、新緑に包まれる落葉松林はしっとりとした空気に包まれます。

集落の境界となる谷戸の崖に延びる落葉松林の中に囲まれるように立つ山桜の木。

曇天の中、落葉松の新緑が作り出す庇に守られるように満開の花を咲かせます(2020.5.3)

夜半から昼前まで降り続けた暖かな雨。

夕暮れになって八ヶ岳を覆っていた雲が取れ始めます。

目の前を燕が飛び交う夕暮れの空。

雨上がりの澄んだ空気に包まれます。

雨に洗い流された夕暮れの空色は透き通る琥珀色。

水を湛える圃場の水面に残照が写し込まれていきます(2020.5.4)

明け方に広がった朝霧が晴れて、五月晴れの空が広がる朝。

雪渓輝く甲斐駒の麓に咲く山桜、満開を迎えました。

雨に洗われた清々しい風が吹き抜ける圃場。

眩しい朝日を浴びながら、暫し畦道を歩いていきます。

霧が晴れると抜けるような青空になりましたが、すでに南の空にはうっすらと次の雲が広がり始めています。

圃場の水面に映る山桜の木。

鳳凰三山の雪渓はずいぶん小さくなりました。

ぐるっと八ヶ岳をバックに回り込んで。

八ヶ岳山麓でも最も雪の少ない権現岳から編笠山の麓。

もう雪渓はほとんど見えなくなっています。

朝日を浴びる甲斐駒と鼎談桜と称される三本の山桜の木。

五月晴れの空の下で春の終わりを告げる姿を愛でつつ、来年も、再び此処で会える事を願って。

尾を曳く雲と眩しい太陽の周りに広がる薄い雲。

天気は下り坂のようです。

畦道を戻ると、頭上に広がる青空の下、約3週間にも渡る例年になく長い花の季節を終えつつある枝垂桜が、次の新緑へと手渡しをしているかのようです。

午後に入って急激に悪化した空模様。

人影が見えない山里の姿を想う様に、少し落ち着かない空模様が続きます。

 

冷え込む4月から艶やかな空広がる5月へ(2020.4.29~5.2)

例年より冷え込みが続いた4月の後半。

一足以上、早く訪れた季節が逆回転したかのような日々が続きましたが、次の季節の足音が徐々に近づいてきています。

ひんやりとした朝。

まだ残雪を残す、南麓側から望む八ヶ岳。

寒冷地の圃場は年に一回の収穫。早稲の品種に合わせて4月の終わりになると圃場に水が張られていきます。水面に映る山桜、圃場を整える時が訪れたことを告げてくれます。

帰宅途中の夕暮れ、窪地にある小さな圃場に映る甲斐駒の雪渓。

今年は残雪が多く見えています。

ひんやりとした夕暮れの空気。それでも春霞に覆われる夕暮れの空は艶やかに色づいていきます(2020.4.29)

朝の圃場。気温が高くなり、雪渓が消え始めた鳳凰三山と、まだ雪渓を湛える甲斐駒が見下ろす圃場の脇に立つ山桜。例年になく早く訪れた春ですが、その後の冷え込みに合わせるかのように、じっくりと花開く時を待っています(2020.4.30)

眼前に広がる圃場に水が湛えられ、田植えが始まる5月。

霞んだ青空と暖かい風は季節が移り変わったことを教えてくれます。

穏やかな凪のように水面拡がる夕暮れの圃場。

急に気温が上がって、初夏を思わせるような日差しとなった金曜日。

夕日に暖められた澄んだ山里の空気が西の空を染め始めました。

日没の瞬間。夕日が煌々と山際を焦がしていきます。

穏やかな風が吹く、山里の夕凪。

日没を過ぎて夜の帳が降り始めると、空の色は刻一刻、複雑に移り変わっていきます。カメラを楽しまれる方々が「マジックアワー」と称される時間が西の空でゆっくりと幕を閉じていきます(2020.5.1)

初夏を通り越してしまったかのように気温が上がった連休初日。

涼しくなってきた夕暮れ、何時もの道をちょっと外れて、甲斐駒を望む圃場の脇へ。

次の季節が訪れたことを告げる、この界隈で最後に咲く桜が、夕暮れの甲斐駒へ向けて花を開かせています。

甲斐駒を望む谷戸に咲く3本の山桜。

地元に在住される写真家の方が名付けた「鼎談桜」の名前でも知られる山桜です。

今年も満開の花を咲かせてくれました。

日没を過ぎて涼しくなってきた圃場を進むと、西の空に浮かぶ雲を夕日が焦がしていきます。

日中は気温が急上昇となりましたが、それでも5月は始まったばかり。

周囲が暗くなると、山から吹き降ろす涼しい風に乗って蛙の歌が響き渡ります。

冷え込む晩春の日々、名残の桜を(2020.4.23~25)

4月に入ってから季節が逆戻りしたような朝晩の冷え込み。

極端に暖かかった冬と例年になく早く訪れた春の足取りを整えなおすかのように、大きく地球が深呼吸をしているかのようです。

季節が一か月逆戻りしてしまったかのような、ひんやりと冷え込んだ朝。

それでも空の色は既に春模様。春霞の向こうに筋雲が曳かれていきます。

県境を渡る道の端。

他の桜達がそろそろ花を散らす頃になると漸く咲き出す、濃い紅色の蕾をいっぱいに付けた枝垂桜。冷え込みが続く中、例年通りゆっくりと花を開き始めます(2020.4.23)

4月も20日を超えての雪の予報。よもやと思いつつも夕暮れになると南アルプスの山並みを覆いつくす雲。急に、車が押されるほどに強く冷たい風が吹きつけ始めた後には激しい雨と共に霙と雪。慌てて帰路につきます(2020.4.24)

雨が上がった翌朝。

冷え込みがまだ残り少し肌寒いですが、朝から眩しい日差し。春霞の向こうに聳える南アルプスの山々は再び雪化粧。これほど遅くに雪が降るのはちょっと記憶にありません。

お昼前、早めの時間に買い物に行く途中で車を止めて、少し圃場の周りを歩いてみます。

甲斐駒を遠くに望む県境の谷戸。

山里の春もそろそろ終盤、景色も少しずつ彩を増していきます。

暫く歩くと圃場の脇に見えてくる大きな3本の山桜の木。

界隈で一番遅く花を咲かせる鼎談桜。4月に入ってからの冷え込みでまだ蕾は固いまま。春の訪れが早かった今年ですが、次の季節の訪れを伝えてくれる山桜の開花は例年よりちょっぴり早い程になりそうです。

八ヶ岳を正面に望む圃場の畔を歩きながら。

抜けるような青空の下、昨夜降った新雪が輝いています。

春霞の向こうに浮かぶ甲斐駒の雪渓。

お昼近くになると南アルプスの上空は暖められた空気でどんどんと霞んでいきます。

薄っすらと春霞に浮かぶ、晩春の新雪に染まる鳳凰三山。

一段上の圃場に上ると、甲斐駒を望む桜の木々が見えてきます。

小さな公園を囲む桜の木々。

標高900m付近の桜はもう散り始め。

名残の桜と新雪眩しい八ヶ岳。

山を下るひんやりした風と眩しい晩春の日差し。普段立ち止まることが少ない場所で、ちょっと歩みを止めて。

再び何時もの道を進むと、立派な枝垂桜の木が見えてきます。

付近にバイパスとなる広域農道が開通した後、めっきり車の通りが少なくなった静かな県道の脇、標高1000mを超える乙事の集落に佇む老木。今年も満開の花を咲かせています。

週末の食材と本を買って帰宅する途中。

山裾の脇道に立つ鳥居の前で。

桜の木も緑の葉が目立つようになってきました。

清々しい色を魅せる桜の花を愛でる季節も、もうすぐ終わりです。

寒冷な土地柄故に耕作期間が限られる標高1000mを遥かに超える圃場の脇で。

冷え込む日々ですが4月も終盤、次の季節の訪れを伝える山里の渚が広がり始めます。

春の嵐の後、澄んだ青空の下で(2020.4.19)

予報の通り大荒れの天気となった週末土曜日。

夕方になると日差しが戻ってきましたが、八ヶ岳は雲の中。

日没を過ぎて暗くなると、まるで壁のように聳える雲が八ヶ岳の稜線を覆っていきます(2020.4.18)

日曜日の朝。

夜が明けると眩しい日差しが差し込む八ヶ岳南麓。まるで5月の連休を思わせる眩しく暖かな日差しの下、心地よい風が谷戸を吹き抜けていきます。

山では雪になったのでしょうか。眩しい日差しを浴びて、南アルプスの頂上付近は雪渓が輝いています。

眩しい日差しを通して輝く枝垂桜。

標高900m弱に咲く枝垂桜、今年は寒の戻りがあったため長く咲き続けましたが、そろそろ散り始めの時を迎えたようです。

南アルプスの上空は抜けるような青空が広がりますが、八ヶ岳は沸き立つ雲の中。

少し登って、標高1000m台に広がる圃場の脇。遙か南アルプスを望む天空に咲く枝垂桜。

まだ春の嵐の余韻が残る強い風が吹く中、広がる青空の下、たわわに付けた薄紅色の花が揺れています。

山裾を覆っていた雲が切れ始めると、昨晩降ったであろう新雪に彩られる八ヶ岳の雪渓が見えてきました。

地上よりもだいぶ遅い山里の桜は今が満開の頃。

ひんやりとした雪渓に彩られる鳳凰三山をバックに花を咲かせる、葛窪の枝垂桜。

齢200年以上、最早失われて久しい信州と甲州の境にある番跡の脇で、時を経ても尚、咲き誇り続けます。

行き交う車も少ない、例年であれば多くの方々が桜見物に訪れる信濃境、高森の集落。甲斐駒を背景に県道越しに枝を伸ばす桜は今年も満開の頃を迎えています。

静かな高森観音堂。

時折、地元の方が通りかかるばかりですが、例年通りお堂の戸は開かれています。

静かな観音堂を囲む桜の木。昼下がりの眩しい日差しが降り注ぎます。

何時ものお店でお昼ご飯を買って自宅に戻る途中、小さな谷戸の前でふと立ち止まって。

抜けるような青空と甲斐駒の雪渓を暫し望みながら。静かな休日の午後は自宅でのんびりと過ごします。

四月のなごり雪、桜と共に(2020.4.14)

先週来の冷え込みがピークに達したタイミングで訪れた南岸低気圧。

所謂「かみ雪」が降るパターンですが、例年ですと4月も1週目くらいまで。既に夏タイヤに交換した後に降って湧いた大雪の予報に戦々恐々とする週末からの日々。

夜半に霙交じりの雨が屋根をたたく音が響く度に肝を冷やすこの数日でしたが、八ヶ岳の南麓は辛うじて降雪を免れたようです(もう少し標高の高い別荘地帯にお住いの方々は除雪に追われたようです)。

雪雲が去って抜けるような青空が広がる朝。

勤め先まで車で向かう途中、ほんの少し寄り道しながら、ピークを迎えた桜と新雪に覆われた山々のコラボレーションを楽しみます。

氷点下まで下がった冷たい風が吹く中、新雪に覆われる甲斐駒をバックに花を咲かせる、諏訪郡富士見町信濃境、田端の枝垂桜。

南アルプスの稜線もきれいに雪化粧をしています。

雪煙を上げて新雪に染まる八ヶ岳の山裾。

実は山裾が白く染まるのは「かみ雪」の時だけ。冬場の乾いた軽い雪はそのまま地面へと積もっていきますが、春先の重たく湿った雪は山裾を覆う落葉松の枝々にも降り積もり、山裾を白く染め上げていきます。

南アルプスの山並み、更に北側の入笠山方面は朝日を浴びて真っ白に輝いています。春先の雪はちょっと困りものですが、この時期だけの美しく染まる白銀の稜線。

寒の戻りで花を咲かせ続ける、北杜市小淵沢町、神田の大糸桜。八ヶ岳の裾野は東側まで雪で白く染まっています。

抜けるような雪晴れの青空の下、満開の花を咲かせる枝垂桜。

雪に染まる南アルプスの上空から下弦の月がゆっくりと沈んでいきます。

新雪に覆われる南アルプスの山裾へと続く、北杜市長坂町、蕪の桜並木。

雪煙を上げて新雪に染まる甲斐駒の山裾を彩る桜並木。滅多に見る事が出来ない貴重なコラボレーションです。

麓近くの山裾まで新雪に染まる南アルプスと、少し葉が交るようになってきた標高760mの桜並木。

これでシーズン最後となるはずのなごり雪が去っていくと、八ヶ岳山麓の桜前線は標高1000mを超える高原地帯へと昇っていきます。